①先生、猫の首がありません
いくつか前のブログにも書いたが、僕は高校1年生の頃特別進学クラスにいた。
隔離された教室、少人数、教卓には悪魔、手元には課題の山である。
ここにいる全員は特進になることを希望したわけではなく、入学試験の成績がよかった生徒が無造作に詰め込まれる。
つまり皆希望してここにいるわけではない。
中には僕のような推薦受験でさっさと決まり、ゲームセンターの隅で時速160kmの車を暴走させることにはまっていたスピード狂もいる。
1組に集められた男子は13人だった。
そのうち6人は馬鹿だ