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マーケティング学者と事業者との分かれ道。マーケティングミックスは7つも要らない
愚直にマーケティングの本を鵜呑みにする10年間を経て、実務にまみれてみて痛感してることをまたくっちゃべってみました。
https://colleagues.co.jp/sales-lab/7p-marketing/
コトラーいわく、サービス業は製造業などと違い無形商材であり、時間という概念なども関わることから、
サービス業におけるマーケティング・ミックスは従来よく見る4P(Product、Price、Place、Promotion)だけではなく、これに3つのP(Personnel、Process、Physical Evidence)を加えて7Pとするという。
ただ、この3つのPは畢竟、いずれもProductに内包されるのではないか。
ここからが学者と事業者との分かれ道だ。
真理を追い求める学者はどんどん細分化をしていくが、事業者である我々には4Pで十分に事足りる。
そもそも、7P登場の背景は、20世紀後半のサービス業の台頭により従来の製造業中心のマーケティングミックス(4P)での分類が収まり難くなってきた事に起因する。
いわば売り物(Product)の変容に併せての細分化である。新たに加えられた3つのPは、概念のサイズ感として、従来の4Pと並び立つものではなく、それよりワンサイズ小さなものであろう。
あくまで4Pの1つであるProductをサービス業固有の性質にチューニングする目的で新たに置かれたフォルダに過ぎない。
従って、我々事業者は、仮にそれがサービス業であったとしても、従来の4Pを基軸として各施策を進めていけばよいものと私は主張したい。
もちろんProductの解像度を高める上で、3つのP(Personnel、Process、Physical Evidence)は大いに有用ではあるので、Productの改善の中で活用していけばよい。
そもそも、日夜仕事に追われている我々事業者は7つもの分類をいちいち覚えていられないものだ笑