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番外編 おばあちゃんにインタビュー
私は、食材が持つ美容効能を研究し、現代人が生活に取り入れやすい内用・外用方法を紹介している人です。
主に、日本食材を使った美容法について紹介しています。
民間療法から、漢方、アーユルヴェーダなどその出典や参考例は様々です。今回は、その民間療法を調べるために、ペンと紙を持って、実際に見つける旅に出ました。
Yucca's Kitchen の理念
活動理念として、「自分中心のライフスタイル」の大切さを手作りの生活を通して伝えています。
手作りには4つ無形の価値があり
・伝統文化の継承
・時間の流れを変える
・食材への感謝
・癒やしの効果
このように、私は手作りの価値に伝統文化継承を掲げています。普段は、基本的に書籍から情報を得ています。しかし、その当の本人が、実際に行動しなくてどうする。私がやらなくて、誰がやるんだ!と強く思い、実際にお話を伺い、記録し、後世に伝える活動を始めました。民俗学者の柳田國男見習い、フィールドワークは重要です。今回は、記念すべき第一回目のフィールドワークの様子を一部お届けします。
お話を伺った方々
今回の御三方には、民間療法だけでなく、日々の食事についても伺いました。「自分中心のライフスタイル」は無理せずに楽しく自分が満足する生き方です。「もっと健康なものを食べないといけないのに、、、」などと自分を責める必要はありません!今回は私のインタビューを通じ、そのような気楽さ、いい加減さの大切さを感じ取っていただければ幸いです。
私が今回お話を聞けた方々
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雰囲気をカラーで覚えることで、いつでも思い出せます。
70代
残念ながら、余り時間を取れず、十分なインタビューではありませんが。民間療法などは全く知らないそう。米ぬか石鹸は使ったことがある。ヌルヌルして気持ち悪くてやめてしまった。とのこと。美容に疎いとおっしゃていました。
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80代
この方も、美容には疎いとのこと。民間療法はしてこなかったとのこと。しかし、お母様について伺ったところ、明治に生まれた母は、米ぬか美容を行っていたそう。また、げんのしょうこを煎じて飲んでいたようです。
げんのしょうことは下痢に用いると現にきく証拠があるので、現之証拠「現の証拠」の意味があります。
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とても理にかなった面白い名前です。薬効が優れていることが表現されています。整腸作用があり、下痢・便秘の両方に用いられます。腹部の膨満感にも使用されることの多い薬草です。
この方は、とても元気な方で、以前は登山をしていたそう。西国街道を一人で巡っておられたようで、その際に怪我をしてしまったそうでした。それを機に病院に行き、骨粗鬆症の診断を受け、現在はクスリを処方されているようでした。そこで、食事について伺ったところ、お医者様からカルシウムを取れと言われているが全く気をつけていないそう。
食事
その方のお食事は、魚、卵、野菜が食べられないという偏食ぶりです。毎日卵を食べていたらアレルギーになったそう。そんなこともあるんですねぇ?と驚きました。ご飯、肉を基本に、ナッツ、きのこなどしか食べない。偏っていますが、きのことナッツは、脂肪酸や食物繊維、ビタミンの宝庫です。栄養価が高く私も大好きです。この偏食ぶりは友人にも驚かれるそう。「この年齢までもう生きれたから満足。」自由にしたいのだそう。とっても明るい方でした。
やはり、幸せにいる秘訣は「自分が満足すること」だと思いました。「自分中心のライフスタイル」がなにより大切であることが、この方からもより強く実感できました。
74歳
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この方は、お母様を早くに亡くされたそう。そのため、あまり民間療法や昔の暮らしについては知らないようでした。しかし、「卵酒」はお母様が体調の悪い際にたまに作ってくれたそうです。卵酒は、滋養強壮に優れた飲み物です。(早速、私は家にレシピ本があったので作ってみました。絶品です。)
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また、卵の薄皮美容法を友人から聞いた事があるそう。卵の薄皮には保湿成分のヒアルロン酸が多く含まれ、肌の奥まで浸透します。焼酎に漬けることで成分を抽出できます。レシピは次回、ご紹介します。
食事
お魚、お肉をよく食べ、加工食品は食べないのだそうです。とくにハムとウインナーが苦手。だけどベーコンだけは食べる可愛いおばあちゃんでした。味が濃いのでお惣菜、冷凍食品は買わないとのこと。今は一人暮らしで揚げ物もしない。天ぷらも食べないそう。楽したいときは、巻きずしや稲荷を買うそうです。この良い加減がとても大切だと思います。お年寄りの方は、その加減をよくわかっていらっしゃると思います。いい加減が難しいものです。。。「何にも気をつけていないのよ。」といいますが、油ものはとらない、加工食品は買わないなどのマイルールがありました。
民間療法を伝承したいわけ
手作りは、長い歴史を持ちます。味付け、配合、料理のコツ。全てが代々と伝えられてきました。和食は、日々作られ、記録され、世界でも価値が広く知られる所となったおかげで、将来も伝承されていくでしょう。しかし、生活の知恵、おばあちゃんの知恵といった、民間療法などは、生活の中で実践する人が少なくなれば、消失してしまうと感じます。暮らし方が大きく変わったとはいえ、現代人も取り入れることのできる知恵はたくさんあります。たまには、「おばあちゃんが言ってたあれ、やってみようかな。」と、生活のスパイスになるような情報を、織り交ぜてご紹介しています。
まとめと今後
今回は、近所のショッピングモールにいる方々にお話を伺いました。70代の方が多く、このような世代の方は、あまり民間療法を実践していた世代ではないことがわかりました。まだお若いのでしょう。そのため、80代90代の方にもアプローチを重ねていきたいと思います。というわけで、早速地域の老人会とのアポイントを取って参りましたので以降の更新をお楽しみに。
今回はお読みいただきありがとうございました。私の活動が、日々の発見になり、「あなたらしい生活」の一助になれば幸いです。それでは。
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