お金の教育に取り組んで変わる家族の〇〇
まず何よりも変わったのは「お金」の話のハードルが下がったことだ。そして不要なモノを積極的に「捨てる」のではなく「売る」ということにも取り組むようになった。そして投資に関しても積極的に学ぶようになった。さらには子供たちが「あれ買って」「これ買って」と本当に言わなくなった。
お金の話はしますか?
お金の教育に取り組む前は基本的に我が家ではお金の話はあまりしなかった。一つ大きな理由をあげるとすれば「言っても分からないだろう」という考えがあったからだ。
しかしお金の教育に取り組み始めると状況は徐々に変わってきた。
「稼ぐ」事の学習テーマに取り組む際、我々親が働いて「稼ぐ」という話を土台に「稼ぐ」事の教育を進めた。そして以前の投稿「稼ぐとはどういう事か?」を子供に教えられた教育でも触れたが、子供たちに「稼ぐ」事への姿勢などを自分たちの体験談を通して話すようになった。
これは本当に大きな変化だ。
このような変化があったことで我が家では我々のお給料の話やアルバイトをしたことの話など、具体的な金額も含めて話をするようになっていったのだ。
「稼ぐ」方法の多様性
さらにお金の教育が進む中で「稼ぐ」方法はいろいろとあるということも学ぶようになった。
13歳からの億万長者という本が教育の土台となっているが、この本の中では「不要なモノを売る」という「稼ぎ方」も一つの方法であるという事が紹介されている。
このことを実践するために、中学生の長男は不要になったゲーム用のカードや漫画をメルカリで販売してみた。以前の記事〇〇に家族で取り組むと金融教育の場になるでも紹介したように、彼の不用品はあっという間に売れていき、1万円以上のお小遣いを「稼ぐ」事に成功した。
このことがきっかけとなり、我が家では「不要なものは捨てる」という考え方から「不要なものは売る」という考え方に変化していった。しばらく読まなかった本、子供の用品などは今までであれば捨てていた。しかし今では「メルカリで売る」という手間を惜しまなくなった。以前は売る事は面倒だし、、、という事で捨てていたことから比べればこれも大きな変化である。
さらに子供たちの靴などはすぐにサイズアウトすることもあり、比較的良質なものがメルカリで販売されていることを知り、新品を買うという購買方法ではなく、メルカリで買うというように変わっていった。
良いメーカーの靴でも新品を買えば子供の靴でも数千円近くするのが当たり前だが、メルカリで選んで買えば数百円で買えるのだ。
そしてこの「稼ぐ」方法の多様性を子供と一緒に話す機会も増えた。
今の時代、会社勤めという方法だけが「稼ぐ」方法では無くなってきている。エンジニアであればフリーランスという働き方もあるし、大学生でもSNSなどを利用して稼いでいたりする。さらには今の時代はFIREを目指す時代だ。資産運用という「稼ぎ方」だってあるのだ。
金融教育では「運用」にもチャレンジするので、中学生の子供と一緒に資産運用の話も出来るようになってきたのだ。
1年前まででは考えられないような会話の内容である。
あれ買ってこれ買ってが自然と無くなった
さらにはお小遣いを「稼ぐ」そしてお小遣いを「使う」という事を繰り返すことで5歳児の長女も中学生の長男も「あれ買って」「これ買って」と自然と言わなくなった。
それは自分の「稼ぎ」があるので、常に何か買いたいときはそのお金を「使う」という学習が繰り返されたからだ。
今までであれば「この間買ったばかりでしょ!」や「またお誕生日の時ね」など、子供が衝動で「買って!」と叫ぶ要求に、なんとかその場を回避する理由を探し出し、子供たちに「今は買わない」を納得させていた。
しかしお小遣いを「稼ぐ」ようになると、お小遣いを「稼ぐ」ようになるので5歳児の長女も中学生の長男もお金を手持ちで持っている状態となっている。だから欲しいものがあればそのお小遣いを「使って」買うという行動が自然な行動となったのだ。
これが節約、、、
また家族で電車で遠方に出かけた際に「ルート」をいろいろと調べて安い「ルート」で目的地に向かったことがあった。
しかしそのルートは乗り換えが3回もあり、混んでいて道中の半分は立っていなければいけなかった。
そして帰宅路は「高いルート」で帰ることになったのだが、乗り換えも無く、行き道と比べるととても楽だった。
そして中学生の長男が、なんで行き道も「このルートで行かなかったの?」と行き道の労苦を呪うように言った。妻が「安いから」と一言伝えた上で「節約っていうものはこういう事なんだよ」と金融教育の観点からの一言も添えた。
中学生の長男の労苦が解決されたわけではないだろうが、妻の「節約っていうものはこういう事なんだよ。」と言った一言は金融教育を1年以上受けている彼の胸には少しは響いたようでいつものような反論は特になかった。
もし金融教育を受けていなければ「たった数百円の違いなのに!」と憤っていただろう。しかし今の彼にとって数百円の違い、さらには家族単位で行動した際には千円以上の差になることも話せば、労苦の呪いを解くための説明としては充分であった。
お小遣いを「稼ぐ」ことを通してお金を稼ぐことの大変さ、そして金融教育で培われた金銭感覚も伴い、彼に対して「節約」という体験も家族で与えてあげることが出来たのである。
家族は成長する
今回はお金の話をすること、稼ぐことの多様性、メルカリの活用、そして節約という話に触れたが、小さな成長は毎日のように積み重ねられている。
金融教育に1年取り組んだ家族の変化を紹介したが、参考になれば嬉しい。
金融教育のサービスGAZKID$を
2022年6月までにローンチの予定です!
事前登録、絶賛受け付け中!
筆者のYouTubeチャンネルが出来ました!
内容を気に入っていただけた方はぜひ
「フォロー」、「スキー」、「コメント」
をお願いします!