サイコパスについての世界初実証と僕の経験による傾向と対策【認知神経科学】
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常軌を逸した行動をする人を「サイコ野郎」などと揶揄する事はSNS上でも散見されます。
※『サイコパス』にも触れている記事(頂き女子・配信女子と詐欺)はこちら
以下、犯罪でもその猟奇ぶりが際立つ『サイコパス』について、世界で初めて実証に成功した論文をもとに、私達の生きてる社会の中に存在する『サイコパス』の特徴と僕の経験を論文と照らし合わせ、傾向と対策を綴ろうと思います。
魅力ある人と反社会性パーソナリティは紙一重です。
以下にパートに分けて説明していきます。
「あんなに素敵な人だったのに捨てられてしまった。私が悪いんだ…。」と落ち込んでる皆様には是非読んで欲しいです。
ショックだった出来事が逆に良かったのかもしれないと読んで頂いた方々にとってのプラス体験に置き換わる事を願います。
サイコパシーを感じる犯人が実際に起こした事件を【CASE】として取り上げていますが、いずれの犯人も逮捕されるまでは周囲の評判は良かったのです。
つまり、評価など当てにならないのです。
真面目で頑張り屋で一途な人ほど「こうだったからダメだったんだ、評価されなかったんだ。」と繊細に考え込んでしまいますが、必ずしもそうではありません。
失敗と成功もまた、紙一重なのです。
では、始めて参ります。
はじめに-サイコパスに関する世界初実証-
では、そもそも「サイコパス」とは学術的に見て、どういう特徴のある人物なのか。
世界的に実験・研究が行われています。
阿部修士 こころの未来研究センター特定准教授/Joshua D. Greene 米国ハーバード大学教授/Kent A. Kiehl 米国ニューメキシコ大学教授らの研究グループは、反社会性パーソナリティ障害である「サイコパス」は、ためらうことなく、半ば自動的に嘘をついてしまう傾向があり、その背景に前部帯状回の活動低下があることを世界で初めて実証しました。
本研究成果は、2018年7月3日に英国の国際学術誌「Social Cognitive and Affective Neuroscience」のオンライン版に掲載されました。
阿部修士氏は京大准教授でもあります。
以下、2019.09.26にupdateされた記事より引用します。
第一章 サイコパスはためらわない?−嘘つきの脳のメカニズム-
サスペンスドラマだと血も涙もない連続殺人鬼が「サイコパス」と呼ばれていたりしますよね。
映画では『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士を思い浮かべる方も多いかもしれません。
躊躇のなさと瞬時の悪質な嘘には相互関係がある事を以下で、科学的、且つ、経験に基づいてポイント整理していきます。
また、『サイコパス』の脳に関するメカニズムを実証データに基づき、紐解きます。
第二章 正直さと不正直さの科学
阿部先生は、人間の意思決定について、とくに正直さ、不正直さという点に焦点を当てて、脳のメカニズムの研究をしています。
例えとして
コンビニでおやつを買って、もらったおつりが100円多かったとします。
Q.そういう時、皆さんはどういう行動をしますか?
A.僕は瞬時に「お釣り多いですよ」とその分をお返しします。
それ以外の経験をしていません。
理論的に言えば、レジの店員が困ると想像できますし、自分も気持ちが悪い上に、理性が働き、犯罪者になるのが嫌だという心理に落ち着くからです。
一方、僕の経験上『サイコパス』は理論的に筋が通らない事を押し通してくる習性があります。
知性はあるのに、理路整然としていない(or 歪んだ理論)、もしくは、理性が感じられない人は『サイコパス』の可能性があります。
(代表例:自分は良くて他人はダメという人)
この実験のケースでは
a)100円をスッと返せる人
b)葛藤しながら返す人
がいます。
これは、振る舞いは同じでも違いがありますよね。
他にも
c)迷いつつも返さない人
d)ほとんど罪悪感なく持って行く人
e)罪悪感が全くなく持って行く人
もいます。
僕は迷わずにa)を選択します。
このような個人差のある正直さ・不正直さには、脳の働きが連動しているということがある程度わかってきているのです。
具体的に脳の働きを測る上で
①生きている人間の脳の活動をMRIで間接的に測定して、その間に心理学的な課題をしてもらう『脳機能イメージング』という手法
②脳損傷がある患者さんを対象にした神経心理学の方法を併用
しています。
第三章 心理学と脳科学の違い-認知神経科学の領域-
そもそも、心理学と脳科学の違いは、どこにあるのでしょうか?
心理学では、基本的に人間の行動をできるだけ客観的に評価するという研究手法がとられます。
ただ、脳の働きについてのデータを取るとは限りません。
でも、私たちの心の働きというのは、大部分が脳のはたらきによって支えられています。
その心の働きを理解するために脳の活動を画像で見たり、脳が壊れた場合の行動を見たりするのが『脳科学』。
専門家の間では『神経科学』といいます。
心理学と神経科学の境目に位置していている分野は『認知神経科学』と呼ばれています。
上述した研究成果についてはこちら
第四章 サイコパスの特色
世の中には嘘をつきにくい人や、まったく嘘をつけない人、あるいは嘘ばっかりついてしまう人など、いろいろな特徴をもつ人がいます。
中でも『サイコパス』と呼ばれる人々は、平然と嘘をついたり、人を騙したりする傾向が顕著であるとされています。
そして、その多くは、犯罪を犯して刑務所に収監されるといわれています。
アメリカには受刑者を対象に、心理学・神経科学の研究を精力的に進めている研究者がいるため、阿部先生は一緒にニューメキシコ州の刑務所に収監中の受刑者を対象とした実験を行いました。
サイコパスは大きな枠組みとしては『反社会性パーソナリティ障害』に位置づけられ、『反社会性』という言葉通り、暴力をふるったりルールを守らなかったりといった特徴が見られます。
また、その中には
・良心や罪悪感、共感性の欠如、冷酷さ 等
いわゆる感情の問題をもつ人たちがいます。
こうした特徴に該当すると『サイコパス』と呼ばれます。
《参照》サイコパスによる実際の事件
【CASE】名古屋大学女子殺人事件
・特徴:罪悪感の欠如、冷酷、リケジョ
・学生生活:学業やスポーツが優秀で、個性的だが、明るく人気者だった
・反社会性:小学生の頃から薬品を使っての事件を企てたり、中学生になると強い殺人願望が芽生えていた
・事件:高校時代には「タリウム事件」、大学生になってからは放火や殺人事件を起こした
・ポイント:明るく活発で成績は優秀な反面、冷酷で短絡的な思考・行動に躊躇がなく、犯罪性向が極めて高い
・判決:無期懲役
第五章 サイコパスは先天的か?
『サイコパス』は先天的な要素、つまり遺伝的要因は大きいだろうといわれています。
但し、後天的な要素、つまり、周囲の環境からの影響を否定するものではありません。
脳の中では『扁桃体』という、感情の処理にかかわる領域が不具合を起こしているという説が主流です。
サイコパスの人は感情の部分が鈍くなっているため、誰かを泣かせたり、怒られたりしてもあまり気になりません。
特に、罰に対する感受性が鈍い。
そのせいで、道徳的な価値観などを形成できないまま育つと考えられています。
周囲にこのように鈍感で、問題を起こしても全く反省の色が見えず、道徳心が感じられない人はいないでしょうか?
また、そういう人に傷つけられた事はありませんか?
もし、そのような経験があった場合の対処については、最後の方にまとめていきたいと思います。
第六章 サイコパスの見分け方
ここまで記事を引用し、『サイコパス』の特色について触れました。
思っているより研究が進んでいる一方、僕の中での『サイコパス』と思われる人物像と合致します。
人間誰しも嘘をつく事はあります。
僕も当然あります。
ただ、僕のようなサイコパシーが低い人間は、すぐ分かる嘘しかつかず、なるべく人を傷つけないような嘘を考えます。
他方、以前書いた記事でも扱ったような『サイコパス』は上述してきたように、瞬時に嘘をつけ、(詐欺含め)人を騙す事を厭わず、良心・罪悪感・共感の欠如が見られます。
精神分野の専門家がそういった人(サイコパス)に向いてる職業として『アイドル』を挙げられたのは、職業差別ではなく、ある意味、整合性がとれるからです。
(勿論、アイドル全員ではありません)
昨年、YOASOBIの『アイドル』がヒットしました。
感情の機微に鋭いアーティストが書いた歌詞には次のような言葉が出てきます。
"今日も嘘をつくの
この言葉がいつか本当になる日を願って
それでもまだ
君と君にだけは言えずにいたけど”
ある意味、嘘をつかないとアイドル活動は続けられません。
年頃なら当然恋愛したいですし、好きな人がいても「います」と言えない、交際中でも「付き合ってまーす」とか、「処女喪失しました」などと言う方はほとんど存在しません。
※僕の印象の中では、AKB総選挙の時の須藤凛々花さんくらいですかね。
(「アイドルらしくない」「ファンに失礼」などのコメントがあったようですが、僕は正直で人間らしくて良いと思います。交際している相手がそういう言動をとったら、僕は全力で守ります。)
「今日も嘘をつくの」と歌詞にある所からもそれを受け取ることが出来ます。
そして、通常、無理筋である嘘が本当になることを願ってる訳です。
当然100%ではないものの、専門家の見識や同じ業界にいるアーティストの歌詞から、嘘をつけない人には難しい職業の1つとは言えると思います。
また、経済団体の職員をした経験から、経営者や政治家にも『サイコパス』がいる事を確認しています。
通常接してる時は、寧ろ魅力的な人柄だったりするのですが、周囲の人に聞くと全く印象が異なる人がいます。
例えば、すごく腰が低く、経営感覚も鋭いのだが、コストカットを考えた上での解雇に全く躊躇がない。
経営状態が余程酷いなら別だが、そうでもない場合も往々としてありました。
政治家も、話すと面白いし、勉強になる人だとしても、裏でやっている事は汚職に躊躇がなかったりします。
当選することや立場は安定しているか否かもあまり関係ありません。
※行動に躊躇がないという特徴は殺人事件を起こす犯人と同じ
露出が多い職業は、多くの人と接する機会が多いため、表面的には魅力的なのだが、内面やしている行為はその逆という事は「あるある」だと感じました。
(アイドルと同じく全員ではありません)
そのため、一見魅力的なのと、人格が素晴らしいのはイコールではないというのが僕の経験から得た結論です。
※他者の気持ちを想像出来ない人に多い目の特徴は割愛します。(後日書きます)
これからは、どの業界・職種にも、生成AIが導入されていく訳ですが、その際に、どの業界にどのような脳の仕組みを持つ人が多いかも研究されると思われます。
僕は、唯一、生成AIで再現出来ない職種は芸術ではないかと考え、目的意識を持ちながら、即興詩などを書き続けています。
生成AIで、それっぽい作品やコピーは作れても、個性が異なる感覚的で前衛的な表現をするのは難しいからです。
一方、生成AIを使ったディープフェイクは国会でも問題視され、規制が検討されています(韓国では規制強化の法案を可決)。
第七章 サイコパスとの恋愛と学び
第三章で書いてあるように、僕も嘘には種類があると思っています。
瞬時に人を傷つける狡猾な嘘を思い付き、嘘が発覚しても認めない自己中心的な人間は、サイコパシーが高いと判断します。
なので、一概には言えないのですが、異性のアイドルだからといって、接する態度は変えません。
それは、一般人にも言えることです。
サイコパシーの高さを感じる異性とお付き合いした場合、交際中も別れた時も、相当なショックを受けます。
一般人にとってのアイドル同様、サイコパシーが高い人は魅力的な人が多いのも事実だからです。
しかし、そこには上述したように先天的・遺伝的要因が強く考えられるので、その部分で折り合いをつけるしかありません。
仮に失恋したとしても、もしかしたら、何らかの事件やトラブルに巻き込まれなくて済んだのであれば、それも正解かと思います。
正解・不正解というのは、法律に関わること、交際中・婚姻中であれば一般的に貞操に関わること以外、誤りとは言えません。
つまり、そのような行為をしていなければ、仮に失恋したからといって、答えのない自問自答で自分を責め立てる必要はないのです。
そもそも、根本的な部分が全く違うわけですから。
第八章 サイコパスに関する仮説と傾向‐自己愛性‐
あなたが真正直な人だと仮定します。
誠意を尽くしても、その愛、気持ち、行動が恋人や職場の上司・経営者などに伝わらない場合、もしかしたら、相手が『サイコパス』かもしれないのです。
僕が接したサイコパスは、タイミング的に関連性がない時、また、こちらが弱っている時に、突き落とすような言動をしてきます。
また、機械的で、制約が多く、他者の為の感情表現が欠落(自己表現は出来る)しており、言動が不一致です。
言動が不一致と言えば、福祉施設や介護施設の職員で通常、労る気持ちの大切さを学び、社会的弱者と呼ばれる人と接しているはずなのに、殺人事件を起こす人物がいるのも大きな事例と言えます。
様々な事件の判例からも導き出されるのは、ご紹介した通り、どんな職業・役職でも聖職などないという事です。
尚、僕がなぜ目立つ職種に『サイコパス』が多いのかを考えるにあたり、1つの仮説を立てました。
それは『自己愛性パーソナリティ障害』を持っているということです。
【CASE】調子に乗りすぎた自己愛性人格障害の疑いがある元モデルの容疑者
自己愛が強いゆえに、例えば、自分の生活レベルを下げることが許せないのです。
人生で失敗・挫折することや損することなど、日常的に起こることですが、それを徹底的に嫌う余り、上手くいかなかったツケを他人に押し付ける行動が見られる傾向があります。
前述した経営者などもそうです。
従業員が何か悪いことをした訳ではないのです。
自己愛のために、他者を犠牲にしたいと思いますか?
僕は全く思いません。
人としての品格に欠けているからです。
僕の経験や仮説の証明はこちら
第九章 サイコパスへの対処法
これらを勘案して考えると、中々上手くいかない人生も、意図して誰かを貶めたり、犠牲にしたりせず、真正直に生きて来られた方々は、ポジティブ要素が増えていくはずです。
ZORNの『Life Story』という曲のlyricに出てくる通り、"まっとうに生きるのがかっこいいと信じる”ことです。
職種、立場、生活レベル、ルックスだけではそのカッコ良さを判断出来ません。
ZORN『Life Story』の視聴はこちら
反面、『サイコパス』にはそのカッコ良さの意味が分からないと思われます。
立場、肯定感、達成感のためには、人を貶める行為も平気で出来るからです。
もしも、今まで真面目に生きてきたのに、人生が好転しない方は、出会ってきた人に問題があったのかもしれませんよ。
真面目に生きているという事実だけでも、犯罪を企てたり、犯すような人間や自分のために他人を貶める人間より遥かに人として出来ており、理性や道徳心があります。
出会うべき人に出会ってなかっただけなのですから、落ち込まないで下さいね。
本記事は、自分の経験から『サイコパス』について実証論文を参照しながら書いてみようと思い、綴りました。
全て確定事項とは言えませんが、少なくとも個々人が日常で接する人の中、或いは、社会の中には、相当数(日本では10人に1人の割合/1200万人とも言われている)の『サイコパス』が存在し、そういった人は『反社会性』傾向が強い事を念頭に入れておく必要があると考えました。
10分の1といえば、例えばスーパーや一般的な職場の中に、必ず『サイコパス』がいる割合です。
確率的にどこで理由が不明(不可解)な事件が起こってもおかしくはないのです。
【CASE】新潟市小2女児殺害事件
もし、あなたがどれだけ相手の事を思って、真摯な行動をとっても、酷い仕打ちを平気でしてくる人は『サイコパス』を疑い、距離感を測る事も生きる上では重要であると僕は考えます。
一見魅力的だからと、それを以て、全て託すような行為のリスクについて、失敗経験があるからこそ、僕自身も日々の生活の中でこれらを肝に銘じ、真っ直ぐありのまま過ごしたいと強く思います。
そう思う理由は、目的意識を持ち、真っ直ぐありのまま生きると『サイコパス』と付き合うことはあっても、思考を歪められずに対峙できるという経験があるからです。
周囲に『サイコパス』がいた時の対処法として、少しでもお役に立てる事を願って。
さいごに ダークトライアドについて
今までの文章にも出てきましたが、
・ナルシスト(自己愛性)
・マキャベリスト(謀略術数家)
・サイコパス(精神病質)
を統合したものとして、ダークトライアドというものがあります。
別称『黒い大三角』とも呼ばれるダークトライアドは反社会性パーソナリティを抱える人に当てはまるものであり、深く関わってはいけない人の特徴です。
例えば、僕は社会人になって、後輩や新入社員をいじめたことなどありません。
それは、自分がそういう期間を経ているからです。
通常はそう考えるのですが、パワハラなどハラスメントをする上司・先輩などは全く思考が違います。
そういう人物に人生を左右されるなんて、勿体ないです。
相手がまともじゃないだけなのです。
ネットにダークトライアドテストがあるので、怪しいなと思う人の特徴を調べたり、知った上で、度数の高さを調べてみるのも、対処法の1つだと思います。
どちらにせよ、良心の呵責も認められないくらい反社会的な性格の相手に、何を説明しても無駄なので、理不尽な事が続く場合は、自分からその人や場所から離れましょう。
仕事が一時的になくなる事など、命を落とす事より比較出来ないくらいマシです。
ハラスメントや一方的な絶縁をしてきた相手のその後を見てみて下さい。
『因果応報』という言葉通りの人生になるはすです。
その期間は社会保障制度に頼れば良いのです。
犯罪やハラスメント、裏切りなど迷惑ばかりかけながら、社会でのうのうと生きてる人も沢山いるのですから、1ミリも気にする必要もありません。
そのためにも日本国民全員、高い税金を払っているのです。
ご自身のダークトライアドの度数もお試しで調べてみても良いでしょう。
▼ダークトライアドテスト
©2018 Yuyu#6
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