マガジンのカバー画像

17シラブ

12
運営しているクリエイター

記事一覧

川柳、俳句、狂歌、短歌

川柳、俳句、狂歌、短歌

パリは今日も雨。トーゼン自転車には出れず。一方パリは月曜から再度のロックダウンになる予定。コロナに関するあらゆる指標が悪くなっている。その台風の目のど真ん中にノホホンと暮らしているのだから、なんとも不思議。いったい誰がコロナに捕まってるんだ?くらいのもの。もっとも最近はみなエレベーターを避けたり、一緒に乗ったりしないようにはしているけど。ま、エゴイストの私としてはできるだけ早く秋晴れになり自転車を

もっとみる
自転車俳句

自転車俳句

今朝まで雨。でも昼過ぎには道路が乾き始めたので自転車に出る。雨が降りそうな天候だったけれど、しらばく運動をしていないので少々濡れてもいいかと。往路は調子よく10kmを走り抜け折り返し地点の公園で一休み。復路は息切れがして、いつもなら一度しか休まないのに、今日は二度も。平均移動速度が20.3km/h、最高速度が45.3km/h。最高速度は眉唾物。GPSの誤差は普通らしい。

マルヌ川に沿って走るサイ

もっとみる
川柳、俳句、狂歌、短歌

川柳、俳句、狂歌、短歌

こちらは昨日から雨。一日中降り続け今日もまた雨。予報では明日も雨とのこと。みなさまいかがお過ごしにや?

夜が来て黒い粘土を塗りこめる焼けた伽藍に愛をいとなむ何者になろうともせず生きていたあの少年はどこにいったか
人生の九割がたは誤解です 後の残りは思い込みだけ愛人の豊かな胸を舐めまわすのはバルザックの純愛です絵:コーティング紙にアクリル 15F

17シラブ、川柳、狂歌、短歌

17シラブ、川柳、狂歌、短歌

後悔に苛まされて人嫌うモーリタニアに幾年か住む凡庸な言葉口にし性行為女(ひと)を見てその発情を見て取れる性の終わりの男の狡さ外国に行って帰らぬ少年は祭壇陰の少女忘れずモシャモシャと押しつける君なつかしい絵:フリーハンドのデッサン 筆ペン使用

俳句、川柳、狂歌

俳句、川柳、狂歌

朝三時夜逃げする人裏階段疫病で会えぬと知ると会いたくて最中にオナラを出して困る人発情し勝手に殺すオタク前人生に遅れてばかりいる者が人より生きて疫病に会う絵:フリーハンドのデッサン(筆ペン使用)をCLIP STUDIOで処理

俳句、川柳、狂歌

俳句、川柳、狂歌

カリカリと独り字を書く秋の夜深夜過ぎ独りこそりとビール開けようやくに見つけたビール取り落とし眠るふりする妻に手あわせ絵:フリーハンドのデッサンをCLIP STUDIOで処理

会えぬまま疫に閉じられ夏は行く

会えぬまま疫に閉じられ夏は行く

タポタポと液体溜まる肉体でやはり液ある他人を愛すフランスのコロナ患者は増えるばかり。モロッコも同様。みんな気にしていないようだけど、本音はどうなんだろう?ケセラセラなのかな?それもなかなかの処世術だけど、ラテン風で。おやフランス語と同じだ:Que sera, sera. クスラスラ、、、ケセラセラ what will be will be.

今日も自転車に精を出す。しかし今のコースに飽きてきた。

もっとみる
死ぬまでも夢に見ようかプリンシペ

死ぬまでも夢に見ようかプリンシペ

サントメ・エ・プリンシペへには三度、仕事で行った。サントメに三度、プリンシペには一度。ガボンから双発機でサントメへ着き、それからまた飛行機でプリンシペへ移動したはずだ。
サントメではレバノン人が経営するホテルに泊まった。外国人が行くようなレストランは高くて、しかも料理は料理というほどのものでもない。もっともここでサービスしてくれた若い女性にあくる日ホテルの近くで会うと、フランスでもやる頬へのキスを

もっとみる
俳句:空港で重い乳房に行き違い

俳句:空港で重い乳房に行き違い

それとも

空港で夏の乳房に行き違いシャルルドゴール空港で乗り換えを待つ間キャフェの椅子に座ってぼんやりと行く人を眺めていたら、薄地のTシャツを着た若い女性がシャリオを押しながら、何か切羽詰まった風に急ぎ足で過ぎて行った。薄いコトンを押し広げる見事な重い乳房。

絵:手書きのデッサンをスキャンしてInkscapeで処理

俳句:ワニを食う熱蒸す汗のランバレネ

俳句:ワニを食う熱蒸す汗のランバレネ

ガボンはランバレネにも出張した。ランバレネはドクターシュワイツァーが創設した総合病院があるところだ。ここは今でも機能している。一度お世話になった。虫歯か何か、そんなものだったはずだ。中は清潔でよく運営されている。薬の領収書には博士の肖像が印刷してあった。
日本人の同僚たちがランバレネと聞いて「あの有名なシュワイツァー博士、ぜひ行きたい!」とガボン政府の高官の前で遠慮なく叫び、会話の流れに冷たい空白

もっとみる
17シラブないし川柳

17シラブないし川柳

詩心の有るか無しかは紙一重いや、才能がないならいくらじたばたしてもショーガナイという話。だから凡人は努力などせず、毎日を自分のために使いマショ。

これはナチの思考だ。優生学だ。これではだめだ。紙一重をなくさないといけない。

負けちゃいけない、戦え!紙一重なんかにやられてたまるか!絵:アナログデッサンをCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオ)を使って彩色。