読書メモ ウンベルト・エーコ
『薔薇の名前』以降『フーコーの振り子』等々ツボにはまる著作が揃っている、好きな作家の一人である。
私はウンベルト・エーコがこのような楽しい小説を書くのは、まるでトールキンが『指輪物語』を書いたような、心の底から湧き上がる愉しみを感じるのである。
没後既に2年たつが和田忠彦氏のNHK番組『100分de名著』でも紹介されたから、改めて興味を持つ人々も多いのではと喜んでいる所。
特にこの『薔薇の名前』は映画にもなったし、かなり有名だろう。主演のショーン・コネリーが、007シリーズのイメージを払拭したい頃の作品にもあたっていたのではないかしら。
物語はかなり仕掛けが多く、記号論に関心があると無視できないし、ボルヘス好きから、謎解きが好きな読者など幅広く魅了するおもしろさがたっぷりである。
意外にも小説については寡作の作家で、しかし一つの著作のボリュームがこのように大変多いのが特徴かも。
『女王ロアーナ、神秘の炎』は待ちに待った邦訳である。これが揃ってやっとウンベルト・エーコの小説を全部邦訳で読むことができたからだ。(訳者の和田忠彦先生有難うございます。横書きというのも気に入っています。)
以上走り書きなのだけど、とりあえず今のところはこんな風に備忘録として書いておくことにする。
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◆「ウンベルト・エーコの名言」
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