枯燥无味ーー怯えながら行動しないことが、「自分らしくいる」こと
(675字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
【枯燥无味】
[日:無味乾燥(むみかんそう)]
ピンイン:kū zào wú wèi
意味:面白みが無く、つまらない様。
『怯えながら行動しないことが、「自分らしくいる」こと』
「自分らしくいる」とは。
諸説あるが、私はこれを
「『他人の顔色を伺いながら怯えて』行動しないこと」
と定義している。
言い換えると、
「『他人の顔色を伺わずに、怯えずに』行動している状態」だ。
所謂「個性」というのは、自然体の「自分自身」からにじみ出る「特質」そのものだ。
よって、特に何か着飾ったりせずとも、物事に対しありのままの喜怒哀楽を表現出来ていれば、それがそのまま「その人らしさ」として表れる。
赤子の頃、我々は皆「自分らしく」生きていた。
全ての出来事に正直に反応し、感じたままの気持ちを飾り気のない泣き声で大きく世界に伝えた。
周りに媚びを売ることなんて、一切しなかった。
それが成長するに連れて、いつの間にか「他人の目」を気になり始めたのだ。
「いい子」と褒められたくて、「いやだ」を主張出来なくなった。
「仲間外れ」が寂しくて、自分だけの「大好き」に蓋をした。
「見捨てられる」のがイヤで、「苦しい・悲しい」と叫べなくなった。
恐怖。
これこそが「自分色」を残酷に削り取るヤスリなのだ。
大人しく、目立たないように生きよう。
敵を作りたくないから、相手の言いなりになろう。
失敗するのが恥ずかしいから、皆と同じ道を行こう。
……
このように本来あるべき感情・考えの表れを押さえ込んでしまうと、何もかもがつまらなくなる。
即ち、ありきたりのモノになってしまうのだ。
他人の意見に耳を傾けるのは大事なことだ。
けれども、決して振り回されてはいけない。
殊に「自分らしさ」を求めている者であれば、時には周りに反抗的でいなくてはならないのだ。
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