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*振り返る*

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過去に思ったこと、過去を思ったもの
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#境界性パーソナリティ障害

ごめんね

ごめんね

たぶん、そう

壊したのはわたし

あなたはただ純粋にわたしを想ってくれてたんだと思う

わたしが嬉しくなる言葉をたくさんくれた

寂しくならないように時間をつくってくれて

安心できるように声を聴かせてくれた

そう

幸せの時間をもらっていたのに

ほんの少しの寂しささえ我慢できずに

もっと、もっとと
求めていたのだと思う

あなたの優しい言葉に甘えて

その言葉をそのまま鵜呑みにして

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母の役割

母の役割

父の世界では母も役を与えられていた

与えられていたのか
自ら望んで演じていたのか
それは彼女にしかわからないが

彼女は崇拝的に父を愛していた
やはり父の言うことは絶対で
父の言葉を私たちに伝えるときも
どれだけ父が偉大で私たちのために愛情を注いでくれているかを
伝えるべき言葉よりも大事なこととして
事あるごとに言われてきた

少なくとも私は
彼らから温かい愛情を感じたことはない
条件付きの愛情

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思い出の恋

思い出の恋

どうして忘れていたんだろう
急に頭の中に浮かんで、あれ?って思った

あんなに純粋に恋をしていたのに
記憶の奥底に押し込んでしまってた

彼は
私を好きだと真っ直ぐに伝えてきて
何を差し置いてでも私を優先してくれて
私が何をしても怒らなかった

それはとても楽で
顔色を伺うこともしなくてよかったし
気を遣って言葉を選ぶ必要もなかった

私が楽でいられるようにしてくれる
そんな彼を私も好きだった

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父の世界

父の世界

私は父の世界の住人だった

両親の仲はよく子供たちもみんな明るく育ってた

家の中は笑い声が絶えなくて

家族でのお出かけ

イベントは常にみんなで楽しんだ

それが父の世界
父だけが望んで作った世界

私たちはその父の世界という舞台で
父の望む役をずっとして生きてきた

物心ついたときには妹がいて
少し年の離れた兄は私をよく可愛がってくれたように思う

兄弟仲はよかった

ただ両親の愛情のかけ方

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シンクロする感覚

シンクロする感覚

それぞれが持つ「感覚」

十人十色という言葉と同じように
感覚も十人十色
感じ方や捉え方は
それぞれにみんな違う

でも、ほんとにたまに
なにかの偶然が重なって
奇跡のような状態がおきたとき

「感覚」がシンクロする人に出会ったりする

過去に経験をしたけど
こわくなるほどに「感覚」が私そのものだった

生きてきた環境も、生活環境も、何もかもが違うのに
「感覚」だけが酷似していた

文章を読んで感

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妄想のままで

私、過去に人の首を絞めたことがあった

ほとんどが妄想だと思っていたけど

実際に1人いた

もちろん死んではない

3年半付き合った彼だった
すごく真っ直ぐに私を求めてきてくれて
私の冷たい心を溶かしてくれるような人だった

その優しさに甘えて
彼が私の思うようにならないとケンカをした
彼にとっては理不尽な言われようなものばかり

それでも好きだと言ってくれていた彼

愛を確かめるためにぶつかっ

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