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【金曜日】俳句、詩、創作物

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小説以外の創作物。主に詩など。
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#日常

俳句 part.89「柚子」

俳句 part.89「柚子」

長らくスマホの音声入力に頼り切っていたので、おそらく半年ぶりぐらいに手入力で記事を作成しています。
というのも、無料のオンラインパソコン講座に申し込んだからです。
11月~1月までの3か月。月2回の受講です。
楽しいかなと思っていたら、2時間半は長かったです。私って根性ないなと思いながら、10分休憩の間に柚子ティーを入れてひとごごちつきました。
その時すでに2時間近く経っていました。
こんな風に授

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俳句 part.88「山眠る」

俳句 part.88「山眠る」

冬の山は静まりかえって見えます。
そういう様子を「山眠る」というそうです。
盆地で育って、毎日四方に山がありました。
私にとって山は富士山や海外の急峻なキリマンジャロなどではなく、もっと身近なものです。

早起きの猫と朝焼け山眠る

即席の味噌汁の朝山眠る

由緒ある三毛猫招く山眠る

電卓を叩いて令和山眠る

家計簿を閉じて暫く山眠る

猫は日々裸で生きる山眠る

山眠る買い物をして買い物す

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俳句 part.87「ポインセチア」

俳句 part.87「ポインセチア」

買っていないんです、ポインセチア。
玄関の鉢棚をクリスマスっぽくしたいなとホームセンターに行くたびに花を物色しています。
しかし、ポインセチアやシクラメンに手が伸びません。
昨年のシクラメンは球根をダメにしてしまいました。だから、もう今年はシクラメンはいいかなって。だからといって代わりの花も思いつかず、寄せ植えは鉢を一つ作っただけ。
優柔不断ではないんです。
単に気乗りしないのを優柔不断だからと言

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俳句 part.86「初時雨」

俳句 part.86「初時雨」

もしnoteを卒業するとしても、1000日もお世話になるんなら、何か感謝を示したいですね。数ヶ月書かずにまた「こんにちは!」って来るのもスタンダードで良いです。
でも、今はnoteに依存しちゃっているので、一時休止するつもりなら気になって戻って来ないように、何か「去りますよ」とケジメがつく挨拶がしたいです。
挨拶活動した上で、やっぱりやめませんとしても気づく人はほぼいないわけで。
何か出来る事ない

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俳句 part.85「凩(こがらし)」

なんだかnoteのモチベーションが上がらなくなってきました。
書き溜めているので、毎日投稿は続きそうです。ひたすら記事が積み上がりなんだか意味のないことをしてきたな・・・と達成感もありません。
好きだから書いているってだけなんですが、読まれなくって意味はあるのという気もしてきました。別に非公開のメモ書きにしてもいいんですよね。たまによく書けた気がするものだけ記事にすれば。SNSには非公開機能がある

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俳句 part.84「冬めく」

俳句 part.84「冬めく」

ときめく時と春めく時と冬めく時の違いはなんでしょうか?

まだ秋だと思ううちに冬のきざしを感じ、春が待ち遠しいと思っていたら、春の気配を庭に感じる。ときめくというのは、平安時代なら権力者に寵愛されることだったでしょうが、現代ではさながら恋の予感に胸がときめくという意味以外ではほぼ使われていない気がします。

恋になぞらえて、高級品を店で眺めてときめくこともあるように、大体これから訪れる必然の兆しを

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俳句 part.83 「初霜」

俳句 part.83 「初霜」

書こうと思っていたことをまた忘れてしまった。きっとどうでも良い事だったのだろう。

アレクサに毎日天気を聞いている。薄曇りの天気といわれるが、私から見れば、空はいつも晴れている。霧が出ているのを薄曇りと言ってるいるんじゃないかと疑っている。大体1年の200日位は霧が出る地方なのだから、霧が出たら、薄曇りと言われたら、一年の3分の2は午前中は薄曇りということになる。
なんと、陰気な地方であろうか。行

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俳句 part.82「里芋(さといも)」

俳句 part.82「里芋(さといも)」

私は乗り物の中で高速バスが一番好きです。交通機関の中ではバスに乗り慣れていることも一因でしょう。
高速バスがあれば、とりあえず高速バスでいいやと思ってしまいます。
バスから降りたらまたバスに乗って移動するため歩かなければならないのですが、高速バスがある場所なら極力自家用車は使いたくないと思ってしまいます。
一体なぜこんなに高速バスの移動にこだわるのか自分でもわかりません。

しかし、疫病の雰囲気も

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俳句 part.81「秋茄子(あきなす)」

俳句 part.81「秋茄子(あきなす)」

母がヘチマが腐ると盥に漬けてしまいました。
腐りそうだからといって、水につけるのは納得いかなかったのですが、皮を剥がすのにはそうしたほうが良いと言われました。

そういえば、焼いた茄子の皮も水につけて剥くような気がします。しかし、それは焼いたから。乾燥していないヘチマをそうされることにモヤモヤしてしまいました。やはり根底に私が育てたヘチマだという思いがあるからでしょう。

自分が作ったものは大切に

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俳句 part.80「鰯雲(いわしぐも)」

俳句 part.80「鰯雲(いわしぐも)」

数えてみたら、来年の3月にnoteの毎日投稿が1000日になります。

つまり、今年度中に1000日達成するということです。ぼんやりと暮らすうちに、もうそんなに月日が経ったのかと驚きます。

私より若いとあるユーチューバーの方が、動画の中で「何かをつかんでから何かを始めなければならない」とおっしゃっていました。
それが好きかどうかは置いといて、何かの専門家にならないといけないのだそうです。

そう

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俳句part.79「秋の海」

俳句part.79「秋の海」

9月に10年以上振りに飛行機に乗りました。
20代の頃は年に数回は乗っていたので、なんだか懐かしかったです。
行きは朝でしたが、帰りは夕方から夜にかけてでした。
眼下の夕暮れの秋雲の峰、福岡の夜景は綺麗でした。

出かける予定は前から立っていたので、10月に詠むテーマの一つは「秋の海」と決めていました。飛行機から海が見えると思っていたからです。

秋の海とは、秋になって色がやや濃くなって、波が高く

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俳句 part.77 「秋彼岸」

俳句 part.77 「秋彼岸」

普段信心深くもなく、仏壇に毎日お参りしているわけでもないのに、俳句を書きたいからと「秋彼岸」をテーマにするのは、多少の罪悪感があります。

しかし、それで、季節を意識したり、故人を思い出すことにもなるので、動機が不純であっても、俳句にする事は悪くないのかなと思います。

お彼岸には、「春彼岸」と「秋彼岸」があります。それぞれ春分の日と秋分の日を中日とした前後、7日間のことです。
2023年の今年は

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俳句 part.76「台風」

俳句 part.76「台風」

台風の来た日に何していますか?私は大抵料理をしています。停電になったら退屈ですが、不安で気もそぞろなので、気持ち的には忙しいのかもしれないです。懐中電灯を探したり、蝋燭に火をつけたり。

1番怖いのは、停電が終わって、パチっと電気ガスつく瞬間です。なんだか機械が起動したというより、これでパチっと機械が壊れるんじゃないかと思ってしまいます。

我が家の飼い猫2匹は、台風はあまり怖がりません。というよ

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俳句 part.75 「水澄む」

俳句 part.75 「水澄む」

言わなくて、いいことを言ってしまうのは、普段言葉を使いなれていないからでしょうか。それとも、言葉が過ぎてしまうからでしょうか?

一面的には寡黙で、
反面、他人から饒舌に見える。

1人の時間が好きなので、しゃべらない時間の方がはるかに長いんです。一方で、誰かといると会話しなければならないと思ってしまいます。そしてふさわしくない話題を口にしてしまうのです。それは対面でもそうですが、ネットの世界でも

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