2020年7月の記事一覧
その9 夏らしくないけど
縁側、ひぐらし、夕立、薄暗い台所で飲む濃いカルピス、祭囃子の音、送り火、浴衣と花火の匂い……みたいなステレオタイプの日本の夏が好きなので、そんな空気の本が読みたくなる。
『天然コケッコー』(くらもちふさこ)の9巻のscene37は夏に必ず読み返したくなる、台詞のない美しい回。田舎の小さな村で夏休みを過ごすこどもたちの、泣きたくなるくらい日本の夏が詰まっている大好きなお話。
『なつのいちに
令和話題に上がる事はまずないちょっと昔の微妙な知名度のテレビゲームとその音楽の話1「ブシドーブレード」
初めまして、テレビゲーム大好きなDTMerわんにゃんシンフォニーこと吉本と申します。
最近bandcampの方からこういうアルバムを配信しました。
多感な時期に聖剣伝説3(※1)というゲームの音楽に衝撃を受け過ぎて体からゲーム音楽が抜けなくなってしまい、こんな事になってしまったのです。
と言うかそもそも聖剣伝説の音楽が今のゲーム音楽の礎になっているんだけどまあそれは置いといて、(例のジェスチ
音楽も映画もヲタクの諸君に朗報、GPPが選ぶ音楽映画傑作選
ハロー
imacを買って、大学生みたいな気分のGPPです
4Kディスプレイですよ
キレイだね 4K
勿論、君もキレイだよ なんつって
ガハハハ っておい、卵を投げつけるな
僕はW杯アジア予選後のキングカズじゃねえ
それにしても、ここ最近牛乳をよく飲む
牛乳は栄養満点で、カルシウム豊富
ジュースを辞めたら、無性に飲みたくなるな
これで、タバコ辞めたら最高ですよ
この前の夜勤明けなんか、ストロー咥えて
Not music but music, so strange but pop
20世紀の音楽における波長の混在と歪みが昇華されていくさまは見事だ。バシュラールはその輝かしい著作、”Air and Dreams”の中でいわゆる想像力というものをイメージを形成する能力に帰結させることなく、知覚によって得られたイメージを歪ませる能力だと断定した。暫定的に置き換えるならつまるところ想像力とは世の中に対するノイズ・グリッチの領域だ、と。
▶︎Ida66 - Umi
ストラビンスキ
その8 好きなタイトル
『どんなにきみがすきだかあててごらん』(サム・マクブラットニィ、アニタ・ジェラーム)。2匹のうさぎが相手をどれだけ好きだか言い合う絵本。しあわせなタイトルだなあと思う。
『模倣の殺意』(中町信)はタイトル通りぶりが凄かった。記憶を消してもう一度読みたい。
『悪魔に食われろ青尾蠅』(ジョン・フランクリン・バーディン)、タイトルに惹かれて買ったけどまだ読めていない。
『もうすぐ絶滅するという紙
多様性の中で生きる僕らの音楽のスゝメ⑨ 後
続きものですが分割しても読めます。前半はこちら。
後半です。
打たれた楔、その背景にあるもの
・レコード会社含め音楽業界のビジネス戦略
長らく書いてきた項でも少々触れてきたが、もう端的に言うと日本のビジネススタイル…というか処世術そのものである。
「このやり方が売れるのだからウチも」という方針はご多分に漏れず、物真似が音楽市場を動かしてきた…という論の一端はこれである。
一種軽薄にも思え
多様性の中で生きる僕らの音楽のスゝメ⑨ 前
前略。今回はロックの項になります。
では、続けます。
ロックの海外と日本の流れ(戦後~'80年代辺りまで)
その様は正にJポップのキメラ化とも相対されがちなのだが、それに関しては後述(※⑨ 後でさらっと触ります)。そして
…ここで一旦区切ります。多分この辺りからJポップの潮流へと繋がります。
そしてこの日本語ロックを皮切りに従来のロック路線とはまた違う、新たなロックの独自路線が展開され
その7 粟立つ楽しみ
わたしはすぐ鳥肌が立つ。音楽は反射に近くて、好きな展開が近づくと予定調和みたいに鳥肌が立つので可笑しい。本を読んでいて身体が粟立つ感じは音楽の時とはまた少し違う気がする。
『小さいおうち』(中島京子)は、最終章の一行目でミステリの謎解きみたいに鳥肌が立った。うまく言い表せないけど絹のような小説で、読み終わるのが惜しくて大事に読んだ。昭和っぽい言葉を見ると祖母のことを思い出して切なくなる。バタ