水谷友哉

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稲盛和夫の実学 稲盛和夫

去年の年末に稲盛氏の主催する盛和塾が終了するという話を聞いた。 稲盛氏自身87歳というご高齢ということで身を引くという話ならわかるのですが、盛和塾自体を終了させてしまうということが一番衝撃でした。 もともと一代で終わらせるとおっしゃっていたようだが、それを貫く姿勢は流石としか言えない。 そんな稲盛氏の経験則から導き出された会計原則が本書で語られている。細かいところは下記に備忘録として記すので省略するが、会計をここまで重要視して経営に取り組んだ経営者は私の知る限りではいない。

    • 60歳で家を建てる 湯山重行

      人の価値観が多様化してきて、昭和のように就職→結婚→家を建てるみたいな人生のプランニングが一つでなくなり選択肢の一つになった。 特に現代では少子高齢化に加えて、シェアリングエコノミーといわれる所有から共有にパラダイムはシフトしつつあるため、家みたいな特に高価な投資は先細りしていくだろうと思う。 私は家を建てようと思ったことがない。 最大の理由は、その場所で根を張って永住しようと思わないからである。あまり終身雇用を信じてはいけない経歴だし、飽き性だから飽きたら違うことがやりたく

      • 二十四の瞳 壺井栄

        この本を読むきっかけは、取引先のおじいちゃんがこの映画を知っているか?という何気ない世間話からなんと文庫本をプレゼントしていただいたことになる。 いまWikipediaをみてみたらびっくり。まず発表されたのは1952年終戦後の7年後となる。ちなみに僕の生まれた年は34年後の1986年。 さらにこの作品1954年と1987年に映画化。ドラマ化はなんと7回もされているという超がつくほどの名作のようだ。 正直なところ、普段あまり物語を読まないのに加えて半世紀も前の作品だとピンとく

        • 捨てられる銀行3 橋本卓典

          以前は就職したい職業ランキングの上位であった銀行が、今年の調査ではランキング外になってしまったことや、メガバンクの大幅な人員削減など銀行にとって暗いニュースだらけであるが、普通に考えてほしい。 お客さんの望まない商品やサービスを売りつけ、相手の顔や事業を見ず、過去の利益の数字や、担保と保証協会がつくかどうかを判断基準とし、目先の利益を追い求めることを企業文化にまで昇華させた産業・企業が捨てらないわけがない。 考えなくてもこれほど答えが明白なことはないだろう。 仕事柄銀行員の

        稲盛和夫の実学 稲盛和夫

          アウトプット大全 樺沢紫苑

          アウトプットは成果です。成果の先が重要なこともありますが、基本的には目的になりえるものです。もちろんどんなアウトプットをするかが一番重要ではあると思いますが。 例えばこの感想文なんていかがでしょう? このnoteを書くために読書をする。普通にただ読むより圧倒的に学べるし、記憶に残るしアウトプットするために読書するという行為は目的たるものといえると思います。 では仕事で言えばなんでしょう? 業種によってインプットが違うので一概に正解はないと思うのですが、例えばOFF-JTと

          アウトプット大全 樺沢紫苑

          ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 田端信太郎

          おわりににこんなことが書かれていた。 「この本を最後まで読んでくれた君は、ブランド人とは何たるかを理解したはずだ。あとはもう、行動あるのみ。この本を何度も読み返してくれるのもいいが、さっさとゴミ箱にでも捨てて行動することにこそ、最大の価値がある。」と。 著者がこんなこというなんておそらく史上初であろう。行動にしか価値が無いことは、ブランド人として常識中の常識ではあるが、まさかごみ箱に入れることを推奨されるなんて・・・ワイルドすぎるだろ・・・ 「奴隷の幸福」を感じる方は、経験

          ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 田端信太郎

          世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」とサ「サイエンス」 山口周

          「わがままという美徳」この言葉は本書を読むきっかけとなったNewspicksのWeeklyohiaiのコーナーで、美意識をアップデートするにはこれから何をするべきかでの一言だ。 日本には同調圧力という、空気を読むのが正義という謎な文化があるがために価値観が固定化し、世の変化に対応できずグローバルな競争力を失ってしまったのは周知の事実であるが、それを打破するには個人のわがままという名の美徳であり、美意識である。というのがこの著者の主張だった。 現在社会では情報通信技術の発達に

          世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」とサ「サイエンス」 山口周

          紙の優位性・データの優位性

          朝礼の5分間スピーチでで話した内容です。興味のある方はどうぞ 今日は二つのお話を用いてロジカルに紙が嫌いな話をしたいと思います。 一つ目の話は、スケジュール管理をデータで管理したほうが良いという5つの理由をお話しします。 まず一つ目の理由は 荷物がなくなる ということです スマホを持ち歩かない方は例外として、スケジュール管理をアプリですれば手帳を持ち歩かなくて済みます。持ち物も減って、どこかに忘れることもありません。 二つ目 Todoリストの管理が楽 ということです

          紙の優位性・データの優位性

          伝え方が9割 佐々木圭一

          これからの時代に必要なスキルランキングがあるのであれば、この伝える力というものはかなりの上位にランクインすることは間違いなさそうだ。 そもそもこの伝え方というスキルが必要なかった時代が無いというくらいどの世代にもどんな時代にもマッチできる万能スキルだ。 そして、なんとこの万能スキルにはレシピがあるのだ。 このレシピ通り実践するだけで、昨日までNoと言われ続けたことが、今日からはYesを得られるという夢のような話である。 ではそのレシピはどんなものなのかを簡単にではあるが記載し

          伝え方が9割 佐々木圭一

          読書の感想と備忘録

          読書メーターに基本書ききれないため、こっちにも備忘録を記録します。 twitterもやってます。フォローしてね。

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