無気力

念慮くん勢力が、強まった。


これまでは、何とかして仕事したいという気持ちが強かった。
だから、仕事に意識を振り切って、遅刻してでも会社に出社し仕事ができていた。

その方が、ましだった。
独りになると、死にたくなるから。


けれど、わたしが思うよりも早いスピードで、こころが壊れていってたらしい。

仕事のせいでも、会社のせいでもない。
むしろ、会社にも会社の人たちにも感謝の気持ちの方が大きい。

仕事での楽しさ、充実感がわたしの中で上がっている。
その一方、プライベートで受けたこころの傷(正直トラウマ)が深すぎるが故、思った以上にダメージも大きい。

絶望感味わわされたこともあって、どうしても無気力になってしまう。
そして、常に、わたしは自身に問いかける。

「このまま、わたしは生きていていいのだろうか?」
「プライベートで幸せになれないと決定打を打たれているのに、仕事だけの幸せで生き抜けるのか?」
「仕事が絶好調の今だからこそ、遺書だけ遺して飛んだ方が良いのだろうか?」

プライベートでの絶望感が、仕事での楽しさより勝ってしまっている。
その辛さ、虚無感で、遂に仕事にも影響が出ている気がする。

このままでは、どん底を突き抜けたところまで墜ちるだろう。
そこまで行けば、一歩踏み出すだけだから、逆に楽なのかもしれない。

けれど、どこかで現世にまだ希望を、ねがいを叶えたいとしがみつくわたしもいる。

その葛藤が、辛い。

辛さや悲しみの感情は、感じきっている。
それでも、浮上できるわけもない。

死にたいという相談は、主治医にはできない。
他に相談したって、当事者ではないから分かるはずもない。
わたしは、どうしたらいいのだろう。

何もできなかったけれど、そんな中今日はやろうということはできた。
それだけは、よかったよね。
それでも、辛いものは辛い。

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