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日々

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日記ベースの、詩、散文、短歌の文字置き場
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2022年8月の記事一覧

【日常】顎関節、終わらない闘いのうた

少しの躊躇もなく、全身全霊をかけて食いしばる。選択肢などない盲目的な容赦のなさに顎関節の…

夜長
2年前
13

手をつけなきゃいけないことに全く近づけずに気ばかり焦るので、脳内でイメージ映像化した『やらなきゃいけないこと時計』のネジを止めてやった。
季節の変わり目攻撃が強すぎて、やらなきゃいけないことがヒマラヤ山脈並に聳え立っている。こんな時は大人しく退散するが吉。スタコラサ~っ!

夜長
2年前
4

【日常】ここにないものが気になる木

なけなしの体力を振り絞り、アルフォートを買ってきた。 どうせ振り絞るなら他にもやりたいこ…

夜長
2年前
10

サムライマックの三段ver食べてみたかったし、さわやかのハンバーグは食べたくなって早幾年。とにかくドカンとハンバーグが食べたくて、冷凍してた挽肉のパックそのまま焼いて巨大ハンバーグにしてやった。満ちる…!!!

夜長
2年前
6

【日常】自己紹介のようなもの

今日は自己紹介も兼ねて、私の超大切な相棒の紹介をしたいと思います。 私は持病により一日を…

夜長
2年前
33

スーパーに行ったら、ヨーグルトの賞味期限が9月になっていて慄いた。
9月……、そう、もう9月がくるのね……(体感で、ついこないだ8月に突入したばかりのヒト)

夜長
2年前
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【詩】静謐と手をつなぐ

時限爆弾が爆発しそうだから海に行きたいのに、あふれた痛みの影が、冷たい地面に突き刺さって身動きが取れない深い夜。開けた冷蔵庫の沈んだ明るさに、なんだかちょっと、ちょっとだけ救われた気でいたのは仄かに照らされた黒い床板が、わたしを取り巻く世界に少しだけ似ていたからだと思う。 地平の彼方に向けて声の限りに叫んだなら、重たい海だって割れそうなこんな夜。縦が横になった毛布を直さない、こんな夜。

気持ちがモヤモヤしてごはん大盛り弁当を食べてやった。
完食後、明日はヘルパーさんがゴミ出ししてくれる日なことを思い出し、お弁当の蓋にデカデカと貼られた『ごはん大盛り』シールが見えないようにゴミ箱に押し込んだ。何となく。何となくで見栄を張る。
そんな余力があるなら大丈夫だな、うん。

夜長
2年前
4

【詩】病とは闘うよりも共存したい

夕焼けよりも朝焼けに一日の終わりを突きつけられる それは容赦なく始まる新たな今日 深い紫色…

夜長
2年前
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【日常】魔法使いにはなれないので、願います

 午前零時に近所のスーパー(ありがたいことに24時間営業である)に行ったら品出しの最中で、…

夜長
2年前
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【日常】元気がなさすぎて餅を買った話

税込み価格217円、ずっと気になっていた餅を買った 餅部分が塩風味だなんて好みすぎるし絶対お…

夜長
2年前
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【散文】閉じた部屋で風は止まない

水饅頭になっちゃった 笑いながら袖を捲られた腕を見て、なるほど、と納得してしまう 一日をベ…

夜長
2年前
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洗ったら化石みたいだった洗濯バサミ。

夜長
2年前
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【詩】ずっと持っている

貰い手のない愛情をポケットに押し込んでもっともらしく 空を見上げて「久しぶりの晴れ間ですね」なんて片手を挙げる 熱を出した夜ひとり作った氷の数だけ地図に記した 貰い手のない優しさの隠し場所 すき焼きはコンロの前で立ち食い、Lサイズのピザをシェアしない フォークダンスの輪から外れるわたしが透かし見る カーテン係に立候補しそこねた五時間目 黄色いカーテンにくるまってキスする通過儀礼をし損ねた 午後六時のまま、ひりひりと、佇んでいる