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痛みケアの新常識:なぜ太陽の光が薬より効くのか

🌟 痛みと正しい付き合い方

腰や膝に痛みがありませんか?その痛みに対して貼り薬や痛み止めを使用していませんか?確かに、これらの薬は一時的な痛みの軽減には効果がありますが、根本的な問題解決にはなっていません。あなたは本当にその貼り薬や塗り薬を一生使い続けたいでしょうか。
実は、痛みを感じにくくすることで過度な負荷をかけてしまい、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるのです。今回は、貼り薬や痛み止めを長期服用することによって引き起こされる驚くべき未来についてお伝えしていきます。

💊 薬の長期使用がもたらす驚くべき未来

薬を長期間使用し続けると、骨粗しょう症や鬱病になるリスクが高まります。長期的な薬の使用は、体の自然な痛みの制御メカニズムを弱める可能性があります。また、薬への依存や副作用のリスクも高まります。
特に注意が必要なのは、貼り薬の成分としてケトプロフェンを使用している人です。この薬の副作用として光線過敏症が挙げられます。この副作用を発症すると、長時間日光に当たることが困難になります。

☀️ 日光は副作用のない薬!

日光はビタミンDの合成を促し、セロトニンなどの幸せホルモンを生成させます。その結果、骨粗しょう症やうつ病を予防できます。日照時間とうつ病には密接な関係があり、日光は自然界からの最高の薬と言えます。日光を浴びられなくなることで、腰痛やうつ病を発症するリスクが高まることを忘れてはいけません。

☀️日照時間とうつ病の関係性

北欧諸国では冬季の極端な日照不足が顕著です。例えば:
• フィンランドのヘルシンキでは12月の日照時間がわずか6時間
• ノルウェーのロフォーテン諸島では、冬季の日照時間が2時間にまで低下
この環境下では、フィンランドのうつ病有病率が5%、スウェーデンでは冬季うつ病リスクが8.5%に達します。その際、セロトニン分泌量が通常より23%減少し、うつ症状発現率が上昇します。
日本でも同様の傾向が確認されています。例えば、秋田県では冬季、うつ病のハイリスク者が4%増加し、日照時間が100時間減少するごとに、自殺率が1.8%上昇するというデータもあります。

⚠️ 貼り薬の見落としがちな副作用

貼り薬による腰痛管理には重大な落とし穴が存在します。NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の経皮吸収型製剤は、光線過敏症のリスクが他の成分に比べて3.8倍高いことが厚生労働省の調査で明らかになっています。
特にケトプロフェン含有製品では、貼付部位が紫外線に暴露されると皮膚炎を発症する可能性があり、症状治癒後も4週間以上の遮光が必要とされます。この薬が処方された患者さんには、薬を貼った後、紫外線に当たらないように指示します。

🦴 若者の骨粗鬆症が増えている本当の理由

日光不足によるビタミンD欠乏は、骨密度を年間2%低下させる原因ともなります。特に高齢女性はビタミンD不足が骨折リスクを1.7倍に上昇させます。また、現在若い人の骨粗しょう症も増加傾向にありますが、これは若い時から日焼け対策として日焼け止めをこまめに塗り直したりすることによって、骨粗しょう症のリスクも高まるためです。

🙌痛みとさよならするためには?

現在、腰痛の75%は解決可能であると言われています。したがって、薬は一時的な症状を抑える方法であって、根本的な改善を行うことが重要です。
腰痛にならない体とは、以下の特徴を持つ体です:
1. 正しい呼吸ができている
2. 左右対称に均等に体を動かすことができる
3. 背骨がSカーブを描いている
後屈ができるためには、これらの要素を全て満たしている必要がありますが、多くの腰痛患者さんがこれらに当てはまっていません。しかし、この理想的な体を目指すことができれば、痛みとお別れして楽しい人生を送ることができます。

🔮 次回は…

次回は、痛みとおさらばして楽しい人生を送るための新習慣について、具体的な方法をお伝えしていきます。次回もお楽しみに!

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