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墨田区を知る・演習科目リサーチレポート

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2020年度フェリス女学院大学国際交流学部基礎演習履修者による、演習成果です。 今期は、墨田区をリサーチして、コンテンツを作成しています。
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記事一覧

奇跡的な京島と商店街

はじめに墨田区というと、1945年の下町大空襲の被害を大きく受けた地域という印象を持つ人が多いだろう。この地域は住宅が多く人口が密集していたことや木造建築が多かったことなどから多くの犠牲者がうまれた。しかし、墨田区には奇跡的にこの空襲から免れた地域がある。それは京島エリアである。この空襲によって焼け野原となり商店街のにぎわいが無くなってしまったエリアも多いが、難を逃れた京島では昔から今も盛り上がりをみせている商店街がある。今回はそんな京島の商店街に関しての調査結果をまとめてい

鳩の街通り商店街

鳩の街通り商店街を選んだ理由まったく墨田の商店街を基礎演習の前は知らなかった。しかし、この鳩の街通り商店街の歴史や最近の様子を知ることで、墨田区に非常に興味を持ったのである。また、鳩の街通り商店街の店等をリサーチする中で、墨田区が素晴らしかった。また、墨田区はまだまだ奥深いようにも感じられた。 それゆえに、鳩の街通り商店街について取り上げたい。 鳩の街通り商店街都道6号線と曳舟駅近くにある商店街である。また、昭和3年に設立された寺島商栄会から90年近くの歴史もあり、現在約5

墨田区の工芸品について

私は、大学の授業で墨田区について学んだ。そして、その授業の課題として、墨田区についてのグループワークを行った。そこで、私たちのグループでは、墨田区の工芸品に注目することにした。 墨田区の工芸品を、 1.工芸品からの視点 2.工場からの視点 3.職人からの視点 の3つの視点から調べることにした。その中で、私は1.工芸品からの視点を調べることとなった。 まずは墨田区の伝統工芸品には何があるのかを見ていこうと思う。 硝子 江戸切子が有名である。 大正時代から運河の

ドアを開けると広がる『ちいさな硝子の本の博物館』の世界とは

今回はスカイツリーから徒歩10分にある『ちいさな硝子の本の博物館』について、製造業で有名な墨田区の背景と実際にフィールドワークして感じたものと共に深く掘り下げていきたいと思う。 『ちいさな硝子の本の博物館』と私 江戸時代より『ものづくりのまち』として栄え、今もなおその技術が受け継がれている製造工場が多くある墨田。そこには30を超える博物館があり、『金庫と鍵の博物館』『名刺と紙製品の博物館』『ブレーキの博物館』などコアなものも多く見受けられる。それらを知ったことをきっかけに、

墨田区立川・島田印刷紙工業株式会社

 東京都墨田区といえば、東京スカイツリーや墨田水族館、墨田川を思い浮かべる人が多いと思う。私もかつてはそうであった。今回大学で履修した基礎演習で墨田区についてリサーチを行い学びを深めた。墨田区はスカイツリーなどの観光だけに突出しているのではなく、大小さまざまな町工場が多くあることから、工業のまちという見方もできる。そのため墨田区は古くからものづくりのまちとしても知られている。  今回私は、墨田区の立川というエリアの中の製造業の一つである、島田印刷紙工業株式会社について詳しく

墨田区横川・株式会社ムラカミ スクリーン印刷

私は、大学の授業で墨田区について学んだ。そして、墨田区にある製造業についてリサーチを行った。それぞれに割り振られた地区の中からより印象に残った企業を詳しく調べるという課題において、私は横川という地域をリサーチすることになった。 私は、墨田区といえばスカイツリーのイメージしかなく、それ以外は下町っぽいところという印象だった。なので、墨田区内の地名はほぼ知らず、今回リサーチした横川は全く知らない土地であった。そんな横川は、墨田区の中央付近に存在する。 横川には、合計31の製造

墨田区は縁の下の力持ち?

いきなりですが、みなさんは墨田区と聞いて何を思い浮かべますか? 私はというと、都内在住でないので原宿や渋谷などの人気のお買い物・観光スポットはピンときますが、墨田区はスカイツリーくらいしか思い浮かぶものがありませんでした。 すみません、、墨田区在住の方、、、。 そんな墨田区の特徴について全く知らなかった私ですが、大学の授業で墨田区の製造業について学ぶ機会がありました。そこで!今回、私が気になった墨田区の企業を一つ選んで紹介したいと思います! ものづくりのまち墨田区墨田

縁もゆかりもない錦糸町商店街に突っ込む

なぜ錦糸町商店街?横浜で生まれてはないが、物心つく前には横浜で生きていた浜っ子が、なぜ錦糸町商店街について深掘りしようとしているのか。 大学で墨田区の製造業について勉強している。グループで話し合うとでた考えが、「墨田区の商店街を通して町工場で働く人々の生活を垣間見る」ということだ。 錦糸町といえば「繁華街」というイメージしかない。しかし、町工場が多い墨田区錦糸町に、今はやりの繁華街というイメージだけを持つのはやめたい。深掘りすれば、昔ながらから根付く人情厚い人々の生活につ

愉快な動物たちが蟻の街・墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみた

こんにちは、パンダです! 今回、演習科目で「墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみよう」というグループワークが出たので、私たちは”動物になって「蟻の街のマリア」から墨田区をブランディング”してみることにしました。 ツッコミどころが多すぎて申し訳ないのですが、ひとまず「蟻の街のマリア」について簡単に説明させてください。 蟻の街のマリアというのは、1958年に制作された映画で、設定はザックリとこんな感じ。 蟻の街 →現在の隅田公園(の一角) マリア →北原怜子がモ

墨田区で優れたはさみ 「石宏製作所」

はじめに自分は今回調査を行った墨田、ましてや墨田区になんて行ったことがなかった。それゆえに、墨田という地域がどこにあり、そこに何があるかを全く知らなかった。ましてや町工場が実際どんな環境にあるかや町工場でどのような人が働いているかなんて考えたことがなかった。 調査してからは、細い路地や住宅街の一角にこじんまりとした町工場が多かった印象がある。また、ストリートビューでも出会えない町工場や町工場に見えない町工場もあった。しかし、この墨田にはそのような町工場が多いからこそ、この日

押上にはスカイツリーしかないのか

 2012年に東京スカイツリーが開業して以来、注目が高まってきている墨田区の押上地域。近年は、観光業に関心が集まっているが、かつては製造業が押上地域においても重要な役割を担ってきた。今回は押上地域における製造業の特徴と気になった企業、そしてこれから押上地域が目指すべき姿について述べていきたい。 押上地域における製造業の特徴  上記の墨田区のサイトを参考に製造業の特徴をこれから分析していきたい。まず、製造業の企業数とその業種に着目した。表の上段が墨田区全域、下段が押上地域の

たばこと塩の博物館

   この記事を共同で書いているネッコとteruminは、「たばこと塩の博物館」について掘り下げていく。  ネッコにとって、博物館といえば、化石や鉄道、地域の歴史を表す場所というイメージがあった。そのため、「たばこと塩の博物館」という博物館はなんだか新鮮な気がした。  「たばこと塩の博物館」は一体どのような施設であるのかということももちろんだが、墨田区とどういった関係があるのかということを二人の筆者で述べていきたい。 「たばこと塩の博物館」についてまず歴史や展示してあるもの

伝統工芸品を現代に 岩澤硝子

東京スカイツリータウン・ソラマチの5階に墨田区の産業、文化、歴史などを紹介し、実際に商品を購入することができる「産業観光プラザ すみだまち処」をご存じだろうか。先日実際に訪れた際に見つけた硝子のスマホスタンドに惹かれて今回このスマホスタンドの製造元である岩澤硝子株式会社を調べてみようと思う。 墨田区立花にある「岩澤硝子株式会社」 はじめに、江戸川区に隣接している立花にある「岩澤硝子株式会社」について紹介したいと思う。 岩澤硝子は、大正6年より江東区猿江裏町にてガラス製造

昌栄工業から学ぶ

墨田区と私大学の授業で墨田区について調べることになったのだが、正直「墨田区といえば東京スカイツリー」そんなイメージしかなかった。ちなみに私は高所恐怖症であるため東京スカイツリーに登ってみたことはない。歩道橋ですら歩くことが怖い私が、スカイツリーなんて登ったら腰を抜かして動けなくなるだろう。 町工場がたくさん実は墨田区には多くの町工場がある。その町工場も隠れ屋のように密かに存在しているような場所も多くある。秘密基地のような場所も。実際に墨田区を歩いてみて「ここが町工場?」と思