疲れ気味な時、食べ物もいいけど意識すること
先日薬膳のお師匠さんに質問する機会があって。
「私は冷え性がひどくって、冷えを解消するにはくるみ、黒豆、黒胡麻、えび、羊肉などを食べればいいんかなー」って話を聞いたのです。
(こいつらどれも温めたり、冷えに効果的な食材です)
その時先生が言った言葉が食材はいいんだけど、その前に大切なことを教えてくださって。それが
「多分気が巡っていない(=ストレスフル)」
だったのです。
初め私は
こんな感じでびっくりして!!!
だって、仕事の休憩中はお散歩したり、イライラしていたらアロマで気分転換したり、気を巡らせることを意識していたつもりだったんです。
その結果、昔であれば毎食後あった喉のヒリヒリ感(逆流性食道炎)もよくなったし、疲れてクタクタ、すぐにバタンキューっていうこともだいぶ少なくなってまして。
でも、話が進むにつれて「あ、なるほど」って思ったのが
「深呼吸してる?」
と聞かれたことでした。
漢方や薬膳の元である中医学では「気」というものがあると考えていて、
わかりやすい説明を引用させてもらうと
「気」とは人間の体を動かす根源となるエネルギーで、血液や水、臓器を動かし、自立神経系や内分泌系をつかさどる働きをもちます。
とのこと。(再春館製薬さんより)
つまり「気」とは私たちが生きていくのに必要不可欠なパワーで、常に私たちの体中を巡っていることが好ましいんですね。
そして、気を作るには「食べ物」と「呼吸」も大切で、どちらが欠けてもよろしくない関係性なのです。
一方、普段仕事中の私、どんな感じかと言うと
一日中こんな感じ。
パソコンに集中しまくりでついつい緊張センサーON。そうすると呼吸も浅くなりがち。
結果、呼吸不足から気が作られず(=気虚)、さまざまな症状が起こります。
で、ここからが大切なんだけど不十分だと巡らないんですよ。
想像してみてください。晴れの日、水位が普通の川と、台風後、水位が高い川の流れって速さがちがうでしょ。
それと同じで少ないってことは巡らないの。
これに気づいた時のわたし
またもやびっくりして
「今まで私がやってきたこと、そこそこ足りていると思っていたのに、根本的に違ったですって!!!???」
と結構ショックでした。。。
でも今回の学びで本当に基本的な考え方を身に付けられた気がします。
今回学んだ事、現代社会人さんはみんなに言えることだと思います。
特に仕事中なんてなかなかリラックスできないし、休日は休日でやる事たくさんあったりで全然休めないこともありますよね。
そんな時、5分でいいから深呼吸をする意識を持っていると全然違うのかもしれないなと。
もしくは瞑想の習慣をつけて、リラックスできるように意識するとか。
ちなみに深呼吸の仕方、腹式呼吸。鼻から吸う、口から吐く。
吸うときは丹田(おへそのあたり)が膨らむのを感じ3秒ぐらい。
吐くときも丹田を凹ませながら6秒ぐらいかけて。
という基本の呼吸法があるみたいです。
また意外だなと思ったのが「ため息」。
あれも吐く時に力抜ける感じがしますよね、あの感じがいいみたい。
明日からの仕事もこれを意識して乗り切っていきましょー。