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Ichizo Yoshioka の新世界

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2022年9月の記事一覧

新世界のあたま #363

この1年くらい、作る音楽のほとんどを自覚的に自分自身に向けていたと思っている。誰かに評価されたいと思う気持ちはもちろんある。あるけど、なかなかそこに届かせることができないので、もういっそのこと割り切ってしまって、ただひたすら音を作り続けることにした。この1年くらいを振り返ってみて、そのある意味で開き直ったような考え方がものすごく強まったように思う。そしてその状態で、ただ自分のためだけに音楽がやれて

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新世界のあたま #362

あともう何日かで毎日作文をしはじめて一年になる。良くも悪くも慣れてきたみたいで、書かないとなあと思って、なんとなくその日思っていたことをとっかかりとして書きはじめる。

最近は800字前後くらいの文章になることが多いが、だいたい10〜20分程度で書き終えることが多い。書きはじめたころから、別にスピードが上がっているわけでも落ちているわけではない。ただ最初のころは紙のノート上であれこれ考えをまとめて

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新世界のあたま #361

歌もの曲づくりのこと。

自然とライブに向けての作り方をしている。オンラインで配信するということ以外、とくに予定があるわけではない。

ライブで再現できるかどうか。オケを作って流せば、なんだって再現は可能だと言えるし、実際にそうやってライブしている人はたくさんいる。そしてそれが悪いわけでもないけど、青春パンクで育った俺はそれをやりたいと思わない。まず俺はどこまでいってもボーカリストだと自覚すること

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新世界のあたま #360

ある程度本格的な動画編集がしてみたくて、YouTube を観ながらソフトの使い方なんかを見よう見まねで学んでいる。

いろんな人たちがレクチャーするための動画を作っていて、いわゆるYouTuberだったり、その筋のプロだったりがいろんな手法を公開している。なかには本当の仕事案件を使ってレクチャーしている人なんかもいて、テクニックが容赦なく詰め込まれたようなものになっている。

まだまだやりはじめた

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新世界のあたま #359

歌ものやろうと思っている話のつづき。

弾き語りではなく、だけど極力それに近いくらい手軽えztいい塩梅でおもしくなりそうかというdことを考えて、試している。

現時点で、スマホのアプリ(FL Studio Mobile)で作ったビートに、さらにそのアプリで作ったシンプルなシンセのフレーズを鳴らして、あとは俺の歌と、そしてアコギの音を組み合わせて演奏しようと試みている。

アコギの音をアプリにあらか

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新世界のあたま #358

俺の体格はとても線が細い。とくに腕が細い。腕っぷしも当然弱い。というよりかは、誰かに殴られても殴ったことがないので、腕っぷしの具合がそもそもよくわからない。そういう人生をここまで歩んできた。

それがとてもコンプレックスで、腕っぷしの強そうな相手に対してはやっぱり萎縮してしまうことが多い。

ネットで少し見ただけの情報なので、詳しいことはわかっていないけど、浅倉未来がメイウェザーに負けたらしい。俺

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新世界のあたま #356

歌を歌いたいブーム。

ときどきやってくるこのブーム。そして確実に毎回去っていくブーム。だからブーム。

去っていく理由はけっこうシンプルで、2つある。ひとつはやりたいと思ったことができてしまって、飽きるということ。もうひとつは、歌を歌える環境って意外と少ないということ。

毎日曲を作っていて、いちばんいいなと思うのは、それをすることが自分のなかであたりまえになるということ。毎日やっていると、客観

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新世界のあたま #335

今使ってる iPhone が壊れたりした場合、Android スマホに乗り換えることを心に誓って2週間ほど経った。

乗り換えがいつでもできように、Android スマホでも使える FL Studio Mobile という作曲アプリを、今使っている iPhone にインストールして、自分の作りたいイメージの音が作れるかどうかを試している。

Android は仕様上どうしても iPhone ほど作

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新世界のあたま #354

ゴッホは生涯1枚しか絵を売ることができなかったという有名な話、諸説あるらしいけど、だいたい孤独な画家として後世に語り継がれている。

今みたいに物流が進歩していない時代、みんなアーティストになれる!みたいなことを誰も思ってなかっただろうけど、日常的に絵を描いていた人はたくさんいたんだと思う。中には趣味でものすごくクオリティの高いを絵を描きながら、ふつうに働いて楽しく暮らしていた人だっていたんじゃな

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新世界のあたま #353

サブスクの話。

メジャーシーンで活躍するミュージシャンが、サブスクが主流になった今の時代を嘆くとき、未だに「CDが売れない」という趣旨のことを話していることがある。

サブスクが流行りはじめたころは、CDとの音質の差を取り上げていることが多くあって、「サブスクは視聴機としてアリ」みたいなことを話している人も多かった。そして今、たとえば Apple Music はロスレスでの配信に対応していて、C

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新世界のあたま #351

定期的にHIPHOPのビートメイキングについて興味が湧く。そのたびに、これを俺がやってもしかたがないというところに着地する。

古いブラックミュージックをサンプリングして、再構築し、そこにビートを重ねるというオーソドックスな手法に惹かれる。とくにサンプリングの部分がおもしろいと感じる。もともと楽曲として成立してるものを分解して、まったく別のものに構築しなおしていくという作業のなかで、いちばん大切な

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新世界のあたま #350

昨日、誰かに何も求められているわけではないのに、自分のやりたいことを勝手にやっているだけで俺は今とても忙しいと書いてから、忙しさについて考えている。

俺の忙しさはただの幻想だ。現代日本人はとにかく忙しいけど、考え方によっては、ちょっと強引だけどあれはすべて幻想だということも言える。

悪い意味でに忙しさに埋もれてしまうと、余裕を失ってしまって、何かを挟み込む隙間がなくなってしまう。たとえばそれは

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新世界のあたま #349

俺はよく飽きる。

音楽的にやらなければならぬこと、みたいなものが今は落ち着いていて、ほとんどやりたいと思うことだけをやっている。言わば暇なのだが、こんな音楽が作りたいと思うものはあるので、そのイメージに近づけられるように、誰に求められているわけでもなく勝手にひとりで忙しそうにしている。考え方によっては無敵のような状態だ。

「これがやりたい」と思ったら、良くも悪くも他のことをそっちのけにしてそれ

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新世界のあたま #348

ひきつづき夜な夜な音作りについて、考えては試してをくりかしている。

かれこれ1年くらい前から使いはじめたLogicという作曲ソフトに、Alchemyというシンセサイザーがある。ものすごく多機能で、これを使うためだけにLogicを買っても損はないと言われているようなものだが、なんとなく、とくに大した理由もなく、俺はこれをほとんど使っていなかった。

自分の作りたいと思う音を、今すでに手元にある環境

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