高野山 世界遺産秋の旅 【壇上伽藍~奥の院編】
和歌山の山の中に、守られるように存在している高野山。
日本人よりも、外国人観光客にその魅力が発見されていましたが、コロナで大打撃。しばらくは訪れる人も少なく、おみやげ屋さんも閉まってました。
コロナ前は7割が外国からの旅行客(おもにフランスから)だったようですが、だいぶ戻ってきているのを感じました。
今回は橋本駅から、弘法大師空海ゆかりの世界遺産の慈尊院や丹生都比売神社を経由して、秋限定の『高野山麓世界遺産アクセスバス』で山道を登りました。
高野山の入り口である大門から壇上伽藍あたりも見どころがいっぱいなので、今回は壇上伽藍付近で宿泊。
壇上伽藍付近に宿泊すると、ライトアップされた寺院や、夜9時前から鳴らされる鐘の音に出会うことができます。
お天気が良ければ、満天の星空も見れます!
翌朝は、壇上伽藍から千手院橋まで歩きました。
壇上伽藍付近にある霊宝館は「山の正倉院」とも呼ばれ、国宝(21点)も所蔵しているので、一度は訪れたい場所です。
地味な感じがしますが、想像以上の国宝を見ることができます。
人気の精進料理のお店は、行列していることが多いので、ランチはお早めに!
今回は、精進ラーメン定食(千円)をいただきました。
大抵精進料理は諦めて、ごま豆腐をお土産に買って帰ります。
(精進料理を食べてみたい方は、宿坊に泊まりゆっくり夕食、がおすすめです。)
今回は千手院橋からバスに乗り、終点の奥の院で降りて、個性的な企業のお墓を眺めながら歩きました。
秋の奥の院は初めて来ましたが、今までで最もすごい人出!
(駐車場が満車になっていました。)
『へいわばし』を渡ると、英霊殿です。
いつもは静かな英霊殿が、お祭りのようなにぎわい!
英霊殿は、高野山の紅葉の名所だったことを今まで知りませんでした。
(毎年10月中頃~後半あたりが見頃のようです。)
初めて訪れる方は、一番奥の御廟にいらっしゃる弘法大師空海にお参りをし、一の橋(奥の院口)まで数々の戦国武将のお墓などを見ながら、ゆっくり歩くのがおすすめです。
(今回とは逆に、行きに一の橋(奥の院口)でバスを降りて歩き、始発奥の院からバスに乗って帰るほうが安心かもしれません。)
時代を問わず、敵味方も宗教も問わず、いろんな方が眠りたいと願う場所。
今回は友人を案内するミッションがあったので、見どころを詰め込みました。なるべくバスに乗りましたが、それでも11kmは歩いたようです。
高野山の町全体が『空海さんのテーマパーク』!
空気が澄んでいて、何度行っても訪れるたびに発見があります。
電車やバス・ケーブルカーに乗っているだけで、簡単に行けてしまう場所に聖地があることに、感謝するばかりです。