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#エッセイ
頑張りすぎて疲れてしまったあなたへ。
ヒトには、ホメオスタシスという機能が備わっている。
からだの状態を一定に保とうとする機能だそうだ。からだの熱が上がりすぎないよう汗をかいたり、傷口を治そうとしたり。
この機能は、私たちが意識しなくても勝手に作動する。
からだがそうなのだから、もしかしたら心も「一定である」ようにとコントロールされているんじゃないだろうか。
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ヒトのからだを構成している細胞には、アポトー
この世界にあと何回「おはよう」と言えるだろうか。
6月18日月曜日、朝7時58分。ガタガタガタと部屋が揺れた。
それと同時に、スマホから「地震です、地震です」と繰り返す警告音が流れた。こんなに揺れとぴったりのタイミングで流れるものなのか、とどうでもいいことが頭をよぎる。
これまで経験したことのない揺れに、「この地震はまずいかもしれない」と思い、着の身着のまま部屋の外に飛び出した。
家に帰り着いてすぐの出来事だった。夜行バスでうまく眠ることが
この世に何を残すのか、それとも残さないまま死ぬのか。
なんだか妙に心がざわざわする。
そんな日がある。ときどき、定期的に。
別に何かあったわけじゃない。何もなかったわけでもない。
そんな取るに足らないようなことで心かき乱されてざわざわして落ち着かなくなることがある。
フリーズする。一人の部屋で。頭の中だけがぐるぐるフル回転して。
誰も彼もが敵になったようで、親から離れた子供の動物みたいに必死で毛を逆立てて威嚇していないと身を守れないような気
「深夜にラブレターを書くな」と先生は言ったよね
「みんな、これだけは気をつけるように」
いつも含み笑いをしたような顔のその人は、授業中であることを忘れたかのように、唐突に関係のない話をし始めた。
「深夜にラブレターを書いちゃいかん。なぜなら相手は、そのラブレターを朝読むのだから」
要するに、深夜の異様に盛り上がったテンションで書いたラブレターは、日中に読むには暑苦しすぎるということらしい。
学校の帰り際に渡せば夜読んでもらえるんじゃない
「幸せな家庭を持ちたい」という夢の尊さよ
それは、あまりにも清々しい宣言だった。
「俺は、結婚して幸せな家庭を持つのが夢やねん」
私よりずっと年上のその男性は、なんの迷いもなくそう言った。
* * *
何かにつけて“多様性”が声高に訴えられ、世間に染みついた“当たり前”が変えられていくのを目の当たりにする。
結婚という慣習も、変えられようとしている“当たり前”のひとつだ。
「結婚するのが当たり前」
「女は家庭に入って子供
「ケンカするほど仲がいい」なんて、信じてないけどね。
「あぁ、頭が割れそうだ…」
このまま内側から脳みそが飛び出して、私の頭蓋骨をつきやぶって出てくるんじゃないか?そしたら私はそのまま死ぬんだろうか…
偏頭痛持ち特有の、突き刺すような頭の痛みで目が覚めた。眠りたいのに、痛くて痛くて体を横たえることすらできない。
そうだ、薬だ。いつもの頭痛薬を飲まなくちゃ…
頭では分かっていても、もう体が動かせない。「いっそこのまま脳みそが破裂してくれればいい
「思い出の一曲を挙げよ」と言われたら私はこう答える
「死ぬほどしんどい」って、死ぬほど陳腐な表現だよな。
そう思いながらも、毎日が死に物狂いだった私は、精神的にだいぶ参っていた。気付いたら「死ぬほどしんどい」と思うようになっていた。
* * *
就職して1年ちょっと。仕事にはだいぶ慣れた。職場の人も優しいし、会社生活とやらに馴染んでいる実感もあった。
それでも、疲れていた。
職場の先輩たちは、とても優秀だった。優秀なんて言葉で一括りにす
自分を支えていた柱がなくなるということ。
9月になった。ブログにも書いたけれど、9月1日からいよいよ無職になった。
「無職になった」という言い方をしている時点ですでに自虐気味であることは認識しているけれど、それは私を支えていた柱が急にすぽんと抜けてしまったからだろう。
そう、「会社」という存在が私の心のど真ん中に陣取って柱となっていたのだ。
これまでの道は、いわゆる世の中のスタンダードで、誰にどう話しても違和感なく聞いてもらえるよう
みんな、応援してるんだよ。
人を信じるのが怖い。
いや、正確に言えば「人を信じて裏切られて傷付くのが怖い」のだ。私は弱い人間だ。
すっかり「周りはみんな敵」思考が染み付いてしまっている。家族や長年付き合いのある親友たちを除けば、基本的にみんな敵。
人を信じられないから、自分の味方であると思うことができない。誰も私のことなんか味方してくれるわけなんてないと思っている。
その結果、自分のことを人に話せなくなった。
「ど