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高大接続ラウンドアップ

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一世を風靡した大学入試改革の議論が静まったと思いきや、大学の学生募集には18歳人口の減少がいよいよ暗い影を落とし始めています。 国の方ではようやく大学の整理統合に向けた議論に手が…
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記事一覧

重要なのは、学校=人類の財産としての文化装置を、いかに未来につなげるか。私学にと…

継続性・永続性の大切さ前回、9 月 27 日に実施の「高等教育の在り方に関する特別部会」(第1…

私大協がついに意見表明。私立大としての矜持、高等教育全般のパラダイムシフト、そし…

私大協は小原会長自ら意見表明9 月 27 日に行われた高等教育の在り科に関する特別部会(第 10…

「知の総和」の維持・向上が重要命題であるなら、知の担い手を生む大学の消滅は言語道…

▶人の数と、人の能力の掛け合わせで決まるこれまで、「規模の適正化」に関する発言や文言に…

過去には文科相の新設大不認可騒動、早大総長の東大・京大の定員削減論も。しかし、自…

▶特別部会、後半戦スタート「中間まとめ」に、“規模の適正化” の文言を盛り込んだ「高等…

「困窮大学を助けることを議論しない」、「募集定員の一斉削減はありえない」…特別部…

・ 🏫 ・ 🏫 ・ 🏫 ・ ▶一段と悪化する私立大学の充足率8 月に入り、各私立大学のHP…

カンフル剤を打つのは文科省なのか?ようやくはじまった特別部会の議論。しかし、会議…

・ 🏫 ・ 🏫 ・ 🏫 ・ ――特別部会の方向性を考えさせられた、あるやり取り切羽詰まっ…

相次ぐ募集停止、定員充足率の急速な悪化――未曽有の危機が訪れている私立大。しかし、その危機はすでに予測されていたはず…。では、特別部会の使命とは

高大接続ラウンドアップマガジン📚 新シリーズは、主幹研究員の奥村直生が文部科学省中央教育審議会の大学分科会で現在審議進行中の「高等教育の在り方に関する特別部会」を追いかけます。 ※「中央教育審議会」については、小学校教員のための教育情報メディア「みんなの教育技術」by小学館にて詳しくご紹介されています。 この特別部会で挙がる数々のテーマや議論の方向性は、日本の高等教育の未来に多大な影響を及ぼすものであり、大学をとりまく全ての関係者にぜひ注目していただきたいのです。 そのた

2023年度入試の結果、私立大の定員充足率は一段と悪化。とくに小規模校は深刻な状況に…

入学定員だけでなく、収容定員もチェック前回まで、前置きとして、国の政策で進められてきた私…

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追加合格が繰り返される事態になり、受験生たちを混乱に陥れてしまった“定員厳格化”…

予想していなかった?繰り上げ合格の乱発2018 年までの間に数年をかけて段階的に基準倍率が引…

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小規模校の半数以上が収容定員充足率100%を下回り、50%を割るところも――苦境に立…

100 %未満は中規模校で36.4%、 小規模校は 57.1 %に23 年度入学者選抜の結果、私立大学の収…

私立大にとって重要度の増す収容定員充足率。その数値は、受験生の受験校選択の際に厳…

修学支援制度でも重要なチェックポイントにここで、収容定員の充足率の数値が重要になってきた…

春入試で明らかになった多くの私立大での定員割れ。そこには“定員厳格化の緩和”の影…

相次ぐ募集停止で、募集悪化が大きくクローズアップ12月に入り、各大学では2024年度入学者選抜…

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相次ぐ募集停止で問われる、私立大学のレーゾンデートル ⑤

  伝統の「学燈ゆずり」は、途絶えてしまうのか・・・恵泉女学園の卒業式には「学燈ゆずり」…

相次ぐ募集停止で問われる、私立大学のレーゾンデートル ④

想定を超えて加速する少子化私立大を取り巻く、少子化や経営環境の厳しさについて、見てまいりましたが、国や行政は、どのような動きをしているのでしょうか。 中央教育審議会の大学分科会長を務める永田恭介氏(筑波大学学長)は、 日本経済新聞のインタビューで次のように語っています。 国立大学協会(国大協)の会長も務める永田氏は、想定を超えて加速する少子化が国立大学にも迫っていることを認識していることがわかります。 国立大の責任感は伝わってくるが・・・ところで、永田氏がおっしゃる国立