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コーチング~ウェルビーイングな心理療法~

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まったく専門的ではない極私的心理療法についてです。ウェルビーイングコーチングを根幹に、こころについてのあれこれを語ります。
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記事一覧

前世療法をうけたおはなし③

わたしという物語前世療法のセッションレポート 前世療法をうけたおはなし…と題して書き始めたのに、そこまでの経緯を書いているうちに、ひと月が経ってしまいました。 今日こそ書いてみようと思いますが、ひと月経ったことで、忘れてしまったこともたくさんあります。 でもヒプノセラピストの起美代さんが、セラピー後に送って下さったレポートがあるので、それを元に書き起こしたいと思います。 そのレポートは、セラピー直後に送られてきて、とても嬉しかったのですが、その後何度か読み返し、そ

生きるとは、自分の物語をつくること

河合隼雄倶楽部共同マガジン いきなりのコンステレーション 2024年10月15日に、共同マガジン「河合隼雄『で』語り合おう」は立ち上がりました。 わざわざ、日にちを記しておくのは意味があります。 実は、わたしの「河合隼雄先生のこと」という記事を投稿したのが、去年の10月15日だったのです。 8月の終わりぐらいから、枝瀬先生とこういうマガジンがつくりたいね・・というご相談をしていたとき、当初は10月1日公開を目標にしておりました。 でも枝瀬先生のご多忙と、わたしのものわ

河合隼雄『で』語り合おう

共同運営マガジンを始めますnoteのちから このたび、共同運営マガジンなるものを始めます。 始めます・・・なんてエラそうなことを宣言できる立場ではなくて、すべてたこせん枝瀬先生がお膳立てをしてくださって、わたしはこんなことがしたい!と、訴えるだけ・・という、なんとも申し訳ない始め方なのですが、とにかく枝瀬先生の献身的なお働きと情熱によって始められそうです! 枝瀬先生、本当にありがとうございます。 どういう経緯で、「河合隼雄『で』語り合おう」にたどり着いたかは、枝瀬先

前世療法をうけたおはなし②

極私的ヒプノセラピーヒプノセラピストとの出会いかた 前回、人生はじめてヒプノセラピーをうけたお話を書きました。 私自身、昔から心理療法にはとても強い興味と関心がありました。 なのでたぶん世の中の平均値よりは、いろいろな療法家さんを存じ上げているし、いろいろなセラピーも受けていると思いますが、なんの療法を受けるか?よりも、誰から受けるか?が大切であるという価値観でいます。 それは、身体療法も同じです。 私は身体療法では指圧が好きで、自分自身のケアには指圧が一番と思っ

前世療法をうけたおはなし①

ヒプノセラピーと前世療法前世療法 前世療法をご存知でしょうか? 私がはじめて知ったのは、ブライアン・L・ワイス博士のこの本によってです。 山川紘矢・亜希子ご夫妻の訳される本が好きで、集中して読んできた時期がありましたので、たぶん20年ぐらい前のことだと思います。 でも、当時自分が受けてみたいという発想はなく、そんなこともあり得るだろうなぁと思いつつ、おはなしの中でだけ愉しんで読むという位置づけでした。 この本の中では、前世療法=ヒプノセラピーであって、私もおなじもの

はじめてのコーチングセッション

ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジアドバンスコース修了後 8月にラッセルウェルビーイングコーチングカレッジのアドバンスコースを修了しました。 そこからの学びの覚書を残しておきたいと思います。 去年の12月にベーシックとアドバンスを同時に申し込み、1月から始まったプログラムが8月に修了しました。 ベーシックとアドバンスではメンバーの顔触れも変わり、プログラムの内容もより心理療法に寄ったものになっていたので、連続した講座ながらも、はっきりとクラスアップした実感のある

心理療法としてのコーチング②~陰陽の視点から~

ナラティブということナラティブアプローチとはなにか? 前回、ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジのアドバンスプログラムにおいて、認知行動療法、ナラティブアプローチ、ブリーフセラピーを学んでいるということを記しました。 すべてオンラインでの講義であり、コーチングのセッションもあわせて、DAY7までのプログラムなのですが、一日一日の学びの量が恐ろしく多く、テキスト以外に含まれる量が多い・・・なんの量かというと、学習量や情報量ではなく、体験量というか、感情量というか、想

心理療法としてのコーチング~陰陽の視点から~

ウェルビーイングコーチングアドバンスコースの感想 今年に入ってから、コーチングを学んでいます。 オンライン上で学べるラッセルウェルビーイングコーチングスクール。 3月でベーシックコースクラスを終え、5月からはアドバンスクラスで学んでいます。 ベーシッククラスのことはこちらから↓ アドバンスクラスのプログラム アドバンスクラスは、コーチングの実践と構造についてから始まります。 ベーシッククラスで学んだ基礎をどう活かすかという応用という位置づけであろうと思います。

こころとからだのつながりかた

指圧の臨床における身体表現 頭が痛い 頭が重い 「女性臨床鍼灸 ならまち月燈」にいらっしゃる患者さんの主訴で一番多いのはなんでしょうか? 肩こり、首こり、めまい、耳鳴り、不眠、ドライアイ、顎関節症、腰痛、足のむくみ、産前産後の不調、月経にまつわる不調、更年期障害、がんの予後の不調、胃の調子が悪い、慢性的な便秘、パニック障害、適応障害… 思いつくままに書いていても、書ききれないくらいに多岐にわたる症状にお悩みのかたが、毎日いらしてくださっています。 「ならまち月燈」に

コーチングとカウンセリング③~陰陽の視点から

コーチングとカウンセリングは地続きだった コーチングスクールのベーシックコースを終えて思うこと ラッセルコーチングカレッジカレッジのベーシックコース、コーチングのはじめの第一歩を先週修了いたしました。 その修了後の感想を、前回文章にまとめようとしたのですが、まったくまとまらずに持ち越してしまいました。 陰陽の視点から~と副題をつけたように、東洋医学の身体療法家の観点から心理療法としてのコーチングとカウンセリングはどんな風にみえるのか?です。 世間一般において、コーチ

コーチングとカウンセリング②~陰陽の視点から

コーチングスクールでの学び ラッセルコーチングスクールのベーシックコースを修了しました 1月から学び始めたコーチングスクールのベーシックコースを、昨日無事に修了しました。 オンラインのスクールなので、修了式もオンライン。 zoomの学帽をかぶって、エアーで修了書をいただきます。 便利な時代だなぁと思うし、式典の厳かさみたいなものはないのですが、それでも万感去来するというか、うるっとくるものがあります。 短い期間だったとはいえ、一緒に学んだ同期の方たちとは、普通のコミュ

コーチングとカウンセリング① ~陰陽の視点から~

コーチングを学んでいます 指圧鍼灸師の私がどうしてコーチングを学ぼうと思ったのか? …と見出しをつけたものの、論理的に構築した結果にコーチングを学ぼうと思ったわけではありません。 わたしは代表の中原阿理さんを紹介する雑誌記事の雷に打たれて、よろよろと昨年12月に突然、この方から学びたいと衝動的に申し込みをしたのでした。 この記事を読んで、以前にもこの方の記事を読んで、心に残っていたことを思い出しました。 2021年の記事とありますから、昨年読んだ時点で2年が経って

身体療法と心理療法

身心療法としての指圧 身体療法と心理療法 改めて…になりますが、7月7日に第3回の指圧私塾を名古屋で開きます。 第1回、第2回は奈良で名古屋のうめむら指圧院長の梅村先生にお越し頂いて開催したのですが、今回はじめて、わたしが名古屋にまいります。 前回はわたしは実技だけでの担当でしたが、今回は講義もしてみようということで、わたしがなにを参加者のみなさまにお話しようとしているかを、自分の中で整理しながら、アウトプットしてみようと思います。 今回のわたしの講義のテーマは、『身

老父のうつ病④ 薬について思うこと

老父のうつ病老父のうつ病について、①②③と書いたのは、年末年始のことでした。 私自身、忙しくて取り紛れていて、その後のことを書いていませんでした。 ③を書いたのが1月21日となっていますから、あれから2か月、発症してから3か月が経つのですね。 あっという間だったし、遠い昔だった気もするし…なのですが、そもそもがどなたかのお役に立てばの思いで書き始めたことなので、思い出しながら経過を記録しておきたいと思います。 老人性うつは治る! 父がうつ病と診断され、情報を集める過程