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言葉あそびで綴る詩

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あいうえお作文の形式で、タイトルの頭文字を並べて綴る自由な詩です。楽しみながら創っています。
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#恋

紫陽花の涙

紫陽花の涙

あま音の心地よい調べ
ジントニックの水滴は涙のよう
さかみちに揺れる紫陽花たち
いし畳の蒼い光は湖面のよう
のぞむことはたったひとつ
なぜなの いつも届かない
みらいの時間は残り少なく
だれかを待つ夢は儚く
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向日葵の小径

向日葵の小径

ひ焼けした肌にまぶしい
まっ白なシャツ
わらいころげた向日葵の中
リズムとって ふたり歩けば
のを渡る風 心を揺らす
ことばにできない想いを紡ぎ
みらいなんて見えない今
ちいさな幸せ 宝箱にしまって
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春の暁

春の暁

はらはらと散る薄紅色の雨
るろうの旅はどこに向かうのか
のこされた気持ちをかかえたまま
あしたと今日がゆるやかにまじわる
かさねた唇は冷たさだけが残り
つかのまの幸せはひらひらと空を舞う
きせつも心もうつろう夜明けに
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映画みたいに

えを観ていたギャラリーで
いすに座るあなたを見つけた
がいこく映画のワンシーンみたい
みつめる瞳が時間を止める
ただなんとなく言葉をかわし
いつの日からか ふたり一緒に
にもつの重さは半分になった
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忘れよう

わたしじゃなくてもいいのなら
すきだけれど 離れてみよう
れん愛ごっこはもうやめる
よばないでね もう行かないから
うつくしい音色に 心が少し動きはじめた
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午後の窓辺

ごめんね もう会わない
ごめんね 本当に好きだったの
のこされたこの気持ちは
まつことに疲れたみたい
どこかにいる だれかと
べつべつの人生を
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まちがえないで

また間違いのメッセージ
ちがう人との待ち合わせ
がんばった言い訳届いたけれど
えに描いたような苦し紛れの理由
なんで離れられないのだろう
いい人はほかにもきっといるはず
でも憎めないから許してしまうダメなわたし
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夢で逢いたい

ゆうきがあったなら
めをふせずに言えただろう
であった頃から
あなただけを想っていますと
いつの時でも眼に浮かぶのは
たのしそうなその笑顔
いつまでもどうか夢よさめないで
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恋に落ちた日

ことばにできず
いっしゅんで落ちてゆく
にび色の雲は細くちぎれ
おちば揺らす風が流れた
ちかくにいるだけで
ただ胸は高鳴り
ひりひりと心震えたあの夜
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月がきれいですね

つきあえないことわかってる
きもちは近いと感じてるのに
がくせい時代に出逢いたかった
きゅうくつな大人になってしまったね
レコードが流れる時代なら
いまよりもきっと素直になれた
できない愛の告白は
すんだ夜空の月に投げかけて
ねむってしまおう 夜は長いから
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