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職場で感情的になってはいけない理由
「アウトレイジ」という映画、ご存知でしょうか?
北野武監督の日本の裏社会(ヤクザ)を描いた映画です。この作品では、感情的になった人は死に、冷静な人は生き残ります。
ビジネスの世界にも同じ原理が当てはまります。
もちろん命を落とすことはありませんが、一度でも感情的になると「感情的な人」というレッテルを貼られ、顧客や同僚からの信用を簡単に失ってしまいます。
感情的になったら、その時点で負けです。
そこで今回は『感情的になってはいけない理由』と『感情的になりそうなときの対処法』についてまとめました。ぜひご覧ください。
感情的になってはいけない理由
冷静さ、信頼性の欠如
ビジネスの現場では、常に冷静で的確な判断が求められます。
しかし、感情的になると一時的にIQ(知能指数)が低下します。
(ChatGPTによると、ある実験ではIQスコア120の人が一時的に100程度まで低下したそうです)
これは脳の偏桃体(感情を処理する部位)が優位になり、論理的な判断や思考を司る前頭前皮質の働きが抑制されるためです。
つまり感情的な振る舞いは重大な判断ミスを引き起こす原因となります。
感情的になる=冷静な判断ができない人と見なされ、信頼を失うのは必然と言えるでしょう。
職場の調和を乱す
職場はチームワークや協力が重要な場所です。
感情的な行動が場の雰囲気を悪くすると、周囲の人々にストレスを与え、職場全体の士気を下げてしまいます。
コミュニケーションの質の低下
感情的な状態では、言葉が攻撃的になり、相手の意見を正しく理解することが困難になります。その結果、誤解や対立が生まれ、円滑なコミュニケーションが難しくなります。
感情的になりそうなときの対処法
アンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは、怒りの感情を適切に理解し、コントロールするための心理的なトレーニングです。
怒りを完全に抑え込むのではなく、適切に表現し、管理することを目指します。
アンガーマネジメントによる怒りを抑える具体的なテクニックをいくつかご紹介します。
・6秒待つ
イライラを感じたら6秒数えて、怒りの感情と少し距離を取りましょう。
怒りの感情は通常6秒でピークに達するため、この時間で冷静さを取り戻せます。
・セルフトーク
自分に「大丈夫」「落ち着こう」と声をかけることで、感情をコントロールする方法です。怒りが湧いたときに必ず言う言葉を決めておきましょう。
・アンガーログ
自分の怒りの記録をつけることで、怒りのトリガーを特定し、対策を考える手助けになります。
とにかく「反応しない」
感情が落ち着いて、冷静になってから事を進めましょう。
可能ならその場を離れるのが最善の策です。
会議中は難しいかもしれませんが、可能なら「少しトイレへ行ってきます」と言って席を外しましょう。
窓の外の景色を眺めるなどして、リフレッシュすると、心が落ち着きます。
おわりに
ここまで、職場で感情的になってはいけない理由と対処法についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
感情をコントロールする力を身につけ、職場でも家庭でも信頼される人になりましょう!
参考書籍
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