私がヨガを始めた理由。
この記事は、
・ヨガに興味はあるけれど…今一つ、踏み出すことができない。
・やってみたいなとは思うけど、実際にやる機会がなかった。
・運動不足の自覚はあるけれど、家から出たくない
スタジオ通うほどでもないし…
・前はやってたけど…子供生まれてからぜんっぜんやってない。
完全に復帰のタイミング逃した。
なんて方へのメッセージになるといいなと思って書きました。
ぜひ、あなたがヨガを体験するきっかけになるといいなと思います。
執筆者について☟
✅私がヨガを始めるきっかけになった出来事
恐らく、みなさまがヨガにご興味を持たれたきっかけは、
・痩せたい
・体質改善したい
・運動不足を解消したい
・綺麗になりたい
・感情コントロールがうまくできるようになりたい
・毎日心地良く過ごしたい...
など、人それぞれかと思います。
実は私がヨガを始めたきっかけも、似たようなものです。いわゆる、運動不足です。
なんかやばい、このまま行ったら何かひでぇことになる気がする…その感覚です 笑。
✅ヨガに出会う前の私の生活
私は20代前、東京のある会社でOLをしておりました。その時、会社の健康診断で体力測定がありました。必須ではなかったのですが、軽い気持ちで受けてみることにしたんです。
心拍を取りながらエアロバイクを5分間こいだり、いろいろありましたが、ある1つの測定が強烈すぎて他はほとんど覚えていません。
何が強烈だったかというと…柔軟性の測定。身体の柔軟性を調べられたんです。
四角い箱の上に立ち、前屈して箱に設置されたメジャーを、指先で押していくというあれです。
結果、私のスコアはマイナス17。とんでもなく体がかたい...
隣に並んだどっかの部署のおじさんの方が余程柔らかかった。
顔から火が出るほど恥ずかしかったです。
安易に体力測定など受けた自分を呪いました…😂
だって、明らかにバーコードのおっちゃんより24歳のOLが硬いって…ねぇ。どうよそれ??って思いますよね?
ちなみに、この時の体力年齢は総合して48歳でした。
実年齢24歳ですよ…私、本格的にやばくね??
…あぁ、でも確かに。運動不足の自覚は十二分にありました。
それどころか、その頃の私の生活は不健康そのものでした。
ほぼ寝ながら始発に乗って会社に行き、常に20度以下までキンッキンにエアコンの効いた風邪ひきそうな環境下で毎日1歩も外に出ず、眉間にしわを寄せまくりながらPCを叩き。
お昼はビルの地下にあるコンビニでカップ麺とスイーツで済まし。
晩御飯代わりにスナック菓子をつまみながら、残業に残業を重ねて深夜24時過ぎてからタクシーチケットを使って寮まで帰り。
シャワーと仮眠を済ませてまた始発で会社。
1日に飲む水は0リットルの癖に、コーヒーは恐らく1リットル以上...
40日間休みが無いなんてこともありました。
運動不足・睡眠不足・栄養不足という、見事に三大不足を網羅した、とんでもねぇ生活をしていました。
そりゃ48歳よ。60歳じゃなかっただけ奇跡よ。
そんなだから、肌艶も悪く、すぐに肌が荒れる。
いつもお局さんに『これ効くよ』といわれたクッソ高い化粧品を試しては、逆にかぶれたり…
あぁもうアホ過ぎて書くのも恥ずかしい🙈
48歳。この数字は私を動かしました。この際何かの運動をしなければ、と思いました。ここでなにかしないと、私、このまま世を呪い、会社を呪い、クソババアになって醜く死ぬんじゃないかと思ったんです。
でも、、、
ここで大きな壁が立ちはだかります。
✅私の前に立ちはだかった壁。
実は、私は、運動音痴の極みなのです。
実は私は、元々運動神経が鈍い、というよりも、ほぼ『無い』に等しい子供でした。
走らせたら遅い、飛ばせたらコケる、投げさせたら落とす。
これまた見事に3つそろったある意味、逆フルスコア。ここがグレイスフィールドなら即出荷、そんな子供でした。(約束のネバーランドを知らない方、ごめんなさい)
運動会の前日はどうにかして天変地異が起こらないかと全身全霊でこの世を呪い、持久走の時は嫌すぎて嘔吐し、マラソン大会では最後まで走り切れず先生が迎えに来て半泣きで強制回収される…
もうほんっとに運動に関してはからきしダメな子供でした。
そんな私がなぜヨガを選んだのか?
これはとても簡単です。
運動神経が絶望的に鈍いことを自覚していたため、ヨガくらいしか選ぶ手段が無かったのです🤣
ほんとにそうなのです。だってゆっくり動くでしょ?素早くないからヨガならどうにかなるかも、と思ったのです(笑)。
そんなコソクでヨコシマな理由で始めたヨガが、なぜ18年以上も続いたのか。
これは、私が、『体操』としてだけのヨガではなく、その根底にある大きな意味合いに気付いたからなのです。
それはさておき...
そんな、不健康フルスコアの私が、意を決して挑んだ初ヨガ受講は...
✅初めてのヨガクラス受講
さて。
そんな安易な気持ちで最初に足を踏み入れたあるスタジオ。
あるファッション雑誌に取り上げられていた、代官山のおしゃれなスタジオの、初心者クラスを受けたのです。
果たして...90分のレッスン後、自称24歳の私は死にました。
初心者はこちらから、と書かれたクラスで、です。
帰り、受付のおねーさんから、半笑いで聞かれた『大丈夫でした?』に応えることもできずに曖昧に笑い、代官山なんて遠方を選んだ自分を呪いながら、必死に寮までたどり着き。
風呂に入る気力もご飯を食べる気力もなく、そのまま記憶が飛びました。
現在、私のヨガレッスンを受けて下さる方々は、終わった後、ほとんどの方が、気持ち良かった、キツかったけどスッキリした、等と言ってくださいます。
今、私は思います。
あぁこの人たちは、基礎体力があるんだ。だから気持ち良いなんて言っちゃえるんだ。素晴らしいと。
何せ、当時の私は、ただじっと座ってひたすら呼吸をする数分間すらも、死ぬほど苦痛だったのです。もう、早く終われ、まだやるんかぃ...と、全身全霊でインストラクターに念を送る程、苦痛でした。
私にとっては3時間くらいに感じられた呼吸の時間は、実は後で7分間と聞きました。
7分ですよ?
7分間じっと座れない…
こんなの45分間座って授業を受ける小学生以下ではないか。
この事実を知り、自分で自分に愕然としました。
あまりのやばさ加減に打ちのめされながらも、『次回こそは!』と謎のリベンジを自分に誓い続けて通ううち、この7分がそこまで苦痛ではなくなってきたことに気付き、自分でも驚いたわけです。おそらく、3回目か4回目だったと思います。
やはり、1回ではわからなくても、2回、3回と回数を重ねるうちに、自分の変化に気付けるところは、ヨガの良い所だと思います。
✅ヨガをお勧めする理由
そこから紆余曲折あって、18年後の現在、私は、生徒としてヨガを学びながら、ヨガインストラクターとしてお仕事をさせていただいています。
私がヨガをお勧めする理由は、『ヨガは自己観察』だからです。
例えば1つのポーズをしたとします。
その瞬間、皮膚1枚隔てた自分の内側に意識を向けると…
・身体(感覚)に意識が向く。
・感情(感覚に対する思い)に意識が向く。
・思考(思いが湧き出す大元のところ。人との比較や、昔の自分との比較等)に意識が向く。
でも、自分に目を向けることで、どんな良いことがあるの...?
まず、身体に意識が向くと、身体からのサインに気付くことができます。
身体は常に何かしらのサインを出し続けています。でも現代人は身体からのサインを受け取っても、無視して現状維持をしがちです。
例えば、『疲れてるな』と思っても、仕事が溜まっている、明日までにやらなきゃいけない...それを優先させてしまいますよね。それを積み重ねて、見逃せない程大きなサインになるまで放っておいてしまう...
本来、そこまで行く前に、あなたにしかキャッチできないサインをきちんと受け取り、対処したいですよね。
また、感情に気付くということは、感情そのものがあなた自身ではないことの気づきになりますよね。
人は、怒りや悲しみなど、あまり嬉しくない感情を感じた時、その感情が大きければ大きいほど、それに取り込まれてしまいがち。
怒りが自分そのものになってしまったとき、言わなくても良いことを言ってしまったり、しなくても良いことをしてしまい、あとから後悔したりするわけです。
自分=感情 ではなく、自分=感情をつかさどっている人、感情を体験している人、という自覚ができれば、少なくとも怒りや悲しみに取り込まれる頻度は減ると思います。
さらに。その感情の根っこにあるもの(概念や思考の癖など)に気付くことが出来れば、それは自分自身を知ること、現状把握につながります。
自分自身が何で喜び、何が好きで、何を嫌がり、何を嫌うのか。
こんな簡単なこと、知ってるわ!!と思うかもしれませんが、これ意外とわかっていない場合が多いのです。
目の前に広がる光景に対し、嬉しい、楽しい、嫌、むかつく、等といった感情は、その光景に対する概念により生み出されます。
何が見えているのか。それは、自分の脳の記憶の中にあるどんな風景に近いのか。それを瞬時に把握し、感情と結びつけます。
なので、自分が何が好きで何を嫌うのか、自分の嗜好性や、ある事象に対する思考の癖を知るというのは、とても重要なことなのです。
現代人は、好き・嫌い、快・不快にかかわらず、日々生きていくことを優先させてしまう場面も多いですよね。
例えば、スマホの充電ケーブルが多少短く不便でも、買ってしまったから使い続けてしまうとか。
別に朝ごはんを食べたいわけじゃないけれど、毎朝出てくるから自動的に食べてるとか。
そんなことは少なくないと思います。
それが慢性化し、我慢することが当たり前になっている現代人は、好きじゃないけれど、生活していかなければいけないから、今の仕事がやめられない...なんてことにつながるのです。
現状と理想のギャップ。ここを埋めるための作業こそ、あなたがすべきことです。
自分が、何が好きで何が嫌いなのか。何をしたくて、何をしたくないのか。
自分が理想とする生活は、在り方は、どんな状態なのか。
理想を明確にし、現状を把握し、そのギャップを埋める作業に邁進出来たら、あなたの人生はとてもよくなると思いませんか??
それを、健康ベースで実践できるのがヨガなのです。
そもそも、どんな理想を掲げても、どんな夢があっても、それが叶った時、心身共に健やかでなければ、それを心の底から喜び、楽しむことはできませんものね。
あなたの人生を、いまより良くするお手伝いが、私にできれば幸いです。
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