見出し画像

制作の冒険の旅

とにかく何かひとつ種を得る。

種は、天からの頂き物。

その種には全てが入っている。

しかし、もらった人にはそれがどういう花を咲かせ実をつけるかは、育ててみないと分からない。

その種を発芽させ、育て、開花させ、実を結ぶせるまでの経験が、作者にとっての冒険と発見の旅なのです。

大輪の花になりそうだと思っていたら、小さな可愛らしい花だったりすることもあるし、小さな種だったのに大木になるものもある。また、自分の現状のスキルでは発芽すらさせられないことや、枯らしてしまうこともある。

ひどく育てにくい上に、質の良くない実しか得られないこともある。

逆に、特に何もしなくても、ぐんぐん成長し、大輪の花を咲かせ、大きな実を結ぶものもある。

なかなか予想は当たらず、実際にその種を育ててみないと分からないのです。

その創作の種は、人の想像を超えたところからやって来るからです。

作者はその種がその種らしくのびのび育つようにすれば良く、その種を自分の思想で歪めてはならないのです。

作者は、種を育てる人であって、種自体を作る人ではない。人はその種自体を作ることは出来ないのです。

だから、作る作者の思想の表明のために種を使ってはならない。

【その種の育て様そのものが、その作者の個性で表現なのです】

私の場合は、そのような制作をしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?