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①絵本レビュー【お立ち寄り時間1分】コーヒーのおつれさまは?―愛おしいおばけとサラリーマン―

夜の読み聞かせは、ひそひそ声でする。
我が子が、自然に、ウトウトと眠りにつけるように。そんな夜の読み聞かせには、全く向いていない絵本がある。

それが、たなかひかるさんの『おばけのかわをむいたら』だ。ギャグ漫画の金字塔『サラリーマン山崎シゲル』シリーズでお馴染みだ。

こちらの作品は、言うまでもなくお腹がよじれる。腹筋をせずとも読むだけで、見事なシックスパックが出来上がる。1コママンガなので、忙しくても、隙間時間で楽しめる。ただ、電車の中などの公共機関では、おすすめしない。笑

話は戻り、こちらの『おばけ』シリーズは、全2巻まで発売されている。(しりながおばけは、2巻↑)表紙からも分かる通り、一つ一つの絵が大きく、ビビットな色使いで我が子も一目惚れだった。

また、各ページのおばけをむくとあらゆる『もの』が出てくるのだが、その『もの』で展開されるサイドストーリーにも注目だ。是非ともお気に入りの『おばけ』を探して欲しい。

そして、これまでのコミカルなストーリーから一転、最後のオチ『おばけ』の『ある意味』ゾッとする部分の回収は、必読だ。シュールで独特な世界観は、大人も一緒になって楽しむことができる。

本日のコーヒーのご相手に、『おばけのかわをむいたら』はいかが?

そうそう、この『おばけ』とってもいたずら好きなので、ご注意を。

それでは、またうそうそ時に。

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