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生き方

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#おもしろ情報

結局は「おもしろい」かどうかがすべて

結局は「おもしろい」かどうかがすべて

世の中には「教わったほうがいい」こととと「教わらないで自分で考えたほうがいい」ことがある。どんなに遠回りにおもえても、人から教わらないで自分で考えたほうがいいことというのがある。これはまちがいない。

ただしぼく自身はこれまでは両者の切り分けを言語化することができなかった。野生のカンで切り分けていた。

でもどうやらちょっと言葉にできそうなので書いてみたい。結局は「おもしろいかどうか」なのだ。これ

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「あの世」はあったほうがいいのかないほうがいいのか

「あの世」はあったほうがいいのかないほうがいいのか

アメリカでは金持ちがチャリティを行うことが多い。金持ちのステータス誇示という面もあるが、そもそもキリスト教的な価値観を持っているからだともいえる。

しかし、中でもビル・ゲイツの活動は突出している。こないだNHKスペシャルでゲイツが出てきて、自分が慈善事業に励みだしたきっかけを語っていた。「アフリカの困窮をまのあたりにして考えが変わった」のだそうである。ふーん・・いかにももっともらしいが、でもちょ

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オヤジねはんでまつ

オヤジねはんでまつ

感情というのはまるっきりガソリンである。ガソリン「のようなもの」ではなくてモロにガソリンだ。

最初に点火するのは、ちょっとした正義の火花かもしれない。だがいったんボーボーと燃え広がり始めたら正義もクソもない。山火事のようにすべてを飲み込んで燃え上がるだけである。

それがわかっている人にはあらためてこんなことを言う必要はないし、わかっていない人にはいってもむだだ。

オヤジねはんでまつ

という

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天性の詐欺師―国利民福の会事件

天性の詐欺師―国利民福の会事件

いまどきの電車はだいたい自動改札がついているがかつては駅員さんが切符を切っていた。ぼくは高校生のころ、定期券の期限が切れていることを知らず3日ほどつかいつづけていたことがあるが、まったく気づかれなかった。

3日間も気づかれないということは、駅員さんは定期券に記載された日付は読んでいなかったということである。駅員さんが見ていたのは、日付ではなく不審な空気を出しているやつ、おどおどしているやつ、伏し

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文章はデトックス

文章はデトックス

先ごろカナダ留学を決めた芸人の光浦靖子さんが『50歳になりまして』という本を出版したそうだ。その本は読んでないけどインタビューを受けている記事を読んでいていろいろ共感できるところがあった。一番共感したのは、本を書き終わってスッキリしたという感想だ。

――今回、本を書いたことで、光浦さんの中でどんな変化がありましたか?

光浦 デトックスじゃないけど、次のステップに行けるなと思いました。行こう行こ

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家族の問題

家族の問題

悩みのない人はいるけど問題のない人はいないんじゃないだろうか。

悩みのない人というのはぼくのことである。まえにも書いたけど(「世の中にイヤなことはいっぱいあるけど、悩みというのはないような気がする」)僕は悩むということをしない性分だ。しかし悩みはなくても問題はたくさん抱えている。

正確には悩みはゼロではなく、5分くらいは暗澹たる気持ちになるのでアレが悩んでいる状態なのだろう。なので悩みは5分あ

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思い出のスプライト・・

思い出のスプライト・・

ぼくが子どものころ「青酸コーラ無差別殺人事件」というのが全国を震撼させたことがある。いましらべてみたら1977年の事件だからぼくは10歳か11歳の頃だ。小学5年生だったと思う。

東京と大阪の電話ボックスなどに「青酸入り」のコーラが置かれ、それを飲んだ人が次々に倒れ、死者を出す惨事となった事件です。

東京・品川の電話ボックスに置かれていたコーラを飲んだ16歳の男性が死亡し、つぎに同じく46歳の男

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「自分」より「真実」がスキ

「自分」より「真実」がスキ

ジャーナリズムは「なにが真実なのか」を追及するし、野党は「なにが真実なのか」をめぐって国会答弁をする。しかしかれらにとって「なにが真実なのか」はものごとの入り口でしかない。出口は別のところにあり「なにが真実か」という議論は「利益の追求」という目的ために使われる道具である。

野党が国会で真相を追求するのはそれが自分の党の得になりひいては自分の得になるからだ。ぎゃくに与党が真実を隠そうとするのもその

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大半の「なるようにしかならない」は気休めでしかないが本気でそう思っている場合もある

大半の「なるようにしかならない」は気休めでしかないが本気でそう思っている場合もある

世の中には意味のないことばというものがある。困ったときに「まあなるようにしかならないから」というのもそれだ。口癖のように使われるが、その割にはほんとうに「なるようにしかならない」と落ち着いていられる人はほとんどいない。

大半の「なるようにしかならない」は「まあ大丈夫だろう」と根拠なく言っているだけである。「取って食われるわけじゃなし」と言っているのと変わらず、無意味なコトバだ。暑いときに「暑い暑

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「やらない」系の決心を口にすることに価値はない

「やらない」系の決心を口にすることに価値はない

「私はこれだけはやらない!」といったようなこだわりというかポリシーみたいなものを抱えて生きている人は多いだろいう。しかし「やらない」と決めているものはやっていないわけだから形になっていないのであり、つまり目に見えないので証拠はない。その努力は他人には気づかれないのがあたりまえである。

というわけで、ここだけの話ですけどじつをいうとぼくは・・

エベレストにだけは登らない!

と固く決心して生きて

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10代の終わりごろ自分はどういう気分で生きていたんだろう

10代の終わりごろ自分はどういう気分で生きていたんだろう

こういう記事を読んだ。

新宿歌舞伎町の「TOHO横」というたまり場に2018年ごろから未成年の少女たちがあつまるようになったそうである。あつまった子たちのあいだでは自殺が流行ったり、ホスト狂いしたり、ひまつぶしに集団リストカットしたりしているのだそうだ。

それについてどうこういうつもりはない。取材者は「危機感を持っている」というがとくに危機感は感じなかった。興味本位の週刊誌ネタに思える。

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8050問題

8050問題

ダイヤモンドオンラインというニュースサイトに、「「引きこもり」するオトナたち」という特集記事がある。(<-リンク先は記事一覧ページです)。

一覧といっても記事数は膨大で、数えようと試みたがムリだった。一覧ページだけで19ページあり、各ページに20記事ずつ掲載されているので、概算では19×20=380記事前後になるだろう。すべて池上正樹氏というジャーナリストによるものだ。

いまこれを読んでいる人

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周囲に合わせて生きるのはしんどい

周囲に合わせて生きるのはしんどい

>本心を隠して周囲に合わせる

はい、これをやっていない人はいないでしょう。もしやっていない人がいるなら、その人はとてつもなく真っ正直でおもてうらのない人だ。そして、たくさんの問題を引き起こし、苦しんでいるだろう。運が悪ければ高い塀の中に入ったり、ダンボールのおうちに住んでいる可能性もある。

>本心を隠して周囲に合わせる

これは仮面をかぶって生きるということである。最低限は必要だがやりすぎると

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最近、腹が立たなくなってきた

最近、腹が立たなくなってきた

わかってみればカンタンなことなんだけど、なかなかわからないことってありますよね。

わかいころのぼくは、いろんなことにいちいち腹を立てていた。ぼくにかぎらずそういう人は多い。なぜそれがわかるかというとツイッターを見ていればわかる(笑)。自分の感情に振り回されている人であふれている。そういう人はモリカケに怒るし、五輪に怒るし、森喜朗氏に怒るし、バッハ会長に怒るし、年中怒っている。

ぼくが怒らなくな

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