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2020年1月の記事一覧

23歳 珈琲で乾杯

23歳 珈琲で乾杯

23年生きてきたって、すごいことだよね。
ううん。こんなに長い間育てて、見守ってくれた親がすごい。
生きるのって時々本当に嫌になる。もともといなかったみたいにそっと消えてしまいたい日だって何度も見送ってきたけど、それでもいつのまにか、自分で道を選択して、社会で働く大人になっていた。わたしが小さい頃想像していた23歳は、もうちょっと大人のお姉さんな気がするけど。

今日くらいは、自分をすっごく甘やか

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やびーのうつ情報ぎゅっとノート!

やびーのうつ情報ぎゅっとノート!

\160部突破!ありがとうございます!/

このnoteは、うつ病治療のための情報をまとめたマンガです。読むのに35分かかります。マンガは約150枚あります。

はじめに

うつ病じゃないけど、生きにくい人はこちら

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だからこそ生き抜く #手書きnoteを書こう

だからこそ生き抜く #手書きnoteを書こう



へたくそな字で申し訳ありません。でも、書かずにはいられませんでした。



先週末、職場の新年会がありました。体調不良でこういう場にくるのは久しぶりだったので、普段なかなか会うことのない別部署のかたと楽しく話していました。

会もまもなく終わろうという時、会場の隅がなにやらざわつきはじめました。事務局の男性の具合が悪くなっているようでした。その男性は以前、脳の重い手術から回復されたひとでした

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夢を叶えるのは場所じゃない、自分だよ

夢を叶えるのは場所じゃない、自分だよ

ちょっと前にこんな事を書いている人をチラホラ見かけました。意訳するとこんな感じ。

「noteを書いていても、見つけてもらえるのは一握り。公式のオススメに入れないとフォロワーも伸びないし、コンテストに受賞するには1000以上の投稿作から選ばれないといけない。何回か応募したけどかすりもしない。noteはもう夢を叶えられる場所じゃなくなりつつある。」

要するにnoteのユーザー数がバーっと増えて、公

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支払いはスマートにいい女を気取りたい

毎日、朝は会社近くのカフェでモーニングを食べることを習慣にしている。最近では何も言わなくても「ブレンドコーヒーでよろしいですか」と注文前にコーヒーがセットされ、他のものが頼みにくいほどの常連客となっている。時々はカフェラテが飲みたいんだけれどと思いながらも店員さんの期待に応えて「ブレンドコーヒー」を注文する。

そこでいつも「Suica」でと言い、iPhoneをかざし支払いを完了する。キャッシュレ

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「障害者」という言葉の先へ

「障害者」という言葉の先へ

 私の住む街に、この冬はじめて雪が積もった。

 水気の多い白に覆われた窓の外を眺めながら、「2020年代の未来予想図」について考えていた。とりあえず思いつくまま書き進めていたが、ふと目にふれたネットニュースにキーボードを叩く手が止まった。しばらく悶々とした後、書いていた本文を全て削除した。

 「相模原障害者施設殺傷事件」の初公判のニュースである。

 報道によると植松聖容疑者は起訴内容を認め、

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月の涙と星のカケラ

月の涙と星のカケラ

部屋の電気を消すと、天井にプラネタリウムが広がる。
ベッドに仰向けになると、私はその手作りのプラネタリウムをじっと見つめ、それから数十秒後、静かに目を閉じた。

今夜の月は三日月だった。
今にも折れてしまいそうなほど、か細い三日月を思い浮かべて、私は天井に向かって、そっと両手を伸ばす。

身体ごと、宙に浮かぶ感じがしたところで、ゆっくりと目を開けると、私は三日月に腰を下ろしていた。

そのまわりに

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私の心を守るもの

私の心を守るもの

私は普段、あまり物欲がない方だと思う。
なにかを買うときは必要以上に慎重になることも多いけれど、noterさんをフォローするときと同様で、一目惚れというカタチで購入を決めることもある。

年末に、とても大切にしていたピアスをなくした。
そのピアスは、サイズもちょうどよく、一年のほとんどをそのピアスで過ごしていたといっても過言ではない。
ピアスをあけたばかりのころは、いろいろなピアスが欲しくてたまら

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名前の知らない君の背中を追いかけて

「待ってよ」

 声を張り上げる。けど、お前は振り向いたことなんてない。

 お前は、何時だって、先に行く。

 僕と同じ道を歩いているのに、僕が通るべき道なのに、お前はいつもいつも僕の前を歩いている。

「ねぇ、待ってってば」

 止まらない。こんなに声を張り上げているのに。

 お前は、何時だって、そうなんだ。

 得意にもならず、それがさも当然のことのように、僕が選ぼうとしたものを平然と先に

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