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日本一時帰国の間に…
本格的に冬。
日本は寒いけれど、イタリアは雨が多いらしい。
今年は、この時期に一時帰国しているから、
一瞬、オリーブ畑の作業は止まっているように思うかもしれないけれど、
実は、着々と、植林をする準備を整えている。
今年、100本の木を植えることに決めた。
オリーブの木は、
レッチーノ種、モッライオーロ種、フラントイオ種。
今、あるものと同じタイプのもの。
樹齢は2年。
おそらく今植えても、実がつくようになるには
数年かかるだろう。
それでも、少しでも安定した量を収穫できるようにするために、
前に進んでいかないと…と思う。
新幹線で、東京から地元の浜松に向かう途中、
オリーブの木が沢山植っているのを見かけた。
最近では、日本のあちこちで
オリーブを育てるようになってきたみたいだ。
一体、どんな種類を植えているのだろう。
そうそう、私が選んだオリーブの種類は、
トスカーナの代表的なタイプ。
もちろん、品質保証のIGPに登録していることもあるから、
その種類は限られているのだけれど。
他の地域では、他の種類が主流であるのは
それぞれの土地に見合ったものが選ばれているからで、
オリーブの種類は実に多い。
調べたら、540種類以上なのだとか。
作り手によって、
作る場所によって、
オリーブオイルの味が違うのも、納得してしまう。
「植林は自分たちでやるのですか?」と聞かれた。
気持ちはやってみたいけれど、とても無理。
土を掘り起こして穴を作り、支柱を立てて植林するには
それなりの経験と力と重機が必要。
だから、昨年収穫してくれたアルバニア人一家にお願いしている。
もちつ、もたれつ。
私がいない間にも、少しずつ
オリーブ畑は変化していっている。