幽世

夏とバケモノと幽霊と散文 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ やさしい輪郭の話かぼやけた悲劇の話を書きたいです。曖昧がすき。

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マガジン

  • ██┊禁忌.txt

    ⚠︎モキュメンタリーホラー ,フィクション 〰︎︎以下の案内より流れをご参照ください〰︎︎

  • 私:現代短歌

  • 日記

    Life:生活の透明の輪郭を追う

  • 鑑賞記録

    experience report:芸術展体験記録 月光浴をするように

  • 私:文学

    創作文学┊落下点を定めて

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【 目次 】この note のすべて

このnoteについて好きに自分の作品や思考を綴ります マガジンについて①自分を構成する世界観を綴ったものを5種類に分類してマガジンとしてまとめます 1-「透明の輪郭」┊生きていて感じたことや日記 2-「文学の落下点」┊創作小説等の文字作品 3-「月光浴」┊芸術展・イベントなどのレポート 4-「イデアの分解」┊ひとつを深く熟考・分析 5-「旋律の国」┊研究(聴覚と視覚について) その他特例 モキュメンタリーホラーなど今迄やる予定のなかったことや、自分の世界観外の

    • ナょ ξ" ナょ ξ"

      本作は「記入フォーム」のある別リンクに飛ぶことで完成する体験型のコンテンツです ✧  なぞなぞへようこそ  ✧ 1 何もないのに、何かがあるように感じることができるものは何でしょう « 回答する » 正答 : 無意味なものは、実際には何もないのに何かがあるように感じることがあります。◯ 幽霊◉ 無意味◯ 空気◯ 静寂 2 どんなに逃げても常にあなたを追いかけてくるものは何でしょう « 回答する » 正答 : 逃げても逃げなくても、たとえ捕まりさ

      • document:もじばけ?

        身に覚えのない文字列 なにこれ、と思いゾッとしてから落ち着いてよく読めば自分の現代短歌でした。しかし文字の読み取り機能でコピーをしようとした時のもので(失敗している状態)形式が崩れており面白いので載せておきます。 documentあこ セゲ 服教青 君 罪 がな い羽 「、の ミリ を科春 が を まに る根 夏今雨 ラ 着 書と 奪 数 まも を 、なも 豪 たはい っ え か も バらは 雨 いいう た ら も ぎ ケ泣いたってバレないや痛くない?って濡れるのを厭わ

        • テ ~ マ か゛あ っ た 哥欠 〔 供 養 〕

          テーマがあった歌〔供養〕 ➜公募等の供養場所 -  セブンティーンアイスのキャッチコピー せ一ので自販機の1番上のボタン、ジャンプして一緒に押した 全部食べたことあると笑う君だけど、やっぱりバニラ味だった プールの塩素の匂い、舌が冷たくなって笑った17ice 僕の好きな味を憶えてる?背が伸びたから全部のアイスを食べられる -  角川短歌6月テーマ「酸」 僕が吐いたH+の不完全な泡 月のクレーターみたいに小さくて 青春は酢酸味の透明で 白紙の予定とマスクと私

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        記事

          [短篇抽象小説]半熟

          1:化け物 ごぷ、ぼと、はたはた。そこでようやくあいつの視線を感じた。次に炭のような焦げ臭い匂いが鼻を突き刺して、次第に熱か痛みかわからない剝き出しの肉をえぐるような感覚すらしてくる。声を出してもじっとしても動いても苦しくて、ユラユラ歩きながら終わりを探しているような。あぁ。耳鳴りがやまない。痛そう。何故かそんな風に俯瞰しているのは何故だろうか。ろうな。だからわかってほしい痛みとわかれない他人が互い違に争うことを自分は嗤える。また、あいつは来た。客観的に僕を僕が見ていて不気

          [短篇抽象小説]半熟

          【 目次 】禁忌.txt案内

          -挨拶-いくつかのtextは繋がっていて、又は全く相反するものです。いくつかの記事は関連していて、もしくは相容れないものです。よって、内容についての案内を致します。呉々も間違えの無いよう閲覧してください。 目次の見方 ・大見出し(括り) ・小見出し(記事の題名) ・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈(完全な区切り線) ■‰:-〒啖呵≠丹花≠譚歌≠担架 ≒ 短歌  《読み切り/完結》内容:読み切り。日記。辞書。不可解。メール。 ■失踪と不可解な.txt  〈未完〉 ⑴不審なQRコードを読

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          ■‰:-〒啖呵≠丹花≠譚歌≠担架 ≒ 短歌

          以下のメールが届きましたか?添付された資料は以下の通り文字に起こしました。 以下文書。 参照する元の記事(あるいは辞書で調べれば良い) [ファイルが見当たらない] tanka 啖呵 丹花 譚歌 担架 短歌 炭化 ↓ code[最後に] 全部嘘だよ。1行目からこの文末まで。この記憶とあたしの匂いがあなたにとって” 啖呵 ≠ 丹花 ≠ 譚歌 ≠ 担架 ≒ 短歌 ”になってしまえばいいと思った。拒んだあたしの体温をうたにして紡いでから、煮詰めてあげた。

          ■‰:-〒啖呵≠丹花≠譚歌≠担架 ≒ 短歌

          【 27首 】 Integrity / 回想 : 現代短歌

          ”わたしのぜんぶを残しておくから。それじゃ、いくね”僕は間違えないようにあの子の詠んだ詩全部を捨てた。 〖回想1〗 指折りで 罪を数えられるうちに 空に投げつけた イノセンス 君が奪った僕といっしょに夏まるごと冤罪でいい ずっとクライマックスでもいいよ。たったの余命数文字だからさ たったひとりで冒険に出たかった。泣き虫でも、夜が怖くても、 タイムリミットは呼吸を忘れるまでよインテグリティ:“I Love You” + いたいけな少女はいなかったけれど、ただわた

          【 27首 】 Integrity / 回想 : 現代短歌

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          フィクションですので安心してご覧ください。以降の記事の内容は”モキュメンタリー”と呼ばれる創作物です。 8/24 掲示板に不審な張り紙不登校が原因じゃなくて、そのこの生まれた場所がもう間違っていた、間違えさせられてるんです。助けてください。 この文章を読んでどう思うだろうか。 ある日突然、私がよく通る道の掲示板にこれがあった。それは黄ばんだ張り紙でおそらく3,4年は経っているような劣化の仕方をしていたと記憶している。 最近まで、いや最低でも三日前には”地域の習い事の募集

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          〖体験談〗 約20年、ながーい悪夢に苦しんでいる話。

          同じような状況の人に出会ったことがないのでもし共感できる人がいたらとても嬉しいです。本当に。 (鬱っぽかったとか他の病気の話は飛ばします、が関連はあります!) ●悪夢変遷【2才〜】物心つく前から今日まで悪夢と共に生きてきた 読書の皆さんは夢を見ますか?見るとしたらどれくらいの頻度で、解像度で見るでしょうか。「あぁ、今現実じゃない場所で喋ってたな」や「何か見てたのにもう思い出せない」と言った方が多いと思います。 私はそうではありません。覚えている一番古い夢は2歳前後に見た

          〖体験談〗 約20年、ながーい悪夢に苦しんでいる話。

          螟上→繝舌こ繝「繝弱→蟷ス髴翫→謔ェ鬲没|1

             〖無題〗 錆びた線路の赤茶、夕暮れにオレンジと邂逅する海の青。僕は敢えて進行方向とは逆になるように電車に座る。今までの景色に物凄く早いスピードで置いていかれているような、もしくはまだ見ぬ世界へ吸い込まれていく様な感覚になる。 このまま宇宙までいけたりしないかな。行きたいな。 窓に反射する自分の醜い姿と、ビルや高速道路の灰色が重なる。 ずっと、あの時こうすればよかったとくだらない負け惜しみを言っておきながら今こうして小さく、現実的な、つまらない今を積んでいる。 知らない

          螟上→繝舌こ繝「繝弱→蟷ス髴翫→謔ェ鬲没|1

          『波よ、攫って』

          綺麗。 離れているのに無条件に目を奪われる感覚。私は懐かしさに取り込まれそうになる。 「び…」 美人さんだね、という話の取っ掛りを喉の奥で押し殺した。違う、これじゃ私はなにも変われてない。可愛いという言葉に対して容姿の印象しか見られないようで嫌だと言っていたかつての親友を思い出す。 「はじめまして!優來ちゃんのクラスの担任の橋本馨子、これでかおるこって読むの」 「はい…」 親友の夏奈と違って声は少し低かった。姿勢も話し方も違う。当たり前だった。 「五、六時間目の学活はクラス全

          『波よ、攫って』

          epilogue 『わたしの黙示録』

          縋る術もなくて私たちを襲った夜を心地よく受け入れた青い青い果実。 それを食べた闇を神様は見ているだろうか。 始まりと同じように、終わりにも罪がある。 だけど終焉に食べられたのは赤い熟れた林檎とは違う、固くて歪でアダムもイブも決して食べ無いような青い鈍い透明な青い果実なのだ。 世界を裏切ったかつての2人の影を、私は刹那視界に捉えたような気がした。 だけど、私たちが裏切られた側だったからか、もうどこにいない。 待って。 おいていかないでね。 似たセリフを私は吐いたことがある。

          epilogue 『わたしの黙示録』

          『人と月に蓋をして』

          「“よる”や」 ____強く強く願っている。私達は、永遠だと。 世界が眠りについた27時、未だギラギラと陽射しがやまない。私は急いで自転車で十字路への坂道を勢い良く駆け下りた。 「邑!」 「あ、那津」 邑は私を見るなり嬉しそうに自転車のカゴから黒い布を出して旗のように振る。準備は万全みたいだ。私達にとって睡眠すら削った秘密の時間は、普通を忘れてしまったこの世界に唯一相反していて特別だった。 「暑いなぁ」 「スーパーでドライアイスもらうか?」 「あほや、開いてへんやろ」 「

          『人と月に蓋をして』

          𝕏 ┊ 連星と死生観

          ✘┊ tweetまとめ 逃避行って死に勝てるかもしれない エモって言葉自身は自分の汎用性についてどう思う? 人の事嫌いになれないからから、どんどん自分を嫌いになるんだよなぁ みんなこうだ、あなたは間違ってる。 そんなある1人の指摘がどんなに馬鹿げていても、自分への自信も期待も無くしてしまう。 言葉って、決めつけって、よくないかも。 泡みたいに消える希望。暖かい言葉は柔くて脆い。 対して冷たい言葉は鋭い。 嘘と偽物と強がりとかのせいで、素直に生きる を出来ないんだよ

          𝕏 ┊ 連星と死生観

          小説 『クリシェ』

          一部分より ■13:39 「先生、俺もう長くないらしいよ」 病室中を生温い風が撫でる。 それが嫌な現実味となって僕の喉を掠めた。 それで、分からないから分かろうとしたかった。 「…でも今生きてるっ」 辛うじて発した掠れた声が、目の前の彼にに届かずに溶けて小さく消えていく。 そっか、とかこれからどうやって生きたい?とか僕には“教師としてかけるべき言葉”がたくさんある。 探している、分かりたいから。 本当に最期まで寄り添いたいと思ってる。 でも僕は、数時間先のことも分か

          小説 『クリシェ』