新世界のあたま #361

歌もの曲づくりのこと。

自然とライブに向けての作り方をしている。オンラインで配信するということ以外、とくに予定があるわけではない。

ライブで再現できるかどうか。オケを作って流せば、なんだって再現は可能だと言えるし、実際にそうやってライブしている人はたくさんいる。そしてそれが悪いわけでもないけど、青春パンクで育った俺はそれをやりたいと思わない。まず俺はどこまでいってもボーカリストだと自覚することはなくて、あくまで歌の入ってる曲をやろうと思っているだけなので、歌以外のことで手が止まることを、俺自身が許容できない。

そんなことをあれこれ考えながら、作っていておもしろい、演奏していておもしろい、なおかつ今手元にあるものでやる方法を考えていたところ、ちょうどいい塩梅の方法を作ることができた。

たまたまあるものでできた、と思っていたけど、機材をむやみやたらに買うこと避けてきたおかげで、手元にあるものがすでに自分の肌にしっくりくるものだったということだと思う。

俺にはたぶん瞬発力がある。逆に言えば、ちゃんと煮詰めずに走り出して失敗することも多い。歌もの計画については、つい最近もライブで再現するのが非常にめんどうな組み方をしてしまったのと、まわりの評判は別としてあまり自分のなかでしっくりこないところがあったせいで、すぐにやめてしまった。

今回はそれを踏まえたうえで準備しているので、同じ轍は踏まないつもりでいる。だけど、こういうことって本当にライブで試してみないと結果がわからない。

作るという作業と、本番で演奏するという行為の間を繋ぐのが、要は練習だ。バンドで活動していると、自ずと練習をする機会が生まれやすいけど、一人だと割と作った時点で納得してしまうことが多い。

練習もひっくるめておもしろがれるような仕組みが必要なのだろうと思う。今、そんな段階にいる。


今日のMUSICTRICAL

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