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住友ファーマの「パーキンソン病」の人へiPS細胞の移植する国への承認は、2025年度以降に。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は2024年10月にも「パーキンソン病」の記事を書いて、それを2024年11月に掲載すると、SNSとか、このnoteにおいても、反響が大きく、いかに発症して悩んでいる人が多いのか、改めて考えさせられた瞬間でした。

難病は進行を遅らせる治療薬の開発しか現状なく、患者数に対して、研究が遅れているとは言いませんが、それほど完治というものが、難しい疾患なんだろうなと、当事者の方、研究者の方も悔しいんだろうと思います。

私が罹患する障害や病気も、障害は進行性ではありませんが、病気は進行するものもあって、患者数も多いものもある中で、完治するものは1つもない。

10個を既往歴の内、1つでも該当するものがあれば良いのですが、なかなか難しいことですね。

この記事では、大阪にある企業が、「パーキンソン病」の治療法を国に承認申請するのが、2025年度以降になるという、少し残念、でも当事者の方には大切なお話です。

2024年10月30日、本社が大阪にある製薬会社『住友ファーマ』は、神経の国の指定難病の「パーキンソン病」の治療に活用するため開発を進めているiPS細胞から作製した神経の細胞に関して、国への承認を求める申請を実施するのは2025年度以降になると、東京都内で開催した決算発表の会見で明らかにしました。

今回は、『住友ファーマ』が国への承認申請をしようとしている臨床試験(治験)の中身について、ご案内します。

『住友ファーマ』が、国に承認申請を求めている、iPS細胞を使った、臨床試験(治験)とは?

『住友ファーマ』は、京都大学のグループがiPS細胞から神経の細胞を作製し、「パーキンソン病」の患者さん7人の脳に移植した臨床試験(治験)のデータをベースに国に承認を求める申請の準備を進めてきました。

会見で『住友ファーマ』の社長の男性は、
「臨床試験(治験)のデータとしては想定通り、期待通りの結果が出ています」と説明し、その上で国への承認申請は2025年度以降になるという見通しを表しました。

会社は今まで2024年度中に国への承認申請を目指すとしていましたが、予定より遅れています。

参考:iPS細胞で作った神経細胞 国に承認求める申請 2025年度以降に 関西 NEWS WEB(2024年)

また、『住友ファーマ』の社長の男性は、
「データの解釈などに関して検討する議論を積み重ねていく必要があります。可能な限り、迅速に承認申請が行える様に、戦術を考えたいです」
とも説明しました。

2023年に公開された、あの映画が!

「パーキンソン病」とその患者さんを取り巻く環境を描き上げた映画【いまダンスをするのは誰だ?】を脚本も担当した古新舜監督が小説化し、発売しました。

元々映画の中で描きたかったという、主人公の会社での中間管理職としての葛藤や、病院での検査の様子なども今回の小説版に盛り込み、
古新監督は「映画のおよそ2時間では入り切れなかった体験談も差し込みました。中高生など、多くの方がこの本を手に取っていただけたら」と述べました。

小説版【いまダンスをするのは誰だ?】(ごま書房新社)から1500円で発売中(税込み)。

また、古新監督は、
『パーキンソン病』は社会の中で理解されないこともありますが、患者さんや病気のことを理解する機会になって頂きたいです
と言葉を込めました。

参考:パーキンソン病題材の映画を小説に 「病気や患者を知るきっかけに」 毎日新聞(2024年)

という記事も読みまして。この映画は自社メディアの方で記事を書かせて頂きましたし、映画公開から小説版が発売されて、小説の中で補足説明をしている話はよく聞くので、映画とこの小説版を読めば、原作者の方は2022年にお亡くなりになられたそうですが、

より「パーキンソン病」のことを知識が増えて、浸透して理解して頂ける機会になると思っています。


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