【よびし通信no.27】米粉で作る ぼんがらだんご
よびし通信no.27 令和5年6月号発行しました。
多賀のお母さんから学ぶ食の知恵と技
【ぼんがらだんご 多賀町大杉】
5月24日、米粉を使った「ぽんがらだんご」の作り方を教わった。「おばあちゃんが作ってやったやり方は、小麦粉やのうて米粉で作ってやったんよ。ぼんがらの葉っぱを採りに行くんは子どもの役目やってね。 米を川相(多賀町川相地区)に挽きに行って粉にするんが楽しみで。 米粉こねた生地は、一晩寝かせてて、出来上がるのが 待ち遠しかったんよ。 子どもの頃はおやつがなかったし、美味しいもんやった。」そんな思い出ばなしを聞きる。 子どもの頃の食体験は大切だなぁと感じた。
「生地を広げて、あんをのせて包む時ね、口はしっかり閉じてなかったわ。そうそう、あんこが少し見えてた。」と思い出しながら包む。蒸しあがった熱々の ぼんがらだんごは、素朴で豊かな時を味わえる。
【ぼんがら情報求む】
「サルトリイバラ」のことを、「ぼんがらがらたて・ がんたち・いばら」と町内だけでも色々な呼び方がある。「餅」だったり「団子」だったり、多賀町の「ぼ んがら餅」 文化は多様すぎる。 小麦粉の団子が多賀町のスタンダードだと思っていたが、今回、米粉の情報を初記録。 思い出の味を教えてください。
【米粉で作るぼんがらだんご】
材料12個分
米粉・・・120g
薄力粉・・・50g
砂糖・・・20g
約80度のお湯・・・100㏄(+20~30㏄調整用)
餡・・・240g (1個20g)
作り方
①ぼんがらの葉を洗う。お湯を沸かす。
②粉と砂糖を合わせてだまにな
③約80度のお湯を100㏄加え、しゃもじでカイカイする(掻く)。耳 たぶのかたさになるまで調整する。
④ぬれ布巾をかけて30分寝かせる(昔は一晩寝かせていた)。
⑤餡を丸める。 生地を12等分にする。
⑥生地を広げて餡を包み葉の上に置く。上から葉をかぶせる。
⑦蒸気の上がった蒸し器の中に並べて20~25分蒸す。
⑧蒸し上がったら木のまな板に取り蒸気をとばす。
ぼんがらの香りが団子にうつり、餡が透けて見た目にも美味しそうです。
熱いうちによばれてください。
ぼんがらだんごの取材風景はこちらから↓
たがのたべるをつなぐ
【鍋焼きうどん旋風】
3月18日から4月9日 まで開催された「シガタガゾウのアート展」。審査員の 先生や関係者で大ブームとなった「多賀町の食」がいくつかある。その一つが 「鍋焼きうどん」。きっかけは、アート展プロデューサーによる「多賀名物鍋焼きうどん発祥の地」の発見。
会議で来町のたび、鍋焼きうどんが食べられるお店すべてに足を運ばれている。そして、多々あるメニューすべてコンプリートされた審査員の先生も。さらに、 アート展に来場くださる県外のお客さんにも拡散活動され、アート展界隈で鍋焼きうどん旋風が巻き起こっ た。
今回のアート展応募総数は250点、そのなかで 130点、52%が町外からの応募。さらに滋賀県外からは89点、36%。 アート展のテーマ が、「アケボノゾウを自由に表現しよう」だったので、 下調べに多賀町に来てから作品制作。そして作品の搬入、展示の見学、搬出とあけぼのパーク多賀に遠方から何度も足を運んでくださった。
初めて来られる方が多く、あけぼのパーク多賀に来たついでに、さらに観光、食事にどこへ出かけるのか、迷われていた。
この時期に多賀町に来たらどこで何をしていて何がおすすめなのか、検索してもネット上での情報が不足していることを痛感。「町の自慢できる魅力、情報をもとめる人に届ける」課題を、「多賀町まちづくりネットワーク」のフェノロジーカレンダー作成で解決し ていきたいと計画中。
これからの予定
【うしミルクから滋賀県多賀町を発信サポート】
「シガタガゾウのアート展」プロデューサー神谷利男さんのユニット「kammy+OK!」さんの作品 「うしミルク」が、高取山ふれあい公園に今年度展示される。
体の半分が乳牛、もう半分が牛乳パックの「食べるを哲学するアート」。
ここから多賀町を発信すべく、農林水産省と一般社団法人Jミルクの「牛乳でスマイルプロジェクト」の活動として 「kammy+OK!」さんが 発案。
高取山ふれあい公園をロケ地に、牛乳や乳製品、多賀の食材を使用した、美味しく楽しい「# 牛乳でキャンプめし」をYOBISHIが全力サポートする。
Kammy+OK!さんのこと↓
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