2024年1月の記事一覧
【後編】第96回アカデミー賞のスルーとサプライズ
昨日に引き続いての第96回アカデミー賞のスルーとサプライズ、主要6部門編です。
スルー/Snubカラーパープル(作品賞)
オスカーを狙って年末公開した本作は、スピルバーグ版は作品賞にノミネート。
ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルではありますが、再映画化はやはり難しいことがよくわかります。
グレタ・ガーウィグ『バービー』(監督賞)
元々監督賞は複数の女性監督のノミネートが期待
【前編】第96回アカデミー賞のスルーとサプライズ
第96回アカデミー賞の候補から監督賞からグレタ・ガーウィグが、主演女優賞からマーゴット・ロビーが外れたことが議論の的になっています。
このことについてウーピーがコメントしていて、「ほんとそのとおり、ハイ!議論おしまいっ!」という感じなのですが、これはいかに『バービー』が愛された作品なのかということがよくわかる出来事です。
コケる可能性すらあった『バービー』が興行的に成功し、作品賞にまでノ
『哀れなるものたち』はエマ・ストーンによるエマ・ストーンのための映画
ヨルゴス・ランティモス監督を知ったのは、たぶん2012年のことだったと思う。
(いまもですが)働き盛りだった自分は、現在ほど熱心にオスカーウォッチングをしていたわけではなかったので、既にアカデミー賞外国語映画賞(当時)にノミネートされた彼の作品を知らなかった。
その彼がはじめてアカデミー賞候補となった『籠の中の乙女』は、初公開が2009年で日本公開が2012年となったことからわかるくらい
第96回アカデミー賞ノミネート作品を観る方法/『ゴジラ-1.0』視覚効果賞候補記念!
第96回アカデミー賞の発表がありました!
『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞ノミネート、熱かった!
こういう瞬間を見たくていつもオスカーウォッチャーをしているので、マジで最高。最初全然興味なくてすいませんでした。
『ゴジラ-1.0』は公開中ですが、まだ授賞式まで2か月近くあり、候補作を鑑賞するにはたっぷり時間があります。
素晴らしい作品ばかりで是非観ていただきたいので、鑑賞方法別にご紹介
第96回アカデミー賞ノミネート予想(技術部門編)
本日22:30に発表される第96回アカデミー賞のノミネート予想の続き、技術部門編です。(ギリギリになってしまった…。)
脚本賞'The Holdovers'
『パスト ライブス/再会』
『落下の解剖学』
『AIR エア』
'May December'
脚色賞『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』
'American Fiction'
『キラーズ・オブ・ザ・フラワ
第96回アカデミー賞ノミネート予想(その他映画賞部門)
明日の22:30に発表される予定の第96回アカデミー賞候補の予想記事、【その他映画賞部門編】です。
アニメーション映画賞スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
君たちはどう生きるか
ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!
マイ・エレメント
ニモーナ
迷って迷って外したのは『ロボット・ドリームズ』。アニー賞でインディペンデントの方のリストに入ったので、やはりメジャ
第96回アカデミー賞ノミネート予想(主要部門編)
第96アカデミー賞のノミネート発表が1月23日(火)22:30より行われます。
昔は必死こいてABCに繋いで発表を見ていたものですが、近年はYouTubeでライブ中継されるのでめちゃくちゃありがたいですね。
ただ最近は記者を集めての発表ではなくて、VTRなのでそこは残念ポイント…。
ペネロペ・クルスが初ノミネートされたとき、たまたまプレゼンターが大親友のサルマ・ハエックで、彼女の候補入
英国アカデミー賞のノミネーションが発表!部門別に見てみる。
英国アカデミー賞(通称BAFTA:バフタ)のノミネーションが発表されました。
同じ「アカデミー」の名を冠する映画賞ですが、本家アカデミー賞とは結果が一致することが近年はあまりありません。
昨年の結果に至っては、主要6部門が完全不一致という清々しいまでの違い!
会員の被りがあるとはいえ、各映画賞の投票権を持つひとたちが一緒なわけではないので、ある意味これが自然っちゃ自然かもしれません。
もうすぐアカデミー賞のノミネーション発表だから映画賞を数えたら80もあった
第96回アカデミー賞の授賞式は、3月10日(日)に開催されますが、それに先立ち、今月23日にそのノミネーションが発表される予定です。
授賞式ももちろん楽しみなのですが、このノミネーション発表も楽しい。
だってノミネートされるかもしれない映画人は皆、テレビの前でこの発表を待ちわびてるんですよ!
同じ気持ちでこれを見れるなんて最高。
去年見事助演女優賞を受賞したジェイミー・リー・カーテ
第30回全米映画俳優組合賞で涙を飲んだ俳優たち
昨日第30回全米映画俳優組合賞(SAG:サッグ)が発表されました。
批評家賞のノミネート、受賞状況を見ると少し驚きの部分が少しありましたが、オスカーウォッチャーとしては俄然面白くなってきました。
先日のゴールデングローブ賞しかり、アフリカ系やアジア系、アメリカ以外の国の会員を増やしたことにより、多様性を重視したノミネーションになることが多いですが、SAGは昔のアカデミー賞のようなラインナ
『バービー』はまさかの一部門に留まる結果に/第81回ゴールデングローブ賞
本日ゴールデングローブ賞の授賞式があり、先ほど終了。
大きな賞の授賞式は通常日曜の夜なので、日本時間の午前〜午後にかけてになることが多いです。
このゴールデングローブ賞、昔はNHKで録画放送していたのですが、いつの間にかやらなくなってしまい、日本では見られなくなっていました。
ところがです。
今回放送を担当したCBSがウェブサイトでライブ中継をしてくれていました!わかってるぅううう!
バリー・コーガンの魅力を余すことなく利用した映画『Saltburn』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』で鮮烈な監督デビューを飾ったエメラルド・フェネル監督。
批評家の評価とおりに第93回アカデミー賞(2020−21シーズン)では作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞の5部門にノミネートされ、見事脚本賞を受賞しました。
アカデミー賞では主要6部門とされる作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞に目が向きがちですが、賞を参考にして面
2024年に観たいこれから公開される注目映画
今週末にはゴールデングローブ賞の発表があり、賞レースも後半戦に入ります。
ゴールデングローブ賞はさまざまな問題から、その運営をしていたハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が解散。
今回はゴールデングローブ賞の権利を取得したテレビ製作会社、ディック・クラーク・プロダクションズ(DCP)が主催団体となるはじめての授賞式になります。
元々ネームバリューはオスカーに次ぐ賞であるものの、所謂