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新しい本の出会い方
ビビッとくるような本に出会いたい。
僕は小さい頃から本を読むのが好きです。
本を選ぶ時は、ネットや本屋、図書館でなんとなく気になったものや、表紙を見て興味が湧いたもの買ったり。周囲におすすめされたり、話題の本だからと選ぶこともありました。
ただ、前に比べて本読むことがあまり楽しみではなくなったなと感じることが増えました。
以前は、気になる作家さんの本や漫画は欠かさずチェックしていたものの、最近になってはメッキリ減ってしまい、定期購読してる雑誌や週刊誌もほとんど無いといってもいい状態。
でも、気になる本がないというわけではないんです。むしろ逆。読んでおきたいのが多くてキリがなく、いつのまにか疲れてしまっているのが本音です。「コレダ!」って、ピンポイントで読みたいのがであればいいのですが。「本読むことは好きなのに勿体無いなー」と思っていました。
こんなことって、ありません?
このまま本離れするのもいかんなと思い、前から気になっていた"選書サービス"を試してみることにしました。
選書サービスとは
そもそも選書サービスとは何か。
その道のプロ、書店員さんに自分の好みや気になる分野を伝え、決まった金額を渡して複数冊の本を見繕ってもらうサービスです。
試しに調べてみたんですが、選書サービス、意外にもいくつも種類があるそうです。
勿論自分で開拓するのも好きなんですが、その道のプロである書店員にオーダーセレクトしてもらうのもいいなと思うんです。
自分じゃ普段買わないジャンルを提案してもらえると、そのジャンルを読むきっかけにもなりますし。僕の場合、雑誌やエッセイとかですかね。
調べたサービスの中から、気になるモノがあったので、3つほど以下にピックアップしてみました。
①いわた書店
選書サービスの生みの親。抽選制で倍率も高め。価格は約1万円。調べてみたところ、選書の判断材料となるカルテを作成するのに結構の時間がかかるそう。個人的には、「どうしてその本を選んでくれたのか?」が気になるタチなので、自分ついてしっかりと自己開示できるお膳立てがされているのは、いいなと思いました。
②ブックカルテ
書店員さんがこのサイトに沢山登録されていて、その中から気になった書店員さんを指名することができます。書店員ごとに得意分野もあるそうです。美容室に似ているのが最大の特徴かと思います。いずれは「いつもの感じで」なんてお願いもできたらいいななんて妄想を膨らませました。
③snow shoveling
価格が1900円と抑えめ。他のサービスと比べて冊数が1冊と少なめ。こちらも簡単な事前アンケートに答えるそうで、まずはどんなものか試してみたいという人におすすめです。
(ん〜どれも特徴的で試してみたい。。。)
選書サービス受けてみた
悩んだ挙句、「snow shoveling」で選書サービスを受けることにしました。
価格的に試すハードルが低かったのと、自分は読みたい本が多すぎて積読する傾向にあるので、1冊のみ選書してくれるという理由から選択しました。
サービスを購入した後、メールにて、アンケートとzoomでのヒアリングの日程調整する用のリンク送られてくるので回答します。
アンケートの中身としては、"好きなこと"や"最近の関心ごとは何か"みたいな質問がいくつかです。
後日、回答したアンケートをもとに、書店員さんにヒアリングをしてもらい、本をオーダーセレクト、発送してもらいます。
(本が届くまでの間が一番ワクワクする。)
zoomでのヒアリングの結果、僕のことを「趣味や嗜好性にある程度の定まりがある」「自らの成長に対してもいい意味で貪欲で挑戦を好む傾向にある人」と感じてもらえたようでした。
また、事前のアンケートに「ビジネス書や自己啓発寄りのハウツー本を読んで疲れた過去があった」と書いたことも踏まえて、僕の能動性を刺激しつつ、ある種書店員さんの定義する自己啓発本をお勧めしてもらいました。
(そんなこと言われたら絶対読みたくなる)
本が届きました
ヒアリングをしてから1週間後、このような封筒が家に届きました。
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なんだか楽しげな冒険が始まりそう。)
開封して中身を見てみると、入っていたのは、『100の指令』という本でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86902599/picture_pc_d1abc002c4cd85d779cbd0a4e75c37a9.jpg?width=1200)
超簡単に中身を説明すると、著者である日比野さんから100個の指令が読者に向けて記されています。
一つの指令を例に挙げてみると『一番長い線を引こう』というものがあります。
"一枚の用紙に線を書く"とした場合、一筆書きでびっしり紙を埋めるくらいに線をひけばかなり長い線は出来上がります。
「でも、もっと長くするには?」と考えると、「より細い線で引けば長さを稼げるんじゃないか」「直方体を書いてそれを埋めるように線をひけば3次元的に見えて更に長くなるのでは」みたいなアイデアも出てきます。
パッと見大した事ない指令であっても、自分の納得いく筋道で答えを出せると、妙な満足感を得ることが出来ます。
正直、その過程が何に使えるのかはわからないけど、能動性を刺激してくれるのは、こういうことなんだなと少し腑に落ちた気がします。
(同じ指令を受けて、他の人はどのように回答したんだろうか)
さいごに
まだ読み進めて間もないですが、不思議な読書体験が出来そうな予感がしています。
自分と本に詳しい方に、選択権を与えてみるのも、良い本との出会い方の一つかもしれませんね!