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日記

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#日記

つまらない文章

2022-03-22
つまらないゆめ
 

教室なんだけど席がぜんぶバスみたい、シートが並んでる
暗くてオレンジの光、照明が前に照らされている、埃がすごくて教室全体が煙たい

最初からそこは人間の世界なんかじゃなかったんだ、私はものすごい勘違いをしていただけだったんだ、周りを見渡すと気づけば怒りに呪われている動物だらけで、人間は私だけだった。
私が言う。
「あの子はどうしたの?」
「人間だったのさ

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蝋燭の灯でやさしく瞼をとかして

蝋燭の灯でやさしく瞼をとかして

  窓から光が差し込んで床にやさしく映りこんでいる。その光の中に、風で揺れる木々が影となって居る。水面みたいに形を変えていくから、あまりにも綺麗で、その中に入りたいと思った。

 

 

2021-10-26

  満員電車にはもう乗りたくなかった。登校中、漠然とした不安と恐怖で、足がすくんだ。おなかが痛くなって、涙が溢れた。
  そして私は「逃げない!」を聴きながら逃げた。
  もうこうやって

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おとなでもこどもでもなくってよ

おとなでもこどもでもなくってよ

2021-09-12 

 こどもの歯を抜いた。
 私にはまだ乳歯があって、生まれつきその歯の下には大人の歯がないらしい。あってもいずれグラグラして抜けるらしいので、もう抜いてしまおうという話になった。

 抜くときに麻酔をしたのだけれど、それが割と痛くて打ってる間は彼のことをずっと考えていた。あの時の笑顔可愛かったなとか、あの配信の話面白かったなとか、いろいろ思い出そうとしたのに結局何も出てこな

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明日空が青くなくとも

明日空が青くなくとも

2021-08-31
半分寝ながらかいたからよくわからん文章

 

  今年の夏はなぜかずっとさみしかった。
  さみしくてしょうがないから、全てを埋めたくて、浴びるように映画を見て音楽を聴いた。恋愛映画ばかりみて、主人公をむりやり自分と重ねて泣きまくっている。昔から涙を出すことは得意だった。

  「好きか、どうでもいいか。その2つしかないんだよね」
  映画の中にあったセリフ。私のことだと思

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初めて学校をサボった

2021-05-25

母親と喧嘩した。
私が学校に行こうとしなかったからだ。もう限界だった。

憂鬱な朝。

いつものようにギリギリの時間にシャワーを浴び、洗面所でドライヤーで髪を乾かそうとした。
その瞬間、母親は私のドライヤーを奪った。
「もう学校間に合わないから、そのままで行きなさい」
濡れた髪で学校に行ったら、クラスメイトにどう見られるか、想像するだけで震えた。嫌に決まっている。

私はド

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恋をしなくても頬は染められる

恋をしなくても頬は染められる

2021-04-27

学校帰りに、恋の始まる音をきいた。

「こいつ、お前のこと好きなんだってよ!!」
「え、そんなわけないそんなわけない!!違うから!!違うから!!!」

中学一年生だろうか。まだ丈があっていない制服を着て、その男の子ははしゃぎながら頬を赤らめていた。
初々しくて、甘酸っぱくて、微笑ましかった。

私も恋をして、いつかあの男の子みたいに頬を染めるのかな、と想像してみた。気持ち悪

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「何でみんなと話さないの?」

「何でみんなと話さないの?」

2021-04-26

「何でみんなと話さないの?」

この言葉を言われた瞬間、ぐわん、私の頭が一回転した。
血の巡りが速くなって、代わりに視界がぼんやりと滲んでいった。

話せるもんなら話してるんだよ、と、その時は思った。でも、違った。私はまた甘えていた。

新しい学校、新学期。私は結局、誰かが話しかけてくれるのを待っていた。自分から一度も話しかけようとした事はなかった。
だから、急に投げかけら

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