俳句part.79「秋の海」
9月に10年以上振りに飛行機に乗りました。
20代の頃は年に数回は乗っていたので、なんだか懐かしかったです。
行きは朝でしたが、帰りは夕方から夜にかけてでした。
眼下の夕暮れの秋雲の峰、福岡の夜景は綺麗でした。
出かける予定は前から立っていたので、10月に詠むテーマの一つは「秋の海」と決めていました。飛行機から海が見えると思っていたからです。
秋の海とは、秋になって色がやや濃くなって、波が高くなった海のことです。
行き帰りとも快晴でした。飛行機の雲の間から見える海は、スカイブルーではなく、やはり暗い深遠のような濃い色をして波打っていました。
秋の海座席は26F通路側
秋の海飛行機で行く小ホール
秋の海上空何メートルの息づかい
秋の海10年振りに上京す
始発便スカイマークの列後尾
スカイマーク25周年一週前
晴れ渡る秋の海中空の旅
三日月の心許なし秋の海
秋の海銀座の街は傷だらけ
秋の海雲の真下を滑る船
秋の海日暮の空はパステルカラー
秋の海悩みの深き刻永る
稜線の白雲絶えず秋の海
飼い猫の目元の赤み秋の海
よろしければサポートお願いします。いただいたものはクリエーター活動の費用にさせていただきます。