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美味しいおつまみがあれば…

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うっかり美味しいおつまみができた日はニヤニヤしています。
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2023年8月の記事一覧

似たものどうし

似たものどうし

「同じような子とばかり集まってないで、もっといろんな子と遊ばないと」

いつだったか担任の先生にそんなことを言われたことがあった。
そんなことを言われても、笑いのツボが違う人となんて楽しく遊べる気がしない。
あんなにケタケタ笑ってはしゃいだはずなのに、次の日にはもう、あれはいったいなんだったのかも思い出せないようなくだらないことで毎日その瞬間をつなげながら生きていた10代。
制服の胸ポケットには必

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普通。

普通。

三軒向こうに住むタロウ君は同級生だった。

タロウ君と弟のジロウ君は揃って坊主頭で真ん中の妹の花ちゃんは前髪パッツンのおかっぱ頭だった。
タロウくんは無口でいつも野球ばかりしていた。
私は2つ年下の花ちゃんとよく遊んでいた。
そんな山野家に遊びに行くといつもおばさんがおやつを出してくれた。
フルーチェだったりみかんの入った牛乳寒天やホットケーキ。特別豪華ではないけれど必ずなにかしらおばさんが手をか

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ワッサー

ワッサー

タカハシは今までの誰とも違っていた。

見た目は特別どうってこともない、クラスに1人はいそうなタイプだった。
良くも悪くも、ごく普通の。
全角がなくなって丸くなってしまった消しゴムがコロコロと床を転がって二列向こうの席の子の足元まで転がっていった。その行方を目で追って固まっていた手元に、角がまだ1か所未使用のきれいなままの消しゴムがポンと置かれた。
置いた手をたどるようにしてその先につながっている

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匂い

匂い

人間は顔じゃないと言われても、視線の高さ辺りに付いているものだから、第一印象の情報としてはどうしたって避けられない。
ただ、最初にいきなり高得点を獲得してしまうとあとあとなかなか大変なんじゃないかと思う。
見た人が勝手に知らないところまで期待をしてつけた高得点の9割は妄想点とも言えるからだ。
カッコいいからきっとやさしいだとか、身のこなしにそつがないだとか先走って得点を盛り付ける。
そして、その妄

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