夢を叶えるのは場所じゃない、自分だよ
ちょっと前にこんな事を書いている人をチラホラ見かけました。意訳するとこんな感じ。
「noteを書いていても、見つけてもらえるのは一握り。公式のオススメに入れないとフォロワーも伸びないし、コンテストに受賞するには1000以上の投稿作から選ばれないといけない。何回か応募したけどかすりもしない。noteはもう夢を叶えられる場所じゃなくなりつつある。」
要するにnoteのユーザー数がバーっと増えて、公式おすすめの枠も増えたとはいえ選ばれる人は減って、さらにもともとネームバリューのある人がnote書き始めたりもして、なんでもない普通の人が何者かになれる可能性が減った=noteでのシンデレラタイムは終わった、みたいな事ですね。
一義的にはその通りです。ユーザー数は右肩上がり、利用者数が増えて企業アカウント主催のコンテストも増えました。
それこそ一時期は参加可能なコンテストが1つもない時もよくあった2018年頃から比較して、2020年1月の今は常時2〜3個のコンテストが開催されています。
チャンスの数は増えてます。でも、それ以上にユーザー数が増えてます。だからチャンスにありつけるユーザー数は減りますし、競争は厳しくなりますね。
市場原理とポジショニング
イノベーター理論というビジネス理論では、市場は5段階の人々で構成されると言われています。
1.イノベーター(革新的採用者)
2.アーリーアダプター(初期採用者)
3.アーリーマジョリティ(初期多数採用者)
4.レイトマジョリティ(後期多数採用者)
5.ラガード(採用遅滞者)
1の人が革新的なモノを真っ先に試してみるファーストペンギン、2の人がそこに飛びついて積極的に試していく。価値が認められ始めると3の人たちが動き出して、市場が形成される。
で、市場が形成されてからようやく乗っかるのが4の人たち。この時点ではもう実はピークを過ぎていたりもします。
最終的にコモディティ化=普遍化&陳腐化するあたりでようやく手を出すのが5番という感じ。スマホとかインターネットなども似てますね。
さて、今の2020年のnoteというサービス、これから始める人は上の5つのどこらへんに位置すると思いますか?
個人的な肌感覚ですが、2.7〜3.2くらいの位置になりつつあるように感じています。
僕は2018年3月から毎日更新に精を出しはじめて、ちょうどnoteのグロース初期の成長軌道に一緒に乗っかれた運の良いユーザーです。たぶん2.2〜2.5くらいの位置のユーザー。
良いタイミングで始められたのでフォロワーさんも増えましたし、初期は競争も緩かったのでおすすめにも何度も掲載されたことがあります。すでに600本のnoteが公開されていてアドバンテージがあるので、自分のnoteへの導入経路も多いです。
でも、これはもう花見の場所取りみたいなもので、先にいい場所がとれたかどうかだけです。その恩恵をどう使うのかはその人次第です。
先行者が有利とは限らない
サービスに限らず、あらゆるビジネスやスポーツでも初期状態で有利なポジションをとれるかどうかはかなり戦果を左右します。いわばゲームにおける難易度設定のようなものです。
その点では、たしかに今のnoteを主戦場として選択してスタートするのは、難易度がノーマルモードに移行しつつあるでしょう。
1〜2年前はイージーモードで取り組めたので、その差が気になるのはわかります。
では、参入しないで市場に新しいサービスが出るまで待ちますか?それも一つの選択肢です。
もしくは、遅れて参入する前提で、先行者のアドバンテージをどう覆すかも後発のとれる選択肢の一つです。
先行者がいるということは、施策の良い悪いがすでにサンプルとして出ているわけで、後発が必ずしも不利とは限りません。
要はポジションにあった戦略が必要だよ、というだけのことです。
夢を叶えるのは場所じゃない
結局、夢を叶えるのは場所じゃないんですよ。
もちろんチャンスの多い場所と、ほとんどチャンスの来ない場所もあります。
上が順番待ちしていていつまでたってもポジションが空かない、既得権益の権力構造が強固な場所では後発はめちゃくちゃ不利だったりもします。
ただ、どこでどう戦うのかは、自分で選べるんです。
厳しいことを言いますが、環境の変化に対して文句を言うだけなら何も変わりません。変化に適応して、逆に変化をハックしてチャンスに変えればいいのです。
あなたの夢や目標を叶えるのは、場所じゃないです。ましてや他の誰かでもない、自分自身でやるしかないんですよ。
自分のシンデレラタイムは、自力で引き寄せて作るしかないんです。
腹を括って、今の状況をしっかり見定めて戦い方を練りましょう。失敗してもゲームオーバーにはならないのだから、どうせやるなら手遅れとか言ってないで今すぐ思いっきりやってみるのをオススメしておきます。
言い訳ってクセになるんですよね。
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オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。