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気づくことで、優しくなれる
『世界は贈与でできている』という本の著者さんの、新しい本が今年の3月に出た。
『世界は贈与でできている』は、私が今まで読んだ本の中で、人におすすめしたいNO.3に入ると思う。ちょうど最近、人におすすめする機会があった。
ただ、「どういう本なの?」と聞かれて、しどろもどろな答えになってしまった。いい本だと思ってるのに、説明できなくて悔しい。
その人は本を買ってくれたみたいだけど、おすすめするな
毎日、満足できるように生きられたら
横断歩道で信号が変わるのを待っている時、何気なく思った。もし、誤って車がこちらに突っ込んできたら、ここで命が尽きるのだろうかと。
「明日が来るとは限らない」「今が一番若い」。今を大切にしようと呼びかける言葉は、世の中にたくさんある。聞くたびに「ああそうだった」と心が引き締まり、一日を、この瞬間を、大切にしようとする。明日が来るとは限らないのだから。今日で終えても後悔しないように生きようと。チャレ
まっすぐは赤でも、左右は青
目的地へ向けて足早に歩いていた。季節にそぐわない気候に、少々顔をしかめながら。
あつい。顔がほてっているのがわかる。
信号が見える。渡りたい。
近づくと、点滅し始める。止まる。
また歩く。信号が見える。渡りたい。
近づくとまた、点滅し始める。止まる。
自分の歩みに合わせて信号が青に変わると、何かに背中を押されているような気持ちになる。逆に赤に変わると、意気込んでいるのに水をさされるような、
「知らないこと」への欲
「広く浅く」と「狭く深く」を比べると、「狭く深く」の方が何となくいいイメージをもたれているような気がする。広く浅い人間関係よりも、狭く深い人間関係の方がいい。広く浅い興味よりも、狭く深い興味の方が価値がある、と。
本当にそうなのだろうか。
確かに「広く浅く」はつまみ食いのような、いいとこどりをしてるようやイメージはある。人や物事の深い部分、本質まではたどり着いていない、表面だけさわっているよう
想像に飲み込まれない
あの人は今、どんな気持ちなんだろうか。それはどういうわけで、そういう気持ちになっているのか。こうかもしれない、ああかもしれない。私のせいな部分もある?でもこっちの人はこう思ってるかもしれなくて。
人の気持ちを想像しようとして、書いてみるときりがないことに気づく。考えたって、想像したって仕方ない。実際のところはその人に聞いてみないとわからないし、同じ物事を見ても感じることは人それぞれ。全員の気持ち