俳句 part.77 「秋彼岸」
普段信心深くもなく、仏壇に毎日お参りしているわけでもないのに、俳句を書きたいからと「秋彼岸」をテーマにするのは、多少の罪悪感があります。
しかし、それで、季節を意識したり、故人を思い出すことにもなるので、動機が不純であっても、俳句にする事は悪くないのかなと思います。
お彼岸には、「春彼岸」と「秋彼岸」があります。それぞれ春分の日と秋分の日を中日とした前後、7日間のことです。
2023年の今年は、3月21日春分の日で、9月23日が秋分の日です。
つまり、3月18日に彼岸に入り、3月24日に彼岸が明けました。
この記事はだいぶ前に下書きしていますが、3月22日にあげる予定なので、ちょうどお彼岸の真っ最中。9月20日に彼岸入りして、9月26日に彼岸が明けます。
彼岸と言えばおはぎです。しかし私はお米にあんこをまとわせたおはぎがあまり得意ではないので、俳句にはしませんでした。
秋彼岸猫が経典唱うかな
秋彼岸故人を偲ぶ香は同じ
秋彼岸全ての音が止んでいる
乗合バス足して千歳秋彼岸
火事山もそろそろ芽吹け秋彼岸
仏前に新婚みたいな老婦人
秋彼岸おやつの数の増ゆるかな
菓子盆に猫の飛び乗る秋彼岸
秋彼岸苦手な珈琲淹れようか
秋彼岸猫の玩具を供うかな
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