#邦楽
AOTY アルバムオブザイヤー 2024
えー、今年も1年間お世話になりました。あっという間ですね。あっという間と感じることもあれば、あれからまだ1年しか経ってないの?と感じることも同じだけある。不思議なものです。
物事によって時間の距離感が違く感じる。ボヤけたりハッキリ見えたり、不思議なもので、時間の距離感というのは乱視のようだ。
今年も通称「AOTY」、アルバムオブザイヤーを決めていきたいわけだ。正直、上半期が終わった頃にもアルバ
【ライブレポート】Base Ball BearとGalileo Galileiが"懐古厨"に報せる青春と現在地点
Base Ball BearとGalileo Galileiが自分の10代、青春と呼ばれる日々を支えてくれたバンドであることは自分の周りの人はみんな知っている。「自他共に認める」というやつである。母からもこのライブが決まった時に「アンタのためのやつやん」と言われたわけで。
「青春と呼ばれる日々を支えてくれたバンド」という言い方は裏返すと「最近はちゃんと追えていない」という意味にもなってくる。そう
Official髭男dism 『日常』────大切なのは解決じゃなくて日々の"癒し"
Official髭男dismこと"ヒゲダン"が、国民的なバンドになって久しい。それはただ知名度がある、ということだけではない。いつでもヒゲダンの音楽は僕らの生活に、人々の日常に、安易な答えではなく答えのない現状の虚しさも一緒に歌にする。それはコロナ禍を経て変わってきたようにも感じる。
日本テレビ『news zero』のテーマ曲として作成された楽曲、"日常"は日々のニュースを紹介した後にその映像と
『最近聴いてる音楽の話』 #6月
6月が終わる。上半期が終わる。あっという間だ。あっという間なのは自分だけだろうか。きっと時間の流れる速度は人によって違う。子供の頃は時間が流れるスピードが今より遅かった気がする。気がする、というよりも遅かった、確実に。小学生の頃は15分休みでどうしてあんなに遊べたのだろう。今の15分なんて瞬きしたら終わってしまう。15分間何をしてたか?と聞かれても何かをしていたと答えられる自信なんてない。困ったも
もっとみる『最近聴いてる音楽の話』 - #4月
4月もあっという間に通り過ぎて、気が付けば5月。もう夏です。このスピードで季節が巡るとそろそろ自分の墓の準備をしなくてはいけないのではないかと心配になりますね。
どうしてお金にもならないし、何があると言うわけでもないのに毎月のようにnoteを書き続けてるのだろうと不意に立ち止まる時がある。何の意味があるのだろうと。
結局はこれが自己満足だったとしても、自己満足だと誰かに言われたとしても、続けた結
『最近聴いてる音楽の話』 - #3月
暖かい風、見上げれば桜だか梅だかのピンクの花が咲いてる。これは春だ。これは間違いなく3月だ。
今年はどうやら例年にも増して花粉が飛び交っているらしい話をよく聞く。僕はかつて中学生時代に「花粉症辛い」といっている友達がなぜか大人みたいでカッコよく見えて、花粉症になろうと思ってなった経験がある。当時好きだった女の子が花粉症で、それに共感したかったというのもある。そんなことでもいいから話せる共通の話題が
カネコアヤノ『タオルケットは穏やかな』────今を生きる僕や彼らの明日の歌
"いいんだよ 分からないまま"、カネコアヤノは高らかにそう歌う。
2023年、1月にリリースされたアルバム『タオルケットは穏やかな』に収録されたタイトル曲、"タオルケットは穏やかな"は僕らの現在地点をハッキリと映し出している。
歌い出しからカネコアヤノらしさに溢れている。"大人になる"と表現せずに"今の形になる"と歌にする、それはきっと大人になるということの概念や感覚が人それぞれ違うということ
音楽の話をしようよ#2 中村一義 『100s』────愛を信じてみようじゃないか
なんとなくぼんやりこれまでの人生を振り返ってみて、音楽が人生の支えになってくれた瞬間というのは割とある。支えてくれたというのか、自分が縋っていたというのか、正直分からないけど心が傾いた時に自分を食い止めるためにイヤホンをつけて耳に直接流し込むような行為をすることはあった。それはある意味でドラッグのような、暴飲暴食をする時の衝動と快感のような、そんな強い感情なのかもしれない。
中村一義の『100s』
BE:FIRST 『BE:1』──"最高が何なのか証明しよう"
BE:FIRST 『BE:1』2022/8/31 リリース
2022/8/29
全曲先行配信
https://befirst.lnk.to/BE1
ようやくリリースされたBE:FIRSTの1stアルバム『BE:1』。待ちに待った初めてのアルバムリリース。これはnoteに書いていくしかないという使命感が訪れた。正直なところこの日本においてボーイバンドやアイドルと呼ばれがちなグループの魅力を伝えよ