マガジンのカバー画像

高大接続ラウンドアップ

17
一世を風靡した大学入試改革の議論が静まったと思いきや、大学の学生募集には18歳人口の減少がいよいよ暗い影を落とし始めています。 国の方ではようやく大学の整理統合に向けた議論に手が…
運営しているクリエイター

#私立大学

重要なのは、学校=人類の財産としての文化装置を、いかに未来につなげるか。私学にと…

継続性・永続性の大切さ前回、9 月 27 日に実施の「高等教育の在り方に関する特別部会」(第1…

私大協がついに意見表明。私立大としての矜持、高等教育全般のパラダイムシフト、そし…

私大協は小原会長自ら意見表明9 月 27 日に行われた高等教育の在り科に関する特別部会(第 10…

「知の総和」の維持・向上が重要命題であるなら、知の担い手を生む大学の消滅は言語道…

▶人の数と、人の能力の掛け合わせで決まるこれまで、「規模の適正化」に関する発言や文言に…

「困窮大学を助けることを議論しない」、「募集定員の一斉削減はありえない」…特別部…

・ 🏫 ・ 🏫 ・ 🏫 ・ ▶一段と悪化する私立大学の充足率8 月に入り、各私立大学のHP…

カンフル剤を打つのは文科省なのか?ようやくはじまった特別部会の議論。しかし、会議…

・ 🏫 ・ 🏫 ・ 🏫 ・ ――特別部会の方向性を考えさせられた、あるやり取り切羽詰まっ…

相次ぐ募集停止、定員充足率の急速な悪化――未曽有の危機が訪れている私立大。しかし…

高大接続ラウンドアップマガジン📚 新シリーズは、主幹研究員の奥村直生が文部科学省中央教育…

2023年度入試の結果、私立大の定員充足率は一段と悪化。とくに小規模校は深刻な状況に陥り、規模の大小による明暗も明らかに。

入学定員だけでなく、収容定員もチェック前回まで、前置きとして、国の政策で進められてきた私立大学の定員厳格化について、その背景・経緯、そして 2023 年度入試での方針転換である“緩和措置”を見てまいりました。 今回から、その結果、私立大学の定員充足率がどうなったか、そして緩和措置の影響はあったのかどうか、具体的に見てまいりましょう。 なお、このシリーズでは、入学定員だけでなく、収容定員もどうなったのかを併せてご覧いただきたいと思います。  ※学生募集を行っている私立大学全

追加合格が繰り返される事態になり、受験生たちを混乱に陥れてしまった“定員厳格化”…

予想していなかった?繰り上げ合格の乱発2018 年までの間に数年をかけて段階的に基準倍率が引…

15

小規模校の半数以上が収容定員充足率100%を下回り、50%を割るところも――苦境に立…

100 %未満は中規模校で36.4%、 小規模校は 57.1 %に23 年度入学者選抜の結果、私立大学の収…

私立大にとって重要度の増す収容定員充足率。その数値は、受験生の受験校選択の際に厳…

修学支援制度でも重要なチェックポイントにここで、収容定員の充足率の数値が重要になってきた…

春入試で明らかになった多くの私立大での定員割れ。そこには“定員厳格化の緩和”の影…

相次ぐ募集停止で、募集悪化が大きくクローズアップ12月に入り、各大学では2024年度入学者選抜…

29

相次ぐ募集停止で問われる、私立大学のレーゾンデートル ⑤

  伝統の「学燈ゆずり」は、途絶えてしまうのか・・・恵泉女学園の卒業式には「学燈ゆずり」…

相次ぐ募集停止で問われる、私立大学のレーゾンデートル ④

想定を超えて加速する少子化私立大を取り巻く、少子化や経営環境の厳しさについて、見てまいり…

相次ぐ募集停止で問われる、私立大学のレーゾンデートル ③

私学破綻を見据え、新たなルール作り?苦境に立たされている女子大。 これまで、その背景を詳しく見てまいりましたが、 そのような矢先、驚きのニュースがとびこんできました。 記事によると、今後、経営が悪化する私立大学が相次ぐことが予想されるため、政府は、閉鎖された大学の学生を受け入れる大学の定員について基準の充足率を超過しても補助金を減額しない特例を設ける方向で検討を始めている、とのこと。 まさに、一刻の猶予も許されない切迫感が感じられますね。 私立学校経営には不可欠な補助金