元気になる方法
ここのところ太陽がパワフルだ。空からものすごいエネルギーを降り注いでくる。日傘がきらいな(というか持ち歩くのがめんどう)私も、さすがに今日は持って出かけた。何の装備もなしに日向を歩くのは、なかなかのチャレンジに思えた。
暑い。暑い。暑い。
汗がじわじわと出てくるのを感じた。汗をかきにくい体質だけれど、そんな体質をも関係なくさせるのが、昨今の太陽さんだ。
出かけた帰り道、電車に1駅分乗るか、歩くか迷った。自宅まで全部歩くと、1.5駅分歩くことになる。この暑さじゃさすがにきついか…と思いつつ、足は歩く方へと向かっていた。
日傘をさして、ちょっとした影の中を歩く。途中、ゆるやかな坂もある。汗のじわじわが増す。確かに暑い。暑いけれど、不思議な心地よさがある。
歩くことが好きだ。自分の足で進んでいる感じがして好き。考えごとをしたり、音楽を聞いたりもしやすい。身体を動かしている実感ももてる。街並みの中に、新しい発見をしたりもする。歩くことは、心地よい疲れをもたらしてくれる。
汗をかくことも心地良さの中に含まれるのだろう。汗っかきの人からすると心地いいとは思えないのかもしれないけれど、汗と疎遠になっている身からすると、大げさだけど「ああ、生きてるなぁ」と思えたりする。サウナ、岩盤浴、ホットヨガなどが流行る理由は、同じかもしれない。
家に帰ってすぐエアコンをつけようと思ったが、少しのあいだ窓をあけて、扇風機だけで過ごしてみた。汗が出る。暑いけど心地よい。長時間はさすがに身体に悪いのでやめた方がいいのだけれど、エアコンの中でずっと過ごし続けるのも身体に悪い、きっと。
適度に歩き、適度に動き、適度に汗をかく。
身体は疲れるかもしれないが、心は元気になるように感じた。
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