よもぎ
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SNSを見て落ち込んだり、うらやましくなったり。 元彼のいまの彼女、私よりかわいいな。私といる時より楽しそうじゃんって思ったり。お誕生日こんな風に祝ってほしいな。いいねもっとつかないかなと思ったり。 とってもSNSに振り回されている私。夫は写真より、SNSより、いまこの時を楽しみたいタイプ。あんまり人の評価も気にしない。 時々人と比べて、夫にもっとこうしてほしいという思いから怒ってしまうこともあるけど、その度に、「なんだこの私の承認欲求は。。。」と気づくのである。 最近
我が家のごはん担当は主に私。(ちなみに夫が平日に休みの日や、私が激務や体調不良の日は代わりに夫が作る約束になっている) 最近はお昼休みにその日の夕飯の献立を夫にLINEで送ることにしている。 なんとなく始まった習慣だけど、夫に美味しいものが待っているよ〜とお知らせをして、モチベーションを上げてもらうのが目的だ。 なぜその習慣が始まったのかちょっとだけ書いておきたい。 夫と一緒に住み始めてから2、3ヶ月すると、夫はとても激務で疲労困憊状態になった。仕事辞めたいなとか、ネガテ
あまり雑誌は買わないけれど、 唯一時々買ったり、欠かさず美容院で読んだりするシリーズがある。 それが『& Premium』シリーズだ。 毎回テーマが異なり、数年後に出た似たようなテーマでも特集の組み方が異なるので、ピンときた回は買っている。 この雑誌の好きなところは、 雑誌を通じて、新たな知見を得られること。 特に言葉や本、映画の特集は次のステップへと誘ってくれるので、 この雑誌を通じて新しい作品との出会いがたくさんあった。 流行り廃りもなく、永久保存版の辞書のよう
季節の変わり目によくいくうつわやさんがある。 そのうつわやさんは店主さんが素敵だと思ったうつわを取り揃えていて、一点ものであることが多い。季節によっても並ぶものが違うので、毎回わくわくしながら扉を開けるのだ。 それだけでなく、ひとつひとつに店主さんの思いが込められていて、レジに持っていくと我が子のようにこのうつわの素敵なところを教えてくれるのだ。 今回は最近入荷したというかわいらしいお皿とあたたかみのある急須を買った。 我が家にさらにあたたかみが増えた気がする。
家の近くのスーパーでお買い物。駅にくっついているスーパーだからいろんな人がいる。 今日はレジのお兄さんの行動がとても素敵だったので、書いておこうと思う。 お兄さんはレジ待ちの列が長くなったのを見て閉めていたレジを開けてくれた。手が乾燥してレジ袋を取れなかった私を優しく待っていてくれた。 嬉しい気持ちでセルフレジお金を払っていると、次のお客さんがとても怒り始めた。確かタバコの銘柄を言ったけれど番号で言って欲しいとお願いされて怒り始めたのだ。お兄さんはそのお客さんの代わりに
家電は壊れるまで大切につかうことにしている。 今回も例外でなく、10年ほど使った冷蔵庫が壊れた。 壊れたと言っても、冷えなくなったわけではない。 ドアが閉まらなくなったのだ。 ひとり暮らし用の冷蔵庫だったので、夫と一緒に住み始めたタイミングで買い換えようかという話もあったが、エアコンがあまりにも高額で諦めたのだった。 全く問題なく使えていたにもかかわらず、引っ越してからしばらくするとドアが勝手に開くようになってしまった。しかたなくマスキングテープで止めて、開ける時は外す
「あなたにご縁がある国は、メキシコ、旧ユーゴスラビア、それからインド」 モンゴルのチベット僧侶に数年前に占ってもらった時にそう教えてもらった。その後、不思議とこの3カ国・地域にはご縁が生まれ、深く関わるようになる。 今日はその中でもインドの話を書こうと思う。 私がインドに足を踏み入れたのは、今年の初め。大学院の大切な友人が故郷インドで結婚式を挙げることとなり、招待してくれたのだ。 メルカリで綺麗な赤いサリーを購入し、それっぽいアクセサリーも購入して準備万端。当日は友人
やっと金木犀の香りが街にやってきた。 昔大学院の授業で、香りと記憶についてある先生が語っていた。 私にとって金木犀は、きゅっと胸を締め付けられるような恋の思い出の中に引き戻すスイッチ。 多分いろんなことがこの時期にあったからで、少しずつ気温が下がって、自分自身に焦点を当てるように無意識になっていたのかもしれない。 好きな人ができたと別れを告げられたり、付き合いたいと告白されたり、デートしたり、キュンとすることがあったり、喧嘩したり、疎遠になったり、一緒に住み始めたり。
会社の同期で仲の良い友人と定期的にちょっと手の込んだ美味しいものを作って食べる会をしている。 なぜ仲良くなったのかそのきっかけは覚えていないけれど、2人と過ごす時間が心地よくて、とても穏やかにそしてとても早く時間が過ぎていく。 これまで、スパイスカレーを作ってみたり、スペアリブの赤ワイン煮込みを作ったり、バケットをいろいろアレンジしたり。 2人と話していると、こうしたら美味しいんじゃないか、あれと合わせたら最高かもとどんどん夢がふくらむ。食に関してはとてもフットワークの
積読のメモを残しておこうと思います アガサ・クリスティ『愛の旋律』 塩野七生『生き方の演習ー若者たちへー』 遠藤周作『秋のカテドラル』 遠藤周作『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』
この本を初めて手に取ったのは小学5年生の時。 学校に来る教材屋さんが持ってきてくれたカタログにあったこの本がどうしても気になり、母にお願いして注文してもらった。 その頃の私は自分の生き方として海外との関わりに少しずつ興味を持ち始めていた時期だった。様々なバックグラウンドを持つ人たちとそのバックグラウンドを気にせずに協力したり、お話ししたりするのがこんなに楽しいんだともう少し大きくなってから実体験したが、先んじてそのことを教えてくれたのがこの本だ。 米原万里がチェコ・プラハ
どうしても読みたくて、留学先で買った日本語の本がある。それがまさに『マチネの終わりに』だ。 私自身もいつか海外で暮らし、働くんだろうなという思いと、昔地元のホールにクラシックギタリストがいらして、ピアノの先生と見に行ったなあと主人公のふたりについて思いを重ねながら読み進めていた。 この物語は、一度心に湧き出た欲望に従い、起こした小さな事件が、取り巻く人々の人生を揺り動かすスイッチになることを描いていると思う。 それが人として正しいかという正義論は置いておくとして、そのス
まだ大学生だったあの頃に映画館で見た映画。 確か当時付き合い始めたばかりの恋人と見に行った私には残酷なラストだった。 それから数年後社会人になり、インドに行く飛行機の中でこの映画を見た。 いつの間にかミアとセブの選択が、私にとっても選択肢のひとつになっていた。 ポップな色使い、夢を追う人たちの姿、ジャズ。 ハリウッドの映画の世界に浸り安心しきったところで、現実世界に戻される。 キャリアか恋か。 タイミングや様々な事情から、別れを選ぶこともあると思う。 一見この映画はこの
幼馴染や大学の同期、会社の同期、先輩、上司、恋人、家族。 様々な人たちがこれまで私のモヤモヤの相談相手になってくれた。 今日はその中でも、ちょっとはたから見ると不思議な関係かもしれない大切な相談相手について書きたいと思う。 ひーちゃんは、私の親戚で、年も確かひとまわり以上違う。むしろひーちゃんと両親の方が歳が近い。でも、ひーちゃんを前にすると、自分の心の底にある思いを、自然に話せてしまう。 自分の本音やモヤモヤをそんなひーちゃんに話すと、その解決策を適切に教えてくれるだ
私はさようならが苦手だ。 特に、「お互いこの世界に生き続けるけれど、もう2度と会わない約束をするさようなら」が苦手だ。 この類の別れは、一方が申し出ることで成立してしまうのが肝で、 なかなか受け入れることができない日々を私はついつい過ごしてしまう。 とても長い時間はかかったけれど、そこから脱却する方法をきちんと言語化できたので、そんな時のことをちょっとだけ、私のために、そして私と同じような道を辿っている方のために、役立つかわからないけれど、書き記しておきたい。 実は私は
この本の主人公である早川さんのように柔らかにたおやかにそして自由に軽やかに生きたい。 早川さんは、妻であり、母であり、翻訳家である。 お取り寄せが大好きでもある。 そんな早川さんとその家族の好きなところは、 毎年早川さんが一人旅に出かける時期があるところだ。 私も自分自身のアイデンティティや環境が変わっても、 一人旅に出かける時間は大切にしたい。 一人旅でなくても、行ったことのない国に行き続けたい。 きっとこれからやってくるであろう私の子どもも、早川さんの息子・太郎