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公園のベンチ

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女性同士の関係性がつよめな文字置き場
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#詩

【詩】ここにだけ在る

【詩】ここにだけ在る

隣にいても同じ景色はもう見えない
それでもこびりつく未練が目を凝らさせた
惹かれ合いすれ違うドラマの中の恋人たちに重ねた過去がバラけてく
嵌まらないピースばかりが溢れて散らばる枠のなか、四隅に沈む名残が体のどこかと繋がり引き攣れた
最初に忘れるのは声だというけど鼓膜に沁みた囁きは生き続け
寄り添った体温が消え去ろうとも擦れた粘膜の熱さはさめやらない
私の体という枠の中でだけ存在するパズルを果たして

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【詩】声

【詩】声

のし掛かる夏を掻き分けて留守電を聞く
街を埋め尽くす熱波、ぶつかり合う蝉の声、拭えどもしたたる汗は耳に押し当てたスマートフォンをも不快で括る
短気に侵食さていく脳と四肢、三度目でようやく上がったボリュームに舌打つまでがワンセット
こんなにもあんまりな自分なのに
比べて伝わる音のやわらかみといったらない
しっとりと響く木琴みたい
当社比六割増しの短気をたちまち飼い慣らした声が言う
『ごめんだけど、遅

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【詩】邂逅

【詩】邂逅

敢えて脇道に逸れ、靴を放り裸足で草を踏んで駆け出したくなる夜
ラム酒を垂らしたバニラアイスをベランダでひと掬い

もったりと纏い付く七月の熱に晒され、つめたいかたまりは一秒と経たず舌を濡らして口内へ満ちた
上顎に舌を擦り付けるのは、そこがとても甘いから

するりとした粘膜の感触が不在を突きつけ、カップの隅に溜まった乳白色がアイスの存在を証明する

酸いも甘いも凝縮された日々は止める間もなく過去と成

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