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植林後のオリーブ畑の様子
日本一時帰国後、オリーブ畑に出向いた。
本当に久しぶりの訪問である。
私が一時帰国している間に、
100本ちょっとのオリーブの木を植えた。
担当してくれたのは、今回の収穫を手伝ってくれたアルバニア人一家である。
12月の間に剪定もしてくれて、その流れからの植林の話。
収穫する方も、ある程度、密である方が効率よく、
オリーブの木々のスペースが非常に広い我がオリーブ畑は
もう少し植林した方が良いのでは…という話になったのだった。
収穫率を上げるのに、
お隣さんの土地を購入するか、植林するかで、
一瞬、迷ったものの、
予算的な問題を含め、
今ある土地をまず、有効活用しようというふうになったのが、12月の半ば。
それからは、あっという間である。
オリーブの木は6メートル以上の間隔を空けなくてはならないけれど
うまく治まったらしい。
途中、植林するために土を掘り起こすと
大きな岩盤が出てきて
それはもう大変だった…と、後から聞いた。
もうかれこれ、30年ほどの経験があるアルバニア人一家。
経験ある人にやってもらえたことは良かったと思う。
剪定や収穫など、ちゃんと勉強をして
自分でやってみたい気持ちもあるけれど
全てをこなすのは、現実的に難しい。
経験値を積んだ人に倣い、
そういう人たちに委ねて
少しずつ自分も参加していくカタチが
今の私にとっては、良いアクセス法のような気がしている。
「ちょうど良い時期に植えることが出来て良かったわね。」
お隣のおばちゃんが、そう言ってくれた。
さほど冷え込みも厳しくなく、比較的、雨も降った1月。
2月のオリーブ畑は、適度な風が
まだ樹齢2年のオリーブたちを
そよそよとなびかせていた。