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きみの記憶になれますように。

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心中

 アンコール、彼が飛んだ。気づいたら、私は死にたくなっていた。彼の身体が宙に浮く。ぷつんと周りの音が途切れる。光は彼の方だけを向いていた。私はそれをみて、なぜかすごく死にたくなって、私がずっとやりたかったことを今目の前で彼がやってくれているように思えてきて、気がついたら私は彼と一緒に飛んでいた。彼と私はあの瞬間つながっていたんだと思う。  「一緒に死のうぜ!!!」  彼が勢い任せに言ったその言葉が、深く心に突き刺さる。ずっと、私が望んでいたことが、目の前で彼の口から飛び出て

    • 全く参考にならない美大受験の話とか

      そういえば、気づいたら大学生になっていた。念願の美大生。浪人するつもりだったのに、なんか繰り上がりで合格してしまった。 大事な受験生の夏に鬱で予備校に通えなくなって、そのまま秋に突入。夏から1枚も絵を書かずに本番を迎えた。本番の日は電車を間違えたりいろいろあって開始時間10分前に到着。みんな席に座っているなか机と机の間を小走りで駆け抜ける私。始め。最初は学科のテスト。正直、楽勝だった。勉強は苦手ではなかったから、美大受験の学科が難しくないことは私にとって幸運だった。めちゃ

      • 🧠

        きみの初デート場所も元カノの人数も初恋の人もぜーんぶ知ってるのにね。私たち会いたい時に会えないの、なんでだろうね。 きみの考えてること感じたいこと全部同じように私も考えて感じたいの! だからきみの記憶まるごと私にちょうだい!私のアイデンティティなくなってもいいから、私じゃなくなってもいいから、きみの脳みそまるごと私にちょうだい!私きみをもっと知りたいの!私きみになりたいの

        • きみの記憶になりたかったけどさなれないから、私の記憶の中にきみをいれて永遠にするね ずっと一緒だよ 永遠なんてないかと思ってたやあ 一緒になれてうれしいな 天国でも地獄でもどこに行ったっていいの、きみと一緒ならさきっと大丈夫

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        • 全く参考にならない美大受験の話とか

        • きみの記憶になりたかったけどさなれないから、私の記憶の中にきみをいれて永遠にするね ずっと一緒だよ 永遠なんてないかと思ってたやあ 一緒になれてうれしいな 天国でも地獄でもどこに行ったっていいの、きみと一緒ならさきっと大丈夫

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          ロープ買ったよ おまもりね。

          ロープ買ったよ おまもりね。

          今日もきみが生きてるって事実だけが絶対的で私を救ってくれる

          今日もきみが生きてるって事実だけが絶対的で私を救ってくれる

          存在

          証明なんかいらない、存在するだけでいい。彼に全く同じことを思う。私と彼の関係を証明するものはなにもないし、そもそも中身が空っぽだ。それに私を証明するために彼の存在を使うなんて傲慢なことなどできやしない。彼にとっては私の存在などどうでもいいから。いつだって私は大きな母体の中に居る。個にはなれない。 彼のことを考えるだけで泣きそうになってしまうよ、すきとかあいしてるとか、もうそういう次元ではない気がするけれど、他に当てはまる言葉もない。愛おしいよりも上の言葉を知りたい。丸呑みした

          死にたくないなら死んだも同然

          2024-03-04 「きみが一番だよ」そう言ってみたけれど、すきに一番も二番もあるわけがない。いろんなすきがあって、どれもそのすきの一番なのだから。なんかずっとなきそうなんだよ、彼に久しぶりに会ってしまったから。なんかずっと夢みたいでさ。ステージの照明の赤や青の丸がいつになっても視界から消えてくれない。親指のささくれを掻き毟っている間だけはその痛みでなんとか夢から覚めることができた。 死にたくないのだ、最近。それがとてつもなく恐い。毎朝起きてあんなに絶望していたのに。薬を飲

          死にたくないなら死んだも同然

          きみがすきだからしにたいです

          きみがすきだからしにたいです

          毎日私から逃げたい、私が私であることが本当に気持ち悪い。私はどこまで行っても私で私にしかなれなくて、何を言っても何を描いてもそれは私に帰属されて気持ち悪い。朝起きて私であることに絶望して、私が生きている限り私で居なければならないことにまた絶望する。私って存在が気持ち悪すぎるんだよ

          毎日私から逃げたい、私が私であることが本当に気持ち悪い。私はどこまで行っても私で私にしかなれなくて、何を言っても何を描いてもそれは私に帰属されて気持ち悪い。朝起きて私であることに絶望して、私が生きている限り私で居なければならないことにまた絶望する。私って存在が気持ち悪すぎるんだよ

          死にたいって思いながら死にたいだけなの。だからさ、きっと悪いことじゃないよ

          死にたいって思いながら死にたいだけなの。だからさ、きっと悪いことじゃないよ

          ゆだんするとしんじゃいそうですがきょうもいきてるのでおーけーです、だからきみもしなないでね

          ゆだんするとしんじゃいそうですがきょうもいきてるのでおーけーです、だからきみもしなないでね

          好きなものを否定されるのにも、聞かなかったふりをするのにも、もう慣れたよ

          好きなものを否定されるのにも、聞かなかったふりをするのにも、もう慣れたよ

          もう私から逃げたい

          内側へ、内側へついつい入ってしまうから。内側へ、内側へ、記憶になって、彼の記憶になって永遠に彼の中に棲みつきたい。 漠然とした不安がある。毎日、毎日、未来の自分に重しをかけている気分になる。今頑張れば、今やらなければ、これを打っている間にもやることはきっとたくさんあるのに。体の中心は冷たく、足と頭の先だけがやけに熱い。心臓の鼓動で前髪の先が揺れる。こわい。怖くて仕方がない。私は何者でもないと、私は何者にもなれないと、言われているみたいで怖い。目が回る。同じ曲が耳許でループし

          もう私から逃げたい

          彼と同じ言葉を持って、同じことを考えていることがすごくすごく嬉しい。言葉を話すということは選択の連続で、奇跡の連続で、だから彼と同じ選択を無意識に頭の中でして、同じ奇跡を手繰り寄せたことがものすごく嬉しい。私達、何も知らないけど言葉で繋がってるね

          彼と同じ言葉を持って、同じことを考えていることがすごくすごく嬉しい。言葉を話すということは選択の連続で、奇跡の連続で、だから彼と同じ選択を無意識に頭の中でして、同じ奇跡を手繰り寄せたことがものすごく嬉しい。私達、何も知らないけど言葉で繋がってるね

          生きてるね

          17歳がもうすぐ終わる。 4月 ゆめばかりみていた。 夢の中で何回も彼に会って、彼は私の欲しい言葉をかけてくれた。人に嫌われる夢もたくさんみて、嫌われたくない自分自身を初めて認識した。 髪を切って、新しい自分になったゆめをみた。下を向くと顔にかかるボブヘアーが、人との距離を作って、切ったことを少し後悔した。 春のやわらかな過ごしやすい空気の中、ずっと汗をかく日々だった。教室の椅子に座ると、椅子と触れ合う太腿の裏がさらさらとして、居心地の悪さに緊張してまた汗をかいた。 友達は

          生きてるね