おかえりなさい!放蕩息子サピエンスの「自然界」への帰宅を歓迎する 〜 “サル目ヒト科動物”としてのみなさん #ULPR ⑼ |エボサイマガジン
(D.Kenrick 2011 ────『Sex, Murder, and the Meaning of Life: A Psychologist Investigates How Evolution, Cognition, and Complexity are Revolutionizing Our View of Human Nature/邦題:野蛮な進化心理学』より)
・前回からの続き(読まれてない方はまずは以下から):
# “サル目ヒト科動物”としての皆さん: われわれに最も身近なアニマルを生物学の俎上に乗せる❷
────さて、これまでも述べてきたように、「進化心理学 / Evolutionary Psychology」という学問は、当初は"社会生物学/Sociobiology"という学問の一部に含まれており、その「社会生物学」自体は、リチャード=ドーキンスの名著『利己的な遺伝子』や、E.O.ウィルソンがまとめた『社会生物学』に端を発した。
そしてまた、これまで述べてきたように、進化心理学者は(生物学者と同じく)サピエンスを動物だと考えている。
それは、「当たり前じゃないか」と多くの人間が口先だけで軽く言うようなレベルではなく、マジの話としてだ。
────そういうわけで、進化心理学のお隣の学問、社会生物学のラボも少し覗いてみよう。:とはいえ、やっていることはほとんど同じだ。
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